ハミングは地味ですが、舞台の照明のように、曲を盛り上げてくれたり、テーマを支えたりする
重要なパートになります。
「口を閉じ、声を鼻に抜いて旋律を歌うこと」となっています。
参考出展 http://www.weblio.jp/content/%E3%83%8F%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0
音楽辞典 http://alborada12.web.fc2.com/gojyuonyougo_ha.html
「あ」「う」「お」などの他に、
「wa」「hm」「u」「m」などと表記されていることもあります。
日本語の曲の中に「「wa」「hm」とある時は、日本語よりも深いハミングでというように解釈できます。
日本語は、発声が浅くなりがちです。
歌うときは、日本語の曲の時はとくに、強弱をつけたり、発声を深くしたり、「わ」のときは、「(u)wa」にしたりして、メリハリをつけることがあります。
ハミングが効果的に入っている曲は、ハミングが入ると一段と曲が生きてくることがあります。
忘れられないハミングがあります。
武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」
S・ラフマニノフの「晩祷」の作品には随所にちりばめられていて、ハミング効果が大です。
声を鼻にぬいて歌うのがハミングの歌い方となっています。
日本語の時は、鼻に抜くのが忘れられがちになっている気がします。
鼻に抜いて響かせ、声を落とし気味で添えていくと、さらに効果がアップします。
気の抜いたハミングは、気が抜けて聞こえてしまいます。
浅いハミングも、単なる添え物になってしまいます。
不必要な旋律、不要なパートは、ありません。
皆で支えあって、創っていってください。