「連鉤」が、連続している曲の場合は、スラーで、つながっていることがあります。
「連鉤」が4小節以上並んでいる場合、1,2,3,4・・・・・と数えていると、大変ですし、数え違いや途中で
わからなくなったりする、危険があります。
言葉がついていればまだしも、一つの母音などで伸ばしているような場合は、慣れるまで4個の音符をひと塊にし、流れの形で捉えて
いくと、見失わずにすみます。
別の言葉でほかのパートが演奏している場合は、頼りにする方法もあります。
「連鉤」は、ひとつ一つをただ、並べていくと、遅れたり、だらだらと演奏しているように、聞こえることがあります。
そうならないようにたいてい「スラー」がついています。
スラーの初めから最後までが一かたまりのつもり(下図の赤枠部分)で演奏しましょう。
フーガになっている場合は、出だし、受け渡し、引き継ぎにも神経を使います。
合唱は、一人で演奏できても、合唱としては不完全です。
遅れやすかったり、フライングになったり、ばらばらに聞こえても合唱とはいえません。
速度、温度、感度が合わないとばらついているように聞こえます。
「自分のパートばかりに目を向けるのではなく、他のパートにも関心を持って」と某指導者が仰ってました。
図1
J・S Bach 「Singet dem Herrn ein neues Lied BWV 225」