日本語の「ん」は、ローマ字にすると、「n」となります。
しんじゅく → shinjuku
かんだ → kanda
こうした言葉は、口を閉じない発音です。
外国語の「m」は口を閉じて発音します。
「Tvoim」
「Requiem」
なので「m」を発音するときは、きちんと口を閉じて発音する必要があります。
言葉の終わりをはっきり発音しない日本語のように発音しやすいので、注意が必要になります。
けれども、ハミングと同じように、口の中を開いて、「m」を発音します。
口の中まで閉じてしまうと、つぶれた音になって、響かなくなります。
「鼻に抜く」と表現する指導者もいます。
鼻から出すように、響かせましょう。
「むㇺー」にならないように、音を解放してください。
飲み込む発音をする人が時折いるようです。
歌うときは、前に出すことを心がけてください。
お客様はたいてい、10m以上離れています。
本番の会場が800人以上ならば特に、後ろのお客様に届ける気持ちで、出すようにしましょう。