ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

音取りの範囲

2014-01-11 09:53:31 | 合唱

「楽譜を見て、音が頭のなかに流れてきます」

と言う人って、多いのでしょうか。

 

作曲者や、指揮者は、音が聞こえると聞いたことがあります。

音符をみて、音が聞こえてくるという場合は、必要ないかもしれません。

 

そうでない場合は、音取りの音源が必要です。

人数の多い合唱団は、たいてい、音取りの音源を作れる人が一人二人はいるものです。

以前、所属していた合唱団では、パートリーダーが、自分の仕事の合間に、こつこつと作ってくれていました。

なので、すべての音取り音源が出来上がったのが、本番一か月前ということも、ありました。

 

早く手にしたいとの思いから、自分で作ることを考えて音楽ソフトを購入しました。

初めは、ネットでフリーの楽譜作成ソフトがあって、まずは、フリーソフトで、音源を作り始めました。

音符を一つひとつ、記号を一か所ずつ、手探りで細々と作業しました。

 

結構、色々なソフトがあることを知りました。

楽譜から呼び込めるといううたい文句につられて一ユーザー向けの河合楽器社のスコアメーカーを購入しました。

 

今は、2代目のスコアメーカーFx6 ライトを使っています。

音取り音源は、全パートを最初に作成し、パートごとに音量を調整したものをエンコードしています。

自分好みで作れるのが自前の良い点です。

 

某合唱団が作ってくれたものは、抜粋になっていました。

前奏、他パートの演奏部分、後奏は省略されていたのです。

自パートの音だけ取るのであれば、充分といえるかもしれませんが、合唱ですから、ソリストの曲以外は、すべて

入って欲しいと思います。

 

新曲の練習をするときに、パートごとに練習する場合があります。

通常、音取りも自パート部分だけをさらうのが普通かもしれません。

自パートをさらっただけでは、アンサンブル練習になったときアンサンブルにならないことが起きます。

以前の合唱団の練習で時折、起こったことです。

自パートの練習だけ終えて、アンサンブル練習になったら、出だしがわからなくなって、沈黙してしまったのです。

 

前奏もしらずにアンサンブルの練習にのぞむと、やはり、出だしがわからなくて出られないことになります。

パート練習は、自パートの音をしっかり把握すること、そして、合唱においては、どういう組み立てのなかにいるのかなども

必要なことになります。

 

経験者がいると、その所を理解していることが多いので、すんなりできることにつながることがあります。

初めての曲、初めての練習であったならば、パートリーダーは、把握しておくことをお奨めします。

 

パートリーダー以外の一団員さんは、できれば、楽譜を一度くらいは、目を通されておくことがお奨めです。