楽譜にある歌詞は、音符のために表記されているため、一語がどこまでか、わかりにくいことがあります。
日本語の時もひらがなになっているので、文字を読んでいくと意味を違えてしまうこともあります。
暗譜するときには、小さい手帳に歌詞をうつすことがあります。
しかし、歌詞を理解するときや、流れを見るときには、楽譜を見てわかるという人以外は、歌詞を抜き書きすると、効果的です。
図のなかで( )で囲まれたところは、他のパートが歌っているところです。
「クレッシェンド・デクレッシェンド」や「p・ppp」「フェルマータ」なども記載しておくと、なお丁寧な歌詞帳になります。
外国語で意味がわからないというときは、歌詞のすぐ下に書き添えるとか、意味のページを作る方法もあります。
歌詞は、できれば、一言一言自書するほうが覚えやすいし、視覚で覚えることができます。
歌詞を覚えられないという人は、一度お試しください。
図1
S・ラフマニノフ 「晩祷」ALL NIGHT VIGIL Op.37 より