「マイ楽譜」
通常、楽譜は、出版社から発行されたものを団員全員が購入して使うことになります。
当然表紙は、皆同じ。
自分のも他人のも、はじめのうちは、見分けがつきません。
練習が開始されると、楽譜を購入し手元に、おいて、練習に臨みます。
初回は、仕方がありませんので、皆同じ楽譜で練習していきます。
ですが、時間が経って、何曲も書いてある楽譜を最初のページから、ページを重ねていくことは
あまりありません。
1番は、楽譜の2ページから、次に、6番を楽譜の43ページからということもあります。
本番も、1番と8番と23番などということも出てきます。
そういう場合は、練習の時から、ぱっと一番を出す。次は8番をぱっと出せるように自分用の楽譜に
手を加えていくことをお勧めします。
自分にとって、やりやすい、めくりやすい、さっと練習曲が出せる。
そういうことを目安に、手段を考えてみてください。
一番、必要なのは、何番の曲がどこにあるか、ということです。
今は色々あるので、お好みの付箋で楽しむことができます。
画像では、付箋として、昔ながらの「インデックス」を天に貼っています。
曲のタイトルも書きこんでおくと、探すのが容易になります。
人によっては「小口」に貼っている人もいますが、横に張り出してしまいお客様から見えてしまう
こと、楽譜のサイズが大きくなってしまうことから、前者の方法を利用しています。
楽譜の外側に薄い膜上のものがお分かりでしょうか。
楽譜にカバーをかけています。
半年とか一年とか、楽譜を開いたり閉じたりしていると、劣化してきて楽譜がよれよれになってきます。
最近では、短時間の練習が多くなったので必要がないかもしれませんが、本番で楽譜カバーをせずに、楽譜の表紙の図をそのまま使うことが増えてきていますし、よれよれ楽譜は、一寸いただけない気がするので、あえて、自前のカバーで保護しています。
一冊の楽譜の場合について、述べてきました。
楽譜が1冊でないこともあります。
2冊とか3冊になる場合、4冊なんてことも出てきます。
そういう時は可能であれば一つにまとめます。
無理なら二つくらいにまとめます。
インデックスを付ける意味と同じことから、他の曲に練習が変わるときにも素早く楽譜を開くための
工夫として、行っています。
1冊の練習をしていて、2冊目に、3冊目にというときに、一冊づつ、バラバラではぱっと開くことができません。
一日の練習は、たいてい2時間。発声練習、連絡事項、休憩が入るので実質、90分くらいになります。
だらだらとならないように、効率よい練習ともなるように、一人ひとりが工夫して、有意義な90分にいたしましょう。
ひとりの行動が、団全体にも影響します。
ロス時間は、ちりも積もれば、です。
プロの指導者は、1時間1万円だとしたら、1分166,6円。
5曲練習したとして、ロス時間は、およそ、5曲の前後で4分、間で8分合計12分にもなります。
12分あったら、もう2,3曲の練習ができます。そして謝礼金の1999,2円 およそ2,000円分は無駄になっているということになります。
ロス時間は金銭面ばかりでなく、集中度や、疲労にも関係してきます。
息抜きしながらは必要ですが、無駄なロスは、なるべくカットしたいものです。