ドコモが10月から解約金を廃止 旧プランの「解約金留保」も廃止に
2021/09/21 15:54
(ITmedia Mobile)
NTTドコモが、定期契約の料金プランを解約する際に発生する解約金を、2021年10月1日から撤廃する。
ドコモでは、2019年9月30日までの料金プランでは、2年契約で1万450円(税込み、以下同)、1年契約で3300円、2019年10月1日以降の料金プランでは2年契約で1100円の解約金を設定している。2021年10月1日以降は、これらの解約金は廃止する。
さらにドコモでは、2019年9月30日までの旧料金プランから、2019年10月1日以降の新料金プランに移行した際、旧料金プランの解約金が留保される。これにより、解約金なしの新プランに移行したとしても、2年契約が満了するまで更新月以外にドコモを解約すると、旧プランの解約金が発生する。また、2019年10月1日以降の新料金プランで、定期契約なしのプランに移行しても、同様に解約金が留保される。2021年10月1日以降は解約金の留保も廃止し、解約金なしのプランに移行した時点で解約金は発生しなくなる。
これに伴い、現在提供している2年定期契約プランは、2021年9月30日に新規受付を終了する。対象となるのは、「5Gギガホ プレミア 法人定期」「ギガホ プレミア 2年定期」「5Gギガライト 法人定期」「ギガライト2 2年定期」「ケータイプラン2 2年定期」「はじめてスマホプラン(5G) 法人定期」「はじめてスマホプラン(Xi) 2年定期」。
個人契約の場合、dカードまたはdカード GOLDで毎月の利用料金を支払うことで、これまで通り月額187円を割り引く。法人契約の場合、「ドコモビジネスメンバーズ」に加入することで、毎月ご利用料金から187円を割り引く「ビジネスメンバーズ割」を10月1日から提供する。
また、「カケホーダイプラン」「カケホーダイライトプラン」「シンプルプラン」「データプラン」の「ずっとドコモ割コース」にて、2年定期更新をするたびにdポイント(3000ポイント)をプレゼントする「更新ありがとうポイント」の提供を、2021年10月1日に終了する。
解約金や解約金留保について、総務省が開催している「競争ルールの検証に関するワーキンググループ」にて、ドコモがキャリア間の乗り換えを促進すべく、2021年秋をめどに廃止する意向を表明していた。