「先日の練習で、巻き舌のできる人は?」と指導者からの突然の質問がありました。
某、パートさん。10人くらいいましたが、一人も手があがりませんでした。
以前、某、パートに、「巻き舌のできない人は?」と問われた時は、2,3人が手をあげたようでした。
こちらは、20人くらいでしたが、質問の仕方で回答が変わるのか、たまたま、そういう人が集まっていたのかは、わかりません。
さて、日本人は、あまり巻き舌ができない言われています。
巻き舌の本場と言われる国の人にも最近は、巻き舌のできない人が増えていると何年
か前に聞いたことがあります。
しかしながら、巻き舌で歌うと、なんとなく、上手に聞こえるような気がします。
最近では現代ドイツ語とか言って、巻かないことも増えてきましたが、巻き舌があると
締まった感じになります。
そこで、巻き舌苦手さん。あるいは巻き舌はできない。と仰る歌の好きな楽友さんへ。
ヒントをお教えします。
巻き舌は舌の筋肉が硬さにあると聞きました。
つまり軟らかくすれば言えるようになるはずなのです。
以前、某合唱団でドイツ語の歌を練習しました。
言葉のなかで「trots」というのがあり、「r」は巻いてと言われ、「ト(ロ)ッ
ツ」で少しずつ巻けるようになりました。
*「ロ」の前に小さな「ル」を入れる感じです。
「r」がつく言葉は巻く。ということなので、ら・り・る・れ・ろに当たる言葉が対象になります。
なので、巻く感覚を覚えるには、巻きやすい言葉から練習するのが早いように思います。
電話のリーン、とかルール―などで始めらてみてはいかがでしょう。
一回巻けるようになったら、長く巻く練習に入ります。
どれか一つができるようになったら他の言葉にも広げていきましょう。
早い人で1週間でできたという団員がいましたが、たいていは、2,3か月くらいかか
るかもしれません。
そして、巻けるようになったら、初めの頃は一日一回は巻く練習を繰り返しましょう。
*使っていないと舌の筋肉が硬くなってしまうようです。時折、思い出しては、さらってください。