本日から始まる高校野球のことではない。真夏の花の代表はなんといっても向日葵(ひまわり)だ。勢力が大きく、足取りの遅い台風が西日本にあるおかげで、このところ空が不安定である。梅雨明け宣言を聞いてからカラッと晴れた日は一日もないように思う。
そうこうするうちに立秋を迎えた。蝉の声が少しやわらかになったぐらいで秋の気配は一向に感じない。けれど真夏のカッと照りつける太陽にマッチするのは何と言っても向日葵である。その花の世界、植物の世界は確実に季節の移ろいを見せる。
近くの自由農園の横にある向日葵畑は観賞用である。此処に入るとまだ盛夏の気分満載である。よく見るとすこし勢いをなくしてきてはいるが、相変わらず元気がいい。向日葵は太陽を追って一日中頭を動かすように思われているがそんなことはない。その動きは花が咲く前のことで、成長してからはほぼ東向きで固定される。花は皆同じ方向を向いているのでそう誤解されたのだろう。まるで安倍一強時代の高級官僚のようだ。
隣町の富士見町の花に選ばれているし、その隣の山梨県北杜市も市の花に向日葵を選んでいる。3歳の頃のかすかな記憶であるが、満州にいた頃ひまわりの種をおやつとして噛っていたようなきがする。