

傾いている地層

休憩地点で


幹でも炭酸同化作用をする樹々
南米旅行も終盤に近づいてきた。本日はサルタから南のカファジャテ渓谷方面の観光だ。朝7:30まだ薄暗い中出発。まだ街は眠っている。車は少ない。
やがて道から見える赤茶けた山や丘は、傾いた地層がくっきりとしている。この辺りは峰の上の方は湿度があるが谷の方は少ない。そこで下のほうの木は幹でも炭酸同化作用をするようになった。珍しく幹まで緑色の木が道脇に生えている。
「悪魔の喉元」と呼ばれる地点に到着。奇妙な褶曲した岩がくぼんでいる。イグアスの滝では悪魔の喉笛と言われる滝があったが、ここらの人々は悪魔に畏敬の念を抱いているのだろうか。
続いては「円形広場」と言われる切り立った崖に囲まれた地点。自然の造形の不思議さの極みだ。切り立った崖に囲まれた地点は昔滝が落ちていた跡のようだ。三方が岩に囲まれ、歌を歌うと声が反響するところから劇場と呼ばれたのだろう。
前の場所でもそうだったが、この観光地点に来る人を目当てに、物を並べて売る人がいる。楽器を奏でCDを売る人もいる。彼は数ヶ月前遼馬君が買ったのを覚えていて何やら話しかけていた。反対側の稜線にある岩がイグアナの形にそっくりだ。

悪魔の喉元



円形劇場

イグアナと呼ばれる岩

音楽を奏でたり、土産物を売る人達
傾いた地層の地帯を抜け、少し峠を登って見晴らしの良い地帯に差し掛かる。白い十字架が土の上に差してあるところが、昔旅をしていた三人のキリスト教徒が一休みしたところだ、という伝説の地点だ。道脇に車を止め、50m程登ると広々とした河原が開ける。左手はゴツゴツとした崖。
天気がよく、雲もかかってないので見通しは良い。yが手水が流れる川端を通り、岩の塊の下を通ったりしてカルジャフの町に入っていった。

三つの十字架の丘からのカワジャテ渓谷

赤茶けた崖



沿道の景色(1)



沿道の景色(2)
街に入ってきたなと感じるのは、建物がある前に畑が柵で、区切られていたり、農機具小屋が点在するようになってきてである。山岳地帯を抜けて平原に入り、やがて耕作地に差し掛かると街に近づいてきたと実感する。



街が近づく