気まぐれ日記

カメラを持って、花を主とした写真を撮っています

浜離宮恩賜庭園での「諏訪流放鷹術」

2013年01月03日 | 年中行事

初夢は1富士二鷹三茄子と言われていますが、2番目に中る「鷹」による放鷹術の公開が、毎年1月2日と3日の午前午後一度ずつ、あわせて4回が浜離宮恩賜庭園で行われています。

二日目に中る今日午前に、浜離宮へこの「放鷹術実演」を拝見しに行ってきました。自宅を出る頃はかなり雲が有り、ちょっと心配だったのですが、会場に着く頃にはすっかり雲は無くなり、全くの日本晴れとなっていました。とは言え、気温はかなり低く、その上風もかなりあったので、椅子席に座ってはいましたが、実演の始まる11時までの1時間近くは、かなり寒い思いをしました。

実演が始まる前に、主催者側から次のような説明がありました。「12月26日に、マスコミへのリハーサルを兼ねた放鷹練習最中に、近くの電通ビル屋上から放たれた「隼」が、天然の隼や、多くのカラスの群れに追い回されたため、行方不明となってしまったので、今年の「隼の急降下」は中止とさせて頂きます。」

始めに、鷹匠たちにつれられた鷹たちが、会場内を回ります。これは、鷹たちに周辺の景色になれさせるためと言うことで、「輪回し」と言うそうです。鷹と言っても、実際は「ハヤブサ、オオタカ、チョウゲンボウ、ハリスホーク、ベンガルワシミミズク」等色んな種類の鳥たちが使われているのだそうです。

実演の中には、会場の見物人から希望者を募って、鷹匠の経験をさせてくれます。今日は外国人も交えた4名の方が体験されていました。特に外国の方にとっては、日本の放鷹術への理解の一助となったのでは無いでしょうか。

実演を終えて、鷹が見物人のそばまで鷹匠につれられてやってきました。鷹匠は、見物人の質問にも丁寧に答えていらっしゃいました。以下に写っているのは、生後8ヶ月の「大鷹」だそうです。8ヶ月とは言え、既に鋭い眼光で、周囲を睥睨していました。

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