芝増上寺の梵鐘

もう東京のさくらも殆ど葉桜となってしまいました。

十日あまり前の４月１日に、芝増上寺へ行ってきました。毎年この時期には、この近くの病院で定期検診をうけていて、その帰りに花見をかねて増上寺へ出かけます。

江戸時代には、海岸は今よりこの増上寺にずっと近くにありました。そのせいもあったのでしょうが、この増上寺の鐘の音は、東京湾対岸の房州は今の千葉近辺でも聞くことが出来たそうです。

いつ頃からかは存じませんが、鐘をつくことも年に何度もなくなったせいもあるのでしょうが、今ではとても３０ｋｍ以上も離れた千葉では、この増上寺の鐘の音は、聞くことは出来ないないようです。なんかどうでもいいようなことに感傷的になってしまったようです。

春爛漫

絶好の好天、しかもウイークデー、毎日が日曜の身にとって、こんな日は、出かけるほかありません。５月はじめの東京スリーデーマーチで何度か訪れたことのある、小金井市の小金井公園へさくら見物に出かけてきました。

絶好の好天気とは言いながら、こんなに風の強い日も、滅多にないことです。瞬間最大で、２０ｍ以上は間違いなく吹いていました。気温もぐんぐん上昇し、白雲が少し浮かび、しかも前夜来の雨天のため空気も澄み、本当にさわやかな春の一日でした。

母親に連れられた子供達、私と同じくらいの、カメラを携えた写真撮影のお年寄り達が散策しています。本当に美しいさくらです。強風に吹き飛ばされるさくら吹雪は、実に日本的な春の原風景ではないでしょうか。