昨年と大違いで、今年の冬はやはり寒かったようで、先日の桜開花予想も例年並みとか。沈丁花も、この冬はまだあまりいい香りを堪能できる状況にはなっていないようです。ようやく開き始めた沈丁花です。花一杯の、春が早く来ますように。
私の住んでいる団地にも、あまり多くはないのですが、いくつかの花が植えられています。最近ようやく梅が満開となりました。でも、今年はやはり気温が低めだったせいか、昨年に比べて一週間くらい開花が遅れているようです。
でも、今日ごらんいただくのは梅ではなく、椿です。藪椿などでは花弁が堅そうに見えます。でも、この椿の花弁は、見るからにかなり柔らかそうで、しかも花の直径は１５ｃｍくらいある、かなり大型の椿です。正式には、何という種類の椿か、私にはよくわかり、ません。
いつも見るみつまたは、花があまりにも沢山つきすぎているせいなのか、もっと小振りです。でも、この花は直径５ｃｍ位は十分ありそうな、大きなものです。みつまたは、沈丁花科の花だということですが、それほどにおいが強いとは思えません。沈丁花も、そろそろ咲き出しているようです。昨年と違い、今年の春の歩みはちょっとゆっくり目なのでしょうか。
今日３月３日は、桃の節句ですが、若い女性のいない我が家では関係ありませんので、春の暖かさにつられて、向島百花園へ行ってきました。といえば聞こえはいいのですが、本当は長命寺の桜餅をこのシーズン初めて味わってみたかった、というのが本音です。
でも、今日は予約のみで、いつもだと店頭では味わえるのですが、こちらも今日は断られてしまいました。桜もまだなので、桜餅にも待ったがかかったとあきらめるほかなさそうです。また近いうちに味わいに行ってこなくては。
それはともかく、百花園では、梅はほぼ満開状態でしたが、予想通りとはいえ、それ以外の花はあまり見ることはできませんでした。そんな中で見かけた一つが「しなまんさく」です。前年の枯れ葉がまだたくさん残っている状態で咲く、ちょっと変わった花だそうです。
今日の百花園では、ふきのとうを沢山見ることができました。天ぷらにするとおいしいので、摘んで帰りたかったところです。でも、そんなわけにはいきません、残念ですが、見るだけです。そのためでしょうが、いささか薹（とう）のたったふきの薹です。
