韓国で文政権が建設を中断していた原発新設工事の建設を再開せざるを得ない状態となり、また一歩公約が後退した。
先には、北と中国に媚びを売るために凍結したTHAADの配備は、北のミサイル発射によって無視された結果、増強すら考慮せざるを得えない結果を招くとともに中国の反発を招いている。この様相は、日・露・清の間で右顧左眄を繰り返した挙句に国を失った李王朝末期の様相に酷似しており、朝令暮改・面従腹背は朝鮮族の特質かとも思える。原発に話を戻せば、今回の韓国の建設再開は、限りある化石燃料の延命、代替エネルギー確保、国民生活への負担増・・・を考えれば軽々に原発0を選択できない現実を証明したかに思える。原発反対の先進国ドイツでは、原発反対で党勢を増した緑の党が支持を失いつつある現状もある。飛行機は墜落し・自動車は衝突する危険性を常に持っているが、もはや現代の交通手段としては欠かせぬものとなっている。
便利さを追求すれば、反比例的に安全が虫食まれる現代社会の定理的構図と折り合って生活しなければならないのだろう。宗教裁判で天動説を否定せざるを得なかったガリレオは、こっそり《それでも地球は回っている》と呟いたとされている。
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