中国コロナの新たな変異株が南アで見つかり、Ο(オミクロン)株と呼称されると聞いた。
オミクロン株は、感染力が強く空気感染する疑いもあり、加えて感染者の殆どがブレイクスルー感染とされていることから、現在のワクチンを突破する危険性が懸念される等、インド由来のδ(デルタ)株を凌ぐ強敵と観られている。
政府は直ちに、全世界からの入国を禁止する水際対策を発動したが、既に18か国での感染例が報告されていることと潜伏期間を併せ考えれば日本での発症も時間の問題に思える。
WHOの変異株命名基準では、今回の変異株はΝ(ニュー)であるが、Nと次のΞ(クサイ)を飛ばしてOとしたことについてWHOは、ニューは英語のnewと紛らわしく、クサイは「一般的な姓である」と説明している。そういえば「クサイ」はアフリカのマラソン選手にもいたので有り得べき判断かとも思ったが、海外メディアはクサイの英語表記「XI」が習近平氏の「習(シー)」読みに通じるためと深読み?している。
熊のプーさんまで習近平氏を連想させるとして禁止したお国柄で、かつ習主席を毛沢東・鄧小平に並ぶ歴史的神格化に邁進している現状を考えれば、自国発のコロナの最強変異株を「習株」と呼ばれる皮肉は我慢できない物であり何らかの働きかけをしたと観るのが正解かとも思う。
熊のプーさんと云えば、NBLのスター選手が女子プロテニス選手の彭帥氏の救済と北京五輪ボイコットを訴えて、プーさんをデザインしたシューズを履いているそうである。選手団の派遣を含む完全ボイコットする国は無いものの、既に政府関係者を派遣しない外交的ボイコットは米英加豪の4ヶ国が表明している。日本も政府関係者の派遣について検討中としていることに対して、中国は「東京五輪開会に出席した中国への返礼としての信義を守れ」と迫っているが、中国人が「信義」を口にするのはジョークと受け取るべきだろう。
トランプ氏からは「中国の代弁者」と酷評されたWHOのテドロス事務局長は、無投票で来期も事務局長に留まると観られているために、中国のWHO支配は向こう5年間は保証された格好で、トランプ氏が去った今、国際機関から中国の影を薄れさせる試みは急速に力を失っている。
不遜な人でなし主張を書くならば、中国コロナの「XI(シー)]株で北京五輪が頓挫する天の配剤を見たかった。
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