総裁選4候補の主張がほぼ出揃った。
投票権も無いために、自民党総裁候補ではなく総理大臣候補として眺めているが、靖国神社参拝に対する考えが各候補の政治姿勢とアイデンティティを端的に表しているように思う。
靖国神社参拝は、政治家としての国家観、外交方針、ひいては日本人としてのアイデンティテを測る最適の度量衡と思っている。4候補の対応を略記すると、
〇河野氏 「日中は重層的な関係にあり、靖国だけでなく他の関係も考えながら日中関係を維持する=不参拝」
〇岸田氏 「国士に尊崇の念を示していくことは政治家に必要。適切な示し方を考えたい=不参拝」
〇高市氏 「慰霊の在り方は国独自。外交問題としてはならない=参拝」
〇野田氏 「中韓米も懸念している=不参拝」 となっている。
河野氏の述べていることは、総理総裁としての所信ではなく、単なる日中関係の解説であり大多数の国民が考えているところを述べたに過ぎない。全ての施策に対して「世論の動向を観て」「審議会の答申・助言を得て」とする河野氏ならではの、決められない太郎、コアを持たない太郎を「饒舌」で補っているだけに思える。
岸田氏と河野氏の「これから考える」発言に対しては、一体、何年政治活動に携わってきたのかの思いがする。特に岸田氏に於いては2,020年の総裁選で一敗地にまみれて以降、1年もの熟考期間があったにも関わらずと思えば、岸田総理就任後も考え続けて結論を出せないままに任期を終えることは目に見えている思いがする。
それでも、岸田氏は不参拝としながらも慰霊の情を付しているが、河野氏と野田氏にあっては、靖国問題を単なる外交問題としてしか認識しないようで、日本国・日本人としてのアイデンティティを持ち合わせていないことは明かに思える。ゴシップ紙的で申し訳ないが、なにやら両氏の「氏(うじ)と育ち」が投影しているのかと邪推している。
また気懸りな報道もある。「インド太平洋人権問題連絡協議会」が4候補に送付した「ウイグル族弾圧非難決議」に関するアンケートに、河野氏を除く3候補は非難決議の早期採択を目指すと回答したが、河野氏のみは「回答しない」と連絡したそうである。ここまで親中姿勢を見せられると、日本国の総理に相応しい人物とは到底思えない以上に、日本人としても疑問符が付くように思える。
でも親中派は、どうしても排除しなければならないと思います。
参考になりました。
コメントを有難うございます。
靖国問題は政治家の本気度・愛国度・独立精神を測る格好の尺度と思っています。ネトウヨと評価される自分ですが、靖国神社は右翼・軍国主義の象徴として見るべきではなく、主義の左右に関わらず歴史に倒れた人々の鎮魂の場と捉えて欲しいと願っています。ましてや中韓からの誹謗に忖度することはあってはならないと考えます。
つい先日まで、河野太郎氏が総裁選のトップランナーで、岸田氏が二番手でした。
高市氏が立候補しなければ、この二人での選挙でした。そうなりますと岸田氏しかいないと考えていましたが、この人も、慎重過ぎて、相変わらず何を言ってるのか分かりません。
二階氏排除の意見に期待を抱いた時期もありましたが、高市氏が登場して以来、すっかり影が薄くなりました。
信念があるのなら、きちんと国民に伝えるのが、リーダーです。少なくとも安倍さんはそれをしていました。その代わり、反日マスコミから、酷い報道ばかりされましたが、「ダンマリ」の総理では日本の舵取りはできません。
目立ちたがり屋で、自信過剰で、反日・金権、親中の河野氏と、「ダンマリ」の岸田氏や、論評にも値しない野田氏など、不思議な総裁選ですね。
空恐ろしい候補者ばかりなので、普通のことを語る高市氏が、突出して「まともな政治家」に見えてしまいます。
多くの国民が、反日野党でなく、自民党に多数の票を入れている意味を、彼らはそろそろ理解すべきですね。
本日党員投票が行われますが、この人ならばと観ている高市氏は決選投票の場にも危いように報じられております。
党員・党友の「真の保守選択」に期待しております