もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

参院法務委員会の御難から

2023年06月10日 | 野党

 参院法務委員会がご難続きである。

 ご難は、入管改正法の委員会審議に起きたが、委員長席にダイブした山本太郎議員には懲罰動議が提出され、記者席からの野次で審議を妨害した東京新聞の望月衣塑子記者には苦言が呈されている。これら一連の騒動で幾ばくかの知識(雑学)が入手できた。
 山本議員の例では、法務委員でない議員も委員会場に顔出しができることである。そういえば、予算委員会の映像でも委員席の後ろに椅子が並べられていたので、委員ではない議員も傍聴できる仕組みなのだろう。委員でない議員が臨場するのは、勉強・研鑽のためや野次応援が主な目的であろうが、山本議員のように肉弾特攻を決意した上で臨場しているケースも有るようである。昭和時代の乱闘国会では、本会議場の議長席周辺が主戦場であったが、衛視や警官の防御が固く中々に本懐を遂げることはできなかったように記憶しているが、近年の本会議場での肉弾攻防が無くなった背景は、高齢化の何が国会議員にも及んで突撃を敢行できる少壮議員が少なくなっているためであろうか(笑)。同志の少ない山本議員には、本会議場で議長席に到達することは不可能であることが明らかであるので、委員会を狙うという戦術であったのだろうか。
 望月記者の例では、記者証の強さと議員・メディアの仲間意識・なれ合いが強いことを知った。法廷劇では傍聴席からの野次や大声には裁判長が法廷の秩序維持のために当事者に退廷を命じる場面が多く描かれるが、委員長が望月記者に退席を命じなかったのは国会議員と雖も記者証に対して遠慮しなければならない土壌があるのだろうと思える。仲間意識・なれ合いについては、望月記者の野次は相当な大声だったとされるが、野次に賛意を示すかのように立民・共産の委員は聞こえなかったとしている。一方、メディアの「かばい立は」更に露骨で、何事につけ「任命・説明責任」と「社のガバナンス」を言い立てるメディアであるが、この件に関しては東京(中日)新聞には取材が及んでいないかのようで、東京新聞の意見・対応は伝えられていない。
 ここまで、野次と書いて来たが近ごろは「不規則発言」というらしい。誰の造語か知らないが、不規則発言と聞けば大方の人は、「話すTPO規則を無視」したとするよりは「話し方の規則を無視した」と受け取り、意味不明の言葉を指すと感じるのではないだろうか。

 山本太郎議員・望月衣塑子記者は、世間様からは一定以上の評価と賛同を得ておられるようであるが、自分は、極端な主張と唐突・唯我独尊的行動から信頼のおけない人物と観ているし、両氏を擁護する社会が決して健全ではないと思っているが。サテ


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