もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

玉川徹氏とは

2024年12月18日 | 報道

 ネットで、玉川徹氏に対して「頼むからもう黙れ」という記事を観た。

 自分は、ワイドショーウを含む報道番組についてテレビ朝日とTBSは見ないため、直接には玉川氏の発言は聞いていないので、発言の趣旨はネット上の記事を参考にしたものである。
 玉川氏の発言は、安倍昭恵氏がトランプ次期大統領からの招待を受けてディナーを共にしたことに対して、「微妙な時期に招待に応じるのは不適切・(国民は)昭恵夫人を選んでもいないし、国民として(何かを)託しているわけでもない。もしかしするとそれで良い結果が得られるかもしれないけど、マイナスの結果が出たときには、どうするんだろう」と、日米関係にヒビが入ることを危惧するかの発言であったらしい。この発言に対して、多くのネットユーザーが「頼むからもう黙れ」趣旨の反対コメントを寄せているとされるが同感である。
 昭恵氏の招待について自分は、トランプ氏が政権移行準備で多忙ではあるものの、未だスケジュールを自分の意思で組める今、盟友とも思い、「自由で開かれたインド太平洋戦略」を以って唯我独尊の自分をして唯一他国の指導者に同意せしめた安倍晋三氏の未亡人を慰め励ますために招待したものであろうし、そこには政治的な意図はないと思う。このことは、前期トランプ政権でもファーストレディとして表に出なかったメラニア夫人が同席していることからも明らかに思える。
 一方の玉川氏は、昭恵氏への招待を好機と捉えた政府が親書を託した密使に近いもので、トランプ氏からも石破総理に対して何らかのメッセージがあったのではと憶測しているかのようである。
 日中外交改善を図る田中内閣が、訪中する(できる)公明党の竹入氏に親書を託したことは有名である。戦争関係にある場合や鎖国の北朝鮮のように外交チャンネルが途絶えた国に対しては、個人的な友誼関係をチャンネルの一つとして活用することは有るだろうが、現在の日米関係においては個人のチャンネルに頼らなければ会話出来ないという状態ではない。
 Wikipediaに書かれた玉川氏への批判事案は、安倍氏国葬問題における電通の関与、帯状疱疹ワクチンの保険適用、再エネ発電の蓄電、箕面滝の人工滝騒動、・・・等々、多岐に亘っている。これらから考えると、玉川氏とは、激情の赴くままに誤報や思い込みを強弁する持ち主で、昭恵氏の私的行動にまで憶測に基づいて糾弾する姿勢は人格の一部を欠如した人物としか思えない。
 世に言うところの、頭が良いけれど阿呆の典型であるように思う。

 玉川氏はテレビ朝日の社員であるらしい。これだけの誤報・憶測を垂れ流し、批判を受けるたびに謝罪を繰り返している人物が今もってテレビに出続けていることは不思議に思えるが、慰安婦強制連行の誤報を30年経ってようやく謝罪したテレ朝社員であれば、当然のことであるのかも知れない。国葬の誤報で放送免許剥奪の危機に怯えたテレ朝は、玉川氏を出勤停止10日間の懲戒処分に付したものの、以後も方言居士を放任しているのは玉川氏にテレ朝の「事実よりも印象重視」の報道姿勢を代弁させているのかも知れない。


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