glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

ゆき

2008-02-04 09:44:44 | 雑感
 昨日は久しぶりの雪でした。
 目覚めるといつもと違う雰囲気に少しカーテンを開けると白い世界。再び布団に入り天空を見あげると灰色の空間から際限なく薄墨色の雪が落ちてきます。子どもの頃はこうした冬をすごしたものでした。
 雪の積もる音が聞こえるかのような世界。

 子どものころ読んだ詩を思い浮かべようとしてもどうしても浮かびません。

 午後メールを開くと姉からのメールがありました。返事に詩のことを書きました。

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪・・・
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪・・・

しか思い出せず、作者も忘れましたと。

今朝姉からの返事を見ました。さっそく調べてくれていました。

三好達治の詩 :雪

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ

2行詩でした。ある人は忘れるから生きて行けると言います。しかし感動したことを忘れてしまうのはやはり悲しいです。
 ときには静かに自然と向かい合い、己を見つめる時間を持つべきなのでしょう!

 これは自戒です。
コメント (3)
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