今朝 友人から下記のようなメールを受け取りました。カンナとサトウキビの思い出を書いてみる気になりました。
夏、何処でも見かけるカンナの花、名前等について調べてみました。
カンナの花は鉋屑(かんなくず)に若干似ているが、木材を削る鉋(かんな)と語源が同じでは無かろう。
中村メイコの娘の名前は確か、神津カンナで、この名前は植物のカンナに由来しているようだが。
花の図鑑「花の名前」によれば、
カンナはギリシャ語の「Kanna」(葦 アシ)に由来し、茎の形状でつけられた。 と記されていた。
さらにインターネットで調べたら、
亜熱帯や熱帯原産の植物で、日本には江戸時代前期にカンナ・インディカ(和名:ダンドク)が渡来し、現在に到っているとのこと。
和名のダンドクは「壇特」と書く由。まったく知らなかった。子供の頃からカンナの名前で覚えたので。
花の説明は驚くべき、内容である:
花の形態はやや特異で6本ある雄しべが1本を残してすべて花びらになり、雌しべはへら状になります。 と。
さてサトウキビは、英語でSUGAR CANE(シュガーケイン)と表現する。
この「CANE」の原義も 「葦 アシ」 と英和辞典にあった。そしてCANEの意味は、(籐(とう)、竹、サトウキビの)茎 と出ていた。
ポルトガル語では、サトウキビを「カナ・デ・アスカール」と表現する。 CANAも 葦 アシ が語源であろう。 茎のある植物と辞書にある。
「人間は考える葦である」という言葉があるが、私(アシ)はインターネット等に頼る葦かな?
子どもの頃、読んだ本の記憶です。本の名前も読んだ時期も良く覚えていません。それは広島について書かれたものでした。被曝後の広島には70年草木は生えないと言われていました。それが翌年カンナが芽を出し、8月に一斉に真っ赤な花を咲かせたという内容でした。真っ赤なカンナの花は私にいつも広島を思い起こさせます。それは再生の花ように私は感じます。
バレンシア大会(1993年)の時、湖に遠足に行きました。広い湖水を14~5人ほどが乗れる小舟で渡りました。岸辺には葦がたくさん生えていました。誰かが『kano』といいました。私は日本にもあると言いました。すると別の女性がこれは普通の葦ではない『sukerkano』(さとうきび)だと言いました。私は生物の教師だから植物にも詳しのよと私たちを見下したように言うので、日本にもサトウキビはあります。それじゃこれから砂糖も取れるんですかと私は訊ねました。砂糖が取れるわけないでしょう!と彼女は突然怒り出しました。なぜ彼女が怒り出したのか、水辺に生える葦の中にサトウキビがあるのか今でも私には謎なのです。