glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

飲み水から放射能が除去できる?

2011-04-30 09:50:44 | 平和

 先日のニュースで家庭で使われている浄水器で放射性ヨウ素等がある程度除去できるというのを聞いて、どんな浄水器かとインターネットで調べましたが分かりませんでした。

 被爆地では地面が放射能によって汚染されており、子どもたちが校庭で運動できないと、自治体が表土を除去しようとしました。しかし除去された表土を捨てる予定地近くの住民が反対したので、取り除かれた表土はそのまままだ校庭にあるということです。

 東電では高濃度の放射能に汚染された水から放射能を取り除くき、その水を再利用すると言っています。土から放射能を取り除く方法はないのでしょうか。

 子どもたちも農民たちも待ってはいれないと思うのですが・・・。

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国際援助

2011-04-28 09:55:13 | 平和

 日本が国際援助をするだけで受ける側に回るとは夢にも思いませんでした。今度の震災で今まで世界中から寄せられたお金は70億円に達するということです。ところが今朝のニュースでカタールが一国で80億円の寄付を申し出たということでした。条件は学校や病院建設に使うことだそうです。日本側はカタールの要望にこたえるために両国で委員会を作り使い方を決める予定ということでした。

 日本から他国への援助ODAなどの話を聞くと政治的権力のあるほうに多くのお金が流れことが多かったようです。それを防ぐためにも委員会を設けるのは良い方法です。

 ですが、日本人である私はなんだか呆けているように感じています。原発問題がなかったらもっと先が見通せたでしょうが、水棺にしても、汚染水からの放射能除去作業にしても成功するように願いながらただただ見守るだけしか方法がないのですから。

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目に見えぬ不安

2011-04-24 09:20:57 | 平和

 原発事故以来落ち着きません。気がついたら、ゴーヤの種を蒔くのも忘れていました。原発に対する疑問をたくさん持っているのですが、悔しいけれど知識がないので書けません。専門知識を持つ弟から次の便りが来たので引用することにしました。他からのお知らせばかり載せているので少しばかり心苦しいです。

・・・・・・・・・・

 昔Level SevenとかOn the Beach という核戦争を描いた小説があったのを思い出しました。 

この期に及んでもチェルノブイリの10分の1しか放出していないから大丈夫みたいな議論が当事者

或いはその周辺から出てくるのに驚いています。

 安全委員会のデタラ目(斑目)委員長も東大なら,保安院の西山審議官も多分東大原子力工学あたりの出でしょうから,

こと福島に関する限り「東北 菅 東大 震災」はぴったりの呼称かもと思っておりましたが「東日本大震災」に統一されてしまいました・・・・・・・・。

 

 出荷停止の解除や復興会議の発足で原発の危機が益々影の薄い存在になってしまいそうです。その一方でいつまで続くかも判らず,どこへ避難すればよいのかも示されない「無計画避難」が始まりそうです。東電社宅にホームステイさせるとか,解除までは東電社員なみの生活費を支払うとかしないのでしょうか。とりあえず一家に100万円払うから好きなところ避難せよでは……..

 

 汚染水を処理施設に移送し始めたといっても,本格的な処理装置はこれから導入するのだとか言いながら,まだ水を注入し続けているようですからどんどん汚染水が増え続けるのではないかと心配です。 

 

 最終的に処理した水は余る訳で,それがどうなるのか,記者会見でも誰も質問しないのはなぜでしょうか。

 

 “いまのところ放射能レベルは安定に向かっているようですが,この先何が起こるか注視して行く必要がありそうです。

 

 御存知の方も居られるでしょうが福島原発からの放射能については以下をご参照下さい。

多分一番早かったのは

IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)

http://www.irsn.fr/EN/news/Documents/irsn-simulation-dispersion-jp.pdf

で,拡散予想が動画で見られます(日本語)。ドイツのもありましたが忘れました。

  日本でシミュレーションすると騒ぎが大きくなるので外国に依頼したのではと見る人もいるようで,

一番SLOWだったのが日本政府のSPEEDI

http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf

です。

 また日常的な放射線量の測定値はつくばのKEKでの観測データが

      http://rcwww.kek.jp/norm/

でリアルタイムで公表されており,東大のキャンバスデータが 

   http://www2.u-tokyo.ac.jp/erc/index.html

 

で,2時間おきのデータですが分かります。 

2011.4.23

 

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エスペラント市 Herzberg からの便り

2011-04-23 08:39:01 | エスペラント

 第3回文化観光週間についてのお知らせがヘルツベルクより届きました。

 下記のホームページを開くと2011年のプログラムがあります。八月をクリックすると参加申し込み用紙とプログラムをお婿とができます。

 下記のお知らせでは日本の囲碁グループが参加するようです。

・・・・・・・・

3a Kultur-Turisma aligxilo (post UK en Herzberg - la Esperanto-urbo)

Interkultura Centro Herzberg (ICH), DE-37412 Herzberg - la Esperanto-urbo, GERMANIO

E-mail: esperanto-zentrum@web.de[mailto:esperanto-zentrum@web.de]         telefono: 05521-5983       17.04.2011

 

 

Saluton!

Jen speciala oferto por vi!

Temas pri la 3a Kulturturisma Semajno (30a de julio 2011  ghis la 5a de augusto 2011) en Herzberg am Harz - la Esperanto-urbo.

Venos homoj el nemalmultaj landoj, inter aliaj ankau Go-grupo el Japanio kun la fama Grand-majstro venos al Herzberg! Do, specialaj eventoj por vi!

Vi vidas kaj spertas multajn Esperanto-novajhojn en la Esperanto-urbo kaj travivos interesajn ekskursojn.

 

Jen aldone  uzebla versio de la printebla, dissendebla 3a KTS-faldfolio. 

 

Se vi ne trovas ghin en via aldonajho, vi trovas gxin ankaux sur nia hejmpagxo ekz. sub la ikono AKTUALE de: http://esperanto-urbo.de[http://esperanto-urbo.de]

Se vi ne trovas ghin au se vi havas pluajn demandojn bv. kontakti nin.

Anticipe ni dankas.

Amike salutas

Petro Zilvar     Zsofia  Korody    Harald Mantz

 

 

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再び、ラオスからの便り

2011-04-21 09:11:19 | 平和

 ひょんなことからラオスと関係を持つことになった私です。世界はつながっていると考えると、頂いた便りを無下にできなく再び載せることにしました。タイ資本によりラオスにできるダムによる環境破壊で下流域のタイの国民が苦しむとことになるのを阻止しようとする国を超えた運動です。島国日本では考えられないことです。タイ国民は世界中に知ってほしいし、声援を送ってほしいと願っているでしょう。

・・・・・・・・・

みなさま

メコン河本流に計画されているラオス・サイヤブリダムをめぐる動きについて、
これまで連続してお伝えしてきました。

サイヤブリダムが建設されれば、中国を除く下流本流部分で初めてメコン河を遮
ることになります。建設が計画されているラオスだけでなく、メコン河流域に大
きな環境社会影響をもたらすこの事業に対しては、タイ、カンボジア、ベトナム
の下流国の市民社会からさまざまな懸念・反対の声が挙っています。

今年2月12日、東北タイのナコンパノムで開催された公聴会に、現在、日本財団
APIフォローとしてタイで水資源に関する調査を実施している寺嶋悠さんが参加
されました。以下は、寺嶋さんが寄稿して下さった報告です。

なお、この報告は、以下のページで、当日の様子を伝える画像付きでご覧になれ
ます(4月19日以降)。
http://www.mekongwatch.org/PDF/saiyaburi-nakhonphanom-consultation.pdf

-----
2011年2月初め、タイ国内三カ所で、サイヤブリダムに関する公聴会が開催され
ました。

近年、メコン河の本流ダム計画が急速に進行しつつあります。メコン河本流の、
ラオス国内部分に計画されているサイヤブリダムは、中でも最も進行している案
件です。

中国とビルマ(ミャンマー)を除く、メコン川流域四カ国(タイ、ラオス、カン
ボジア、ベトナム)政府で構成されるメコン河委員会(MRC)は、本流でのダム
開発の際の事前情報公開や住民参加手続きを検討し、「通報・事前協議・合意手
続き(PNPCA)」にまとめています。昨年9月、ラオス政府からMRCに、サイヤブ
リダム建設計画が公式に提出され、初めてPNPCAに基づく手続きが始まりました。

今回の公聴会は、この手続きに基づいたもので、メコン河本流に面するタイ東北
部のチェンコン(チェンライ県)、チェンカン(ルーイ県)、ナコンパノム(ナ
コンパノム県)の三カ所で開催されました。

2月12日に開催されたナコンパノムでの公聴会には、地域住民、NGO、研究者、メ
ディア関係者などおよそ150名が参加。MRCからは、ビエンチャンにあるMRC事務
局とタイ政府国家メコン河委員会(NMRC)の代表が参加し、PNPCA手続きと今回
の公聴会の位置づけ、サイヤブリダム計画や戦略的環境評価(SEA)の概要を説
明しました。後半のオープンフォーラムでは、参加者が次々とマイクの前に立ち、
ダム計画への懸念を表明し、MRCが現在進める手続きへの批判などが相次ぎまし
た。

公聴会で目立ったのは、開催地ナコンパノムから約270キロ離れたウボンラチャ
タニ県から参加したパクムンダム影響住民約40名の発言でした。

タイのパクムンダムは、1994年、メコン河の支流ムン川に完成した水力発電ダム
で、現在もなお漁業と生態系回復のための水門開放を巡って、影響住民とタイ政
府との対立がくすぶっています。世界銀行が融資し、サイヤブリダムと同じく、
「貧困削減」が建設目的のダムでした。ムン川はタイを流れるメコン河の最大の
支流で、メコン河との合流部近くにできたパクムンダムのために、広範囲にわたっ
て悪影響が発生しています。【1】

すでに大きな被害を受けたムン川支流の住民にとって、サイヤブリダムは、特に
深刻な問題です。パクムンダム影響住民は、「メコン河本流ダムができることで
何が起きるか、パクムンの経験から容易に想像できる」と口々にサイヤブリダム
への強い懸念を述べました。

また、今回の公聴会手続きへの批判も相次ぎました。特にサイヤブリダムの環境
影響評価(EIA)が公開されていないことについては、【2】「住民が最大の当事
者でありながら、限られた情報しか与えられていない」と強く批判の声が聞かれ
ました。

「英語はもちろん、流域各国の言葉に翻訳し、速やかに公開すべき」「これは
『公聴会』ではない。MRCが限られた情報だけを住民に与え、コメントを求めて
いるに過ぎない」「わずか三カ所での開催ではなく、広く各県で開催すべき」
「MRCの手続きはあまりに拙速。一度きりの公聴会では不十分」「継続的な意見
交換の場を持つべき」など、MRCの現行PNPCA手続きそのものへの不満や批判の声
が次々と述べられました。

その他、タイ電力公社(EGAT)がサイヤブリダムで発電する電力の95%を購入す
る契約についても、「電力はバンコクへ送電され、地方には何の恩恵もない」
「タイの電力価格が下がることはない」など不満が出されました。

オープンフォーラムでは、地域住民、住民リーダー、研究者、NGO関係者など多
様な立場の人びとが意見を述べました。終了時間は予定より延長され、途中、
MRCタイ代表が再度答弁に立つ場面もありました。

最終的に、住民・NGOは、
・今回の場は、(一度限りの)公聴会とは見なさない。
・3月19日、東北タイ・サコンナコン県で再度住民フォーラムを開催する。そこ
に、MRCとすべての関係大臣を招待する。
・テーマは、サイヤブリダムに限定せず、メコン河本流に計画されている12カ所
のダムすべてを含む。
といった点を改めて提議し、MRCもこれを受け入れざるを得ない状況となりました。

環境社会影響があまり甚大なため、これまで国際金融機関ですら融資してこなかっ
たメコン河本流ダムが、民間セクターからの出資・融資という形で息を吹き返し
つつあります。

タイ国内の環境NGO・住民グループの間で、サイヤブリダム反対姿勢は確立しつ
つあり、今回の公聴会前にもNGO・住民らによる戦略会議が開催されるなど、計
画的・組織的に反対運動が形作られつつあります。

この背景には、ラオス政府によって急速に進められるサイヤブリダム建設計画に
対する強い危機感があります。ラオス国内では、住民からダム反対の声が出るこ
とは政治的に困難です。あくまで調整機関であり、直接的にダム計画の抑止力に
はなり得ていないMRCですが、今のところ、サイヤブリダム計画の進行を監視す
る数少ない手段の一つではあります。

今月19日の第2回意見交換会の場と、その後をどう展開させるか。隣国内部に計
画され、自分たちも直接的影響を受けるダムをどう中止させるか。初めてのメコ
ン河本流ダム、しかも建設予定地は自国外という困難な条件の中で、タイの住民
やNGOによる必死の働きかけが続いています。


【1】パクムンダム問題については、メコン・ウォッチの以下のサイトを参照
http://www.mekongwatch.org/report/thailand/pakmun.html
【2】MRCは最近になって、サイヤブリダムの環境影響評価(EIA)や社会影響評
価(SIA)をHP上で公開した。
http://www.mrcmekong.org/PNPCA/PNPCA-technical-process.htm
(前文 メコン・ウォッチ、報告 寺嶋悠/日本財団APIフェロー)

--
メコン河開発メールニュース
発行:特定非営利活動法人メコン・ウォッチ
E-mail: info@mekongwatch.org
Website: http://www.mekongwatch.org/

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管理担当者に連絡------------>mailto:news-admin@mekongwatch.org

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まるで毒気に充てられたかのように!

2011-04-19 08:39:01 | 家族・友人・私

 もうすぐ火災保険が切れます。以前の担当者が辞めたのと言うことで引き継ぎ者が現れました。私は郵送でもよいと思っていたのですが、それには魂胆があったのです。

 来るといきなりちょっと入らせてもらいますとあっけにとられている私を尻目に靴を脱ぎ侵入。掛け捨てでない積立式の火災保険を説明させてくださいと話し始めました。よどみなく流れる言葉はこちらが質問する間も当てません。保険とはこんな調子で口説き落とすのですね。確かにお金さえあれば得なようです。これが一番お得ですと示された掛け金は6年間で500万円。その額は私が単独で決断する額ではないでしょう!

 ちょっと待って!そう流暢にしゃべられたら私は頭の中で論理たきに考えたり話を組み立てなおしたりできません。一寸間をおいてください。私はいきなり結論を出すような人間じゃないんですよ。5年後までに考えますから・・・と話を遮りました。このような話し方をされると巻き込まれてつい契約をしてしまう人もいるのだろうと思われました。

 その後も彼女の話は延々と続きました。名前が福々しかったのでほめると御見合い36回で主人と会ったのです。そしてその名前のおかげで良い契約が取れることもあるのだとまた滔々と喋りまくる。

 全く飾り気のない我が部屋と素顔の私に。ずいぶんとナチュラルな生活をしているのではないですね。これなら5年度には500万ぐらいの貯金はできるでしょうね!私はお金が貯まらないんですよ。子ども二人はもう独立したのに働くとお金がかかります。(私の白髪を見て)月に1度は美容院で染めてもらいマッサージをしてもらいます。お客さんは外見を見ますから。それに化粧石鹸も高いし、皺取りクリームをつけて皺を誤魔化すと、美容のためだけで数万円かかるんです。服装だけでなく足もとも気をつけなければなりません・・・。こんな調子で1時間半。

 まるで毒気に充てられ続けたような1時間半でした。

 皺取りクリームなどというものがこの世に存在することも知らなかったのですが、なんでも皺のあるところに塗っておくと皺が目立たなくなるのだそうです。12000円もするそうです。

 最近牛乳と黒砂糖入りの石鹸を作り始めた私。これがとても気に入っています。クリーミーな細かい泡立ち。1500円ほどの材料費で全身を家族3人が洗い、数か月使えます。5000円を超える値段の化粧石鹸など考えてみたこともありません。彼女が帰った後とても疲れましたが、私とは違う世界をのぞき見したようで愉快になりました。でも、子どもが30代と20代ということは私より10歳は若いだろうに歩き方を見てもそれほど若くも見えない。10年後どんな生活をこの人は送るのでしょうか。思わず他人の人生に思いをはせました。

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環境破壊の危機は!

2011-04-17 09:53:45 | 平和

 ラオスでも、日本の災害に対して歌手たちがコンサート開き募金集めをしてくれたそうです。そのことを教えてくれた知人からの知らせをここに載せることにしました。環境破壊を止めようと努力している人たちの存在を少しでも知っていただければと思います。

 昨年、ラオスに行った時私がメコン川、メコン川と言うものだから川の近くまで遠足してくれました。滔々と流れる大河を連想していたのに乾季とはいえ水が少なく、タイまで歩いて渡れるかと思えるくらいでした。これは中国のダムのせいでしょうか。環境を破壊する危機は世界中に多く存在しているのかもしれません。以下が送られてきたメールです。

・・・・・・・・・・・・・・

みなさま

ラオス北部に建設が計画され、メコン河本流の下流部分をはじめて遮ることにな
るかも知れないサイヤブリダムについて、今回はタイ社会からあがっている懸念
の声を紹介します。

サイヤブリダムがメコン河の漁業に及ぼす影響は甚大ですが、メコン河には、絶
滅危惧種であるメコンオオナマズのほかにも、重さ600キロにもなる淡水エイや
大型のコイ、犬食いナマズなど、世界の巨大淡水魚トップ10のうち4種類が生息
しています。メコン河本流を遮るダムは、オオナマズの回遊・産卵行動を妨げる
など、流域の生態系を破壊し、地元の人びとの暮らしに不可欠な生物を絶滅に追
い込みます。

タイの農民や漁民、環境問題に取り組むNGO関係者は、これまで自国内で建設さ
れてきたダムがしばしばもたらしてきた甚大な被害の経験から、ダムの問題点を
熟知し、サイヤブリダム建設計画に対しても非常に大きな危機感を持っています。

また、サイヤブリダムの場合、これまで日本やオーストラリアといった工業先進
国や、世界銀行・アジア開発銀行(ADB)といった国際機関が技術や資金を提供
してきたダム建設とは違い、タイの民間企業が建設を請け負い、タイの市中銀行
が資金提供に協力し、タイ政府が電力のほとんどを輸入するといった具合に、タ
イが中心的な役割を果たしています。

こうした経緯から、タイの人びとは、アピシット首相をはじめ各方面に対して、
サイヤブリダム建設中止に向けた働きかけを強めようとしています。

サイヤブリダムの詳細については、以下のページをご覧下さい。
http://www.mekongwatch.org/report/tb/Xayaburi.html

++++++++++
メコン河ダム開発を進めるタイに、相次ぐ厳しい批判
Marwaan Macan-Markar
Inter Press Service(IPS)
2010年7月29日【1】

(バンコク)東南アジアで最も大きな水系の本流に、11基ものダムをカスケード
方式で建設する計画に対し、メコン河沿いに住むタイ北部の住民たちは高まる反
対運動の流れに合流した。

タイ北部のチェンライ県の出身者が多くを占めるこれらのコミュニティでは請願
書を作成し、来週以降にもタイのアピシット・ウェチャーチワ首相に提出する予
定である。

住民たちはこれを、何世代も受け継がれてきた河とともにある文化や生活を守る
ための、長い戦いにおける第一歩だとみている。

タイ住民の怒りの矛先は隣国ラオスを流れるメコン河の一部に建設予定の、サイ
ヤブリダムである。

このダム建設反対で、住民たちは事業の裏にいる強力な利害関係者に立ち向かっ
ている。

1,260メガワット(MW)の設備容量をもつサイヤブリダムは11基あるダムの中で
も計画が最も進んでおり、その次が360MWの設備容量をもつドン・サホンダムだ。
計画予定地は共にラオス国内で、残りの9基はいずれもメコン河下流域に建設予
定で、カンボジアでは本流に2基のダムが計画されている。

サイヤブリダムの支持者は、タイを拠点とするダム開発業者、融資を約束したと
される4つの民間金融機関、そして新たに建設されるこのダムの電力買い取りの
契約に署名したタイ発電公社 (EGAT)である。

「地元コミュニティは恒久的に自分たちの生活を損ないかねないダム建設に、タ
イ政府が直接関与していることに憤りを感じている」と、バンコクを拠点とする
環境活動家で、草の根運動家のネットワーク組織であるセーブ・ザ・メコン連合
(the Save the Mekong Coalition)のコーディネーターでもあるピヤンポーン
・ディテート氏は語る。

「メコン河本流ダムは産卵のための魚の回遊パターンに悪影響を及ぼすことにな
り、住民たちの漁業による生活は影響をうける。地元コミュニティは、魚の回遊
を助けるためにダムに建設される魚道を全く信頼していない。住民たちはこうい
った技術がタイのパクムンダムで失敗に終わったことを良く知っている」。

この請願書によって、アピシット政権はダムに対する姿勢を明らかにし、地元住
民との協議を行ったかどうかを問われることになると、ピヤンポーン氏はIPSに
語った。

今のところ、歴史は住民たちの味方をしているようである。というのも、タイ、
ラオス、カンボジア、そしてベトナムを流れるメコン河本流下流部は、これまで
水力発電によって流れがさえぎられることがなかった。メコン河に建設されたダ
ムで、かつ下流に住む6,000万人もの人々を激怒させたのは、上流中国にできた3
つの巨大なダムだけである。

このような経緯から、11基の本流ダムとその地域コミュニティや環境への影響に
関する未解決の議論で、対立する利害関係者のどちらにとって有利にことが進ん
でいくのかを見定める上で、サイヤブリダムはその評価基準となってきた。

こういった問題とは別に、ダムはメコン河の象徴ともいえるメコンオオナマズの
絶滅を招くものとして非難されることになるだろうと、NGO関係者たちは言う。

World Wildlife Fund(WWF)はタイのチェンライ県とラオスのボーケ県近郊のダ
ム建設予定地近くに重要な産卵域がある点を指摘し、「メコンオオナマズは絶滅
の危機に瀕している種で、サイヤブリダムを通って回遊できなければ、生き残る
ことはできないだろう」という。

「この地域は絶滅の危機にひんしているメコンオオナマズが野生で産卵するのを
見られる、最後の場所のひとつである」と、今週発行された報告書、River of
Giants: Giant Fish of the Mekongは指摘している。

この魚が350kgもの重さがあることを指摘し、最後にメコンオオナマズが見られ
たのは、2009年5月、タイ北部チェンライ県を流れる川の一部だったと、WWFメコ
ン河エコ・リージョン・コーディネーターであるTrang Dang氏は話す。

ここ100年間でその数が95%も激減しているこうした魚類は、モンスーンの時期
が5月に始まると、カンボジアのトンレサップ湖からチェンライ県近くの上流に
ある産卵域まで遡上するが、時にその距離は1,000kmにも及ぶ。

オオナマズはメコン河に生息する大型の淡水魚4種のうちの1種で、他の3種は大
型のコイ、犬食いナマズ【2】、最大のものが巨大淡水エイでバス半分の体長と600kg
もの重さがある。

「世界最大の淡水魚のトップ10のうち4種がメコン河で見られる。地球上のどこ
よりも数多くの大型魚がこの雄大な河に生息している」と、WWFの調査は指摘し
ている。

一方で、タイ住民と環境NGOの活動家たちにとっては、ラオス政府高官の言葉に
いくばくかの希望を見出すことができるかもしれない。

「我々は数多くのダム建設計画事業を調査してきたが、何も決定していないのが
現状であり、サイヤブリとカンボジア国境に近いラオス南部の2つのダム事業に
関し、調査を行っているところだ」と、ラオスのエネルギー鉱山省スリウォン・
ダラウォン大臣が7月にコメントしたとの報道があるからだ。

サイヤブリダム建設が不確実なままである一方で、はっきりとしているのは、こ
れまでこういった投資を主導してきた世界銀行やアジア開発銀行に取って代わり、
ダム開発における民間企業の役割が大きくなっていることである。

こういった状況の変化は、チベット高原から中国南部、ビルマ、そして南シナ海
まで4,880kmを流れるメコン河を守ることしか頭になかったNGO関係者たちに、新
たな課題を突きつけている。

「水力発電開発が民間主導となると、利益を上げることが主目的となり、水力開
発に混乱をもたらす。それぞれの開発業者が独自の事業を立ち上げ、最も安価に
発電を行おうとするからだ。こういったやり方は、ラオス側のニーズとのすり合
わせや環境・社会問題への十分な対応もなされない、総合的な視野に立つアプロー
チに欠けたものとなる」と、米国を拠点とする環境監視団体であるインターナシ
ョナル・リバーズメコン・プログラムコーディネーターのカール・ミドルトン氏
は語っている。

【訳注】
【1】英語原文は以下のサイトで閲覧可能
   http://ipsnews.net/news.asp?idnews=52314
【2】「犬食いナマズ」は、犬の肉を餌に釣るためこう呼ばれる。

(文責 メコン・ウォッチ/翻訳 舎川正美)
--
メコン河開発メールニュース
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ため息が出る

2011-04-16 09:00:38 | 家族・友人・私

 昨日は姉から野菜が届きました。春菊、ふだん草、蕾ついた小松菜。いすれも我が家が1回に食べる量の3倍ほど。保冷剤も入っていたので痛んでいませんでした。電話すると茹でておけば良いという。だけどね放射能が心配といわれるかなと思いながら送ったということでした。彼女は野田に住んでいるので神奈川より原発に近いのです。

 魚屋に行く。風評被害を起こしたくはないのですが、やはり、なるべく原発から遠い所と思い愛知産は止めて長崎産のアジを買いました。海はつながっているので絶対安全なものなど存在しないかもしれないと思いつつも・・・。こんな生活嫌ですね。

 節電のために長年親しんでいた玄米をやめて、5分搗きのご飯にしました。そんなの大した節電にはならないでしょうが、気は心です。その分雑穀の量を増やしました。雑穀の産地は岩手県です。先日、秋ごろまで食べる量を購入してきましたが、今年の秋の収穫はどうなるのでしょう!

 先日、友人に息子がほしいというので袋縫っていると話したら、大量の袋やタオルを持って現れました。手作リの皮のハンドバックまで・・・。彼女は家の改装をしています。この際片づけようと思ってというのですが・・・。全て新品。日本的なものは海外へのおみやげに使い、その他はバザーに出して!という。ということは少なくとも福祉バザーの開かれる秋までは私が保管することになるのです。

 ほとんどが頂きものということでした。どうしてこんなにため込んだのでしょう!まだまだあるけれど人に頂いたものを無下に処分できずと彼女もため息をついている。

 我が家には人に差し上げるような雑貨はありません。頂き物でも、自分が使わないと思うものはその次のバザーに寄付するのです。お土産を人にあげるときはなるだけ食べ物にしています。不味いとか美味しいとか言いながら、消えるものを選ぶことにしています。

 せめて原発問題の解決のめどがたてばよいのですが・・・。毎日が気が重く、ため息が出ます!

 

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全村避難

2011-04-12 09:48:46 | 平和

 原発の影響により避難地域が次第に拡大しています。もっと先が読めないのでしょうか。飯館村は全村避難するように言われているようですが、国が避難場所の確保をするべきです。

 北海道にはまだ原野があると思うのです。個人が開拓するのは大変ですが国ならばできると思います。そうすれば家畜とともに移動できます。幸いにもこれから暖かくなります。今は仮住まいでも、冬までに寒さ対策をした住居を建てればよいのです。

 災害を受けた人にせめて経済的負担がかからないような施策を望みます。

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エスペラント市 Herzbergへの誘い

2011-04-11 10:04:54 | エスペラント

 友人の一人がドイツのエスペラント市に行きたいということでした。

 今年7月コペンハーゲンで行われるエスペラント世界大会申し込み前にヨーロッパの友人に大会前後になにか面白いエスペラントの行事はないかと尋ねたところ、大会後すぐに行けそうなところは Herzberg だけでした。その時コペンハーゲンからバスツアーを計画していることを教えてくれましたので、確認の便りを書いたら下記の返事がきました。

 多くの方に参加してほしいということです。行ってみませんか。小さな町です。のんびりとエスペラント三昧の日々を送るのも良いと思います。 費用その他についてはまた教えてくれるそうです。

 コペンハーゲンに行くのにルフトハンザを使いフランクフルト乗り換えにすると、帰りはHerzberg から汽車でフランフランクトに出ることができます。まだ、旅程を決めておられない方いかがでしょうか。

Esperanto-urbo skribis:
"Kara Amikino! Jes, ni organizos kunvenon post UK, tn.
Kultur-Turismajn Tagojn kaj ĝojas pri vizitontoj. Ŝia kontribuo al la
programo estas bonvena. Detalojn pri la renkonto ni povos sendi poste.
Ni esperas, ke pluraj personoj vizitos nin kaj ni povos pasigi belajn
tagojn kune kaj viziti belajn lokojn de la urbo kaj de la ĉirkaŭaĵo.
Bonvolu transdoni niajn salutojn al vi amikino kaj aliaj
interesiĝantoj pri niaj programoj. Koran bonvenon al la
Esperanto-urbo. Amikajn salutojn sendas al vi Zsofia, Petro kaj
klubanoj."

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律儀なエスぺランティスト

2011-04-09 09:33:35 | エスペラント

 昨日、ポーランドより災害見舞いの便りをもらいました。日付は3月15日でした。ちょうど11日私のパソコンは働くのを止めました。計画停電等でなおせないので2週間以上動きませんでした。その間にたまったメールは迷惑ケールも含めて1100通を超えました。ですからもう受け付けなかったのかもしれません。 

 私たちはそれほど親しいというわけではありません。リトアニアの遠足にいっそに参加し、日本大会の時箱根を案内しただけなのです。それでも電車や船に乗り個人的に楽しめたようです。でも、これはエスぺランティストの間ではとくに珍しいことではなく、私の親切にしてもらっているので、個人的な親しさとは別物なのです。それでも手紙まで送ってくれるとは嬉しいことです。

 話は変わります。昨日久しぶりに買い物に行きました。魚屋は閑散としていました。問題は干物の小女子です。いつもの倍以上も皿盛にされていました。これまでに乾燥させるのに数日ではできないでしょう!風評被害とはこのことですね。根菜なども値段が下がっている様に感じます。今売っているのは昨年栽培されたものが大部分なのに値下がりするとは悲しいことです。何キロ入っているのでしょう、サツマイモが1300円でした。でも腕力が弱っているので買うのをやめました。

 大きなスーパーに入るとトイレットペーパーがあふれるばかりに積んでありました。紙おむつだけは一家族2パックまでとなっていましたが、たくさんありました。あのペーパー不足はなんだったのでしょう!私はまだまだペーパーレス生活を続けるつもりでその分は寄付しました。元を取るにはあと数年続けなければなりませんが、さて頑張れるかどうか!

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海の汚染

2011-04-06 09:57:22 | 衣・食・住

 今日のニュース。とうとう恐れていたことが起こりました。茨城で取れた小女子から基準を超える放射能が検知されました。茨城漁協はやむなく小女子漁を禁止しました。ゆうべピット(?)というところから漏れ出ていた放射能水は水ガラスとかいうものによってようやく漏れ出なくなったということですが、放射能を含む水は大量に存在するわけですから、安全になったとは言えないでしょう。

 それにしても漁業で生活している人たちは本当に気の毒です。そして私たちの食生活はどうなってゆくのでしょうね。放射能が海底に沈殿する恐れもあるそうで、ますます先が見えません。

 それでも私たちは生きてゆかねばなりません。

 "Lastaj infanoj de Oldrovalo"  Gudrun Pausenwang 著  Joachim Giessner 訳 の初めの章を思い出しページを開きました。

 神が天地を創造してから長い年月が過ぎ、人間は自分の未来を自分で決めることしにしました。

 第一日目:人間はロケットと核弾頭で地上を満たした。 二日目:・・・  三日目:・・・  ・・・・・・・

 第7日目:世界を静寂が支配します。地獄の底、混沌した世界を死霊となった人間の魂が鬼火になって彷徨う・・・。 

 人間は自分の力を過信過ぎたのではないでしょうか。全体的安全などは存在しないと痛感じます。オルドロ谷の子供のようにならぬために原子力利用についてもう一度考えたいですね。原書はドイツ語ですが日本語訳もあるそうです。

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昨日は一日袋作り

2011-04-05 07:56:06 | 家族・友人・私

 日曜日に息子と電話で話ました。以前弁当袋を送ったのですが、気に入ったけれど弁当袋としてはもったいないので他に流用しているというのです。昔キャンプに持って行った様な大きなのも含めてもっと作ってもらえないかということでした。これで家にある不要な布が整理できるならと昨日は袋を作りしました。新しい布を裁断するのではないので色違いを合わせたりしまるでパズルです。それでも6枚作りました。大きいものはA4判ほど、小さいのは弁当箱が入るくらいです。

 縫いものは単純作業と思っていましたが、夕方には頭がい骨が張ったように頭が固くなりました。それなりに知能は働かせたようです。

 我が家には2男のおむつ入れに使った袋がまだ健在です。旅行の時は今も使っています。毎日使用するわけではないので結構長く使えます。もう40数年使っているのです。もしかして昨日縫った袋を孫がこれは私のおばあちゃんが縫ってくれた袋なのと子どもたちに話すことになるかもしれません!そうなるとやはりきれいに塗っておかなくては!自分の服を縫うよりも丁寧にアンロンなどかけたりして縫いました。

 人は死して名を残し虎は死して皮を残すという言葉があります。もしかしたら…思わず笑いました。

 虎は死して皮を残し、母は死して袋を残す!

 それもまた楽しいですね!沢山欲しいというのですから孫の代まで使えるようにまた気が向いたらがんばります!

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東電の報告のずさんさに腹が立つ!

2011-04-01 10:06:28 | 衣・食・住

 東電のあいまいな報告に腹が立ちます。測定した放射能値さえ間違えるのですから…。

 汚染されせっかく作った野菜を廃棄処分にしなくてはならない農民の苦しみは金による場賠償とかでは済ませれない悔しさだとは思えるけれど、それは私の想像を超える大きさだろうと感じてお気の毒ですねと言うことばさえ出ません。

 海にも放射能が流れ出しているという。世界の海は一つ。たとえ放射能が薄められるとしても汚染は汚染。いつだったか工場廃水を薄めて流していた工場があったことを思い出します。リトアニアで遠足に参加した時、『私たちの海はきれいだったのにソ連の原子力潜水艦が沈没し、今は放射能に汚染されています…。』と話していたリトアニア人の言葉を思い出します。この海を汚したのは日本人ですと言われる事になるのでしょうか。

海が汚れたら魚も汚染されます。風評被害が起きないように、風評に惑わされないようにと政府が呼びかけますが、信用できる情報がないと庶民は疑心暗鬼になります。

 ようやく自民党が災害復興のための予算措置に効力すると言い出したようですが、原子力政策を進めた張本人が自民党、そして今は民主党員やその他に分かれた人々の多くは加っての自民党員。自分たちのしでかしたことではイカなどと思ってしまいます。今日はたくさんの選挙運動をしている複数政党の党員たちと出会いました。ビラを渡そうとしている人たちにいりません、政治不信ですからと伝えました。多くの人は私同様ビラを受け取りませんでした。

 選挙には行くつもりですが、誰を選ぶべきか迷います。信用できる政治がほしいです!今まで言いくるめられて、だまされていた様な気がします。

 放射能の安全値についても疑心暗鬼になってます。

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