glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

作文

2017-09-19 11:16:57 | エスペラント
 多分、1998年だったと思いますが、エスペラントの新聞"Helordo de Esperantoo"でスイスのエスペラント文化センターでエスペラントの文学講座を開催すると云う記事を読みました。期間は3年で最後にスイスで行う講義に参加すると云うものでした。授業料も高くはないのでとにかく参加することにしました。
 
 本を読みレポートを書いて送ると批評やレポートに関する歴史的な出来事などを書いて送り返してくれるのでそれなりに面白かったのですが、講習生は私一人だけだったらしいです。4年目に参加したいと云う人物が二人現れたのですが、始まる前に希望者の一人が(フィンランド女性でした)講習内容について講師と議論というより、喧嘩を始めて2期目はうやむやになりました。

 2001年スイスに行き、講義を受けたのですがそれほど感銘を受けなかったので、私も開催して欲しいとは頼みませんでした。

 スイスでの話です。日本人にとって前置詞その他文法が難しいと云うと主催者の妻のペルラが ザメンホフの著" Lingvaj Respondoj "を勧めてくれました。迷ったらザメンホフに戻る。解決方法はこの中に書いてあると彼女が云いましたが、沢山例文が載っているわけでもなし、凡才にとっては迷いは消えませんでした。

 例文が欲しいと自分で集めてみたり、先人が集めた小冊子を読んでも、いざとなると自分が欲しいと思う例文はないのです。

 先日、ある方が、Tekstaro にはこんな例があると書いてきてくれたのでインターネットで探したらありました。使い方も教えてもらいました。

 何と便利な世の中になったのでしょう!

 まだ実際には使っていませんが、エスペラントを学ぶ喜びがまた増えました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜来の雨

2017-09-12 06:34:13 | 衣・食・住
 地面はからかからに乾いて、プランターのモロヘイヤは伸び悩み、ニラはうなだれ始めていましたが、水やりをする気力もなし。夜の雨は本当にありがたかったです。

 今年のゴーヤ。気が付くと30センチ近くある立派に成長したゴーヤがあちこちで黄色くなり落ちてくるほど実りました。シロップ漬けは結構味も良く、毎朝、ヨーグルトと一緒に食べました。でも食べきれません。息子が帰国したのでその近所にも食べていたきました。
 
 そのまま冷凍にすると後で食べるのは厭になり、結局は廃棄処分と云うことは何回か経験済みです。晴天がが続いた時に切り干大根のように乾燥させたものを作ってみました。

 苦みのあるゴーヤは甘辛い味があうと気が付いたので佃煮を作ってみました。ゴーヤは結構水分があります。煮るばかりに切ったものを天日で1日干しました。どのくらい水分が飛ぶか一度計ってみました。1480gが680gになっていました。千切りしょうがを入れ、小エビを入れた物、翌日はシラス、その翌日は削りブシと今のところ3種類です。大きなざる1杯分のゴーヤを毎日刻むのは飽きて昨日は収穫しませんでした。今日は収穫しなくては! 先の方が白くなってくると成熟のしるしです。全体が白くなってくると種を包む綿が赤くなっていることもあります。

 この雨でゴーヤはまた活気付くでしょう!

 家族は炒めても、茹でても美味しいと云って食べていますが、私はゴーヤにうんざりしています。でも、折角実ったものを無駄にしたくはないと云う気持ちで今はゴーヤと格闘中なのです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

爆音!!

2017-09-10 07:09:32 | 平和
 重苦しい低空を飛行する飛行機の爆音で目が覚めました。0時半でした。それは子どものころ聞いたB29の爆音を私に思い出させました。その後まもなく鋭い戦闘機が飛ぶようなジェット音。1時間後再び重苦しく威圧的な爆音。

 思わず起きてテレビをつけました。昨日は北朝鮮が何か挑発行動を起こすかもしれないとテレビが大々的に報じていたせいかもしれません。

 我が家の上空には時折横須賀基地から厚木基地へ飛行機が飛びます。しかしこんな真夜中に気がついたことはありませんでした。

 先日も町内会の会議で北朝鮮のミサイルが飛来した時の身の処遇の仕方が話題となりました。

 いつまでたっても来ない平和。その上、世界のあちこちを襲う自然災害。また、権力を得たい人が次々に現れます。人類はどこに向かっているのでしょうね。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老いとエスペラント

2017-09-08 05:58:08 | エスペラント
 こんなテーマでブログを書くことになるとは私自身想像もしていませんでした。でも他の名称も付けられず…。

 昨日はいつものエスペラントの日、ですが、一人が息子の妻がぎっくり腰で緊急入院し赤ちゃんがいるので呼び出されてたった二人出会うことになりました。Kさんはただのおしゃべりで良いと云いますが、テーマも無く2時間過ごすのはつらいので、色々考えました。彼女はチェメトードの(エスペラントをエスペラントで教える)教師資格を持っています。ですから手元にあったチェメトードの補助教材である小冊子とザメンホフの詩を持って出かけました。
 その補助教材を示しながらKさんが資格を取った時のことやら、Kさんが彼女を指導してくれた人のグループに夫と共に加わり、旅をした時の思い出などを話させようと試みましたが、全く思いだしませんでした。古い記憶がどんどん抜けてゆくと云うのです。アルバムとか自分が書いた記録を読むとそういうことがあったなと思うのだけれど云いました。

 こんな歳になってなんでエスペラントを続けているのだろうと思うと彼女は言いました。私がエスペラントを続けていてもエスペラントの役には立っていないでしょう!若い時は活動すればそれなりに成果が見えて楽しかったけれど、今は何の成果も見えない!と彼女は云いました。

 若い時のように動けないなら、私たちがこれから生きてゆくためにエスペラントに働いてもらったらいいのでは?と私は言いました。残りの人生を'食べて、寝て、テレビの映像に浸りがら’だらだらとなんとなく生きても行ける。でも、エスペラントで外の世界とつながった私たちはテレビのニュースもただ流れてゆく映像ととらえるのでは、世界で何が起こっているのかと自分の力で考える積極性を持っていると思うのだけれど・・・。
 で、Kさん、あなたがエスペラントを始めた動機は何なの?

 彼女の返事は思い出せないでした。

 しばらくして彼女が私に訪ねました。Gさんはどうしてエスペラントを始めたの?

 私ははじめてエスペラントの存在を知った時のことを熱く語りました。

 (当時は巷には戦争孤児があふれ、その話は田舎の村にまで伝わっていました。街にでれば傷痍軍人たちが白い服装でアコーデオンを奏でて物乞いをしていました。‘原爆の子’‘基地の子'などと云う本が発刊され、戦争と戦争後の子どもたちの現実を伝えていました。'24の瞳'以外にも確か'ひろしま'という映画もあったような気がします。その上‘警察予備隊'なるものもでき世の中は騒然としていました。)

 そんな社会情勢の中で私はエスペラントについての話を読んだのでした。話し合うことでお互いに理解し、平和な世界を目指す言葉、何と素敵な言葉だろう、いつか私もその言葉を覚えて平和な世界を目指したいと中学生だった私は決心したのでした。

 Kさんにその話をした後私は気付いたのですが、エスペラントのために働きたいと思ったことはなかったように思います。エスペラントを活用し、平和な世界を目指したいといつも思っていたのですが。エスペラントは私にとって平和へ続く道具だったのです。

 エスペラントのために働けなくなったからもうダメという挫折感に襲われたこともありません。

 彼女と私の年の差は一年と数カ月、学年では一年上。社会経験も似たり寄ったりです。その違いは何なのでしょう?

 
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友からの便り

2017-09-02 10:11:03 | エスペラント
 人は時には思いがけない体験をします。とうとう1カ月ブログを休んでしまいました。いつか今回の体験を笑い話にして書けることを願っています。


 さて本題。私が本を贈った友人から小さな旅の写真集が届きました。彼女は私と同年代のリトアニア人です。多くはエスペラントのグループで旅行した時に取ったものです。

 人の人生は色々です。カソリック教徒です。結婚してすぐ夫と相性が悪く離婚しました。教師をしながら息子を一人で育てました。リトアニア独立の時は経済的にもきつかったようですが、お姉さんに助けられていると書いてありました。息子は仕事を失った時妻とイギリスに出稼ぎに行きました。働きながら息子の妻の母親と協力して孫を育てました。決して弱音は吐きませんでした。

 エスペラントと国と宗教をを愛し、明るく生きる姿勢は羨ましいです。




今回の写真集


1996年に貰った初心者向けの詩集

 取り込みがうまくゆきませんでした。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする