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生きること:過去と未来とエスペラントと

アジア大会参加料金

2008-02-27 09:15:42 | エスペラント
 アジア大会参加費は確か2万7千円でした。

 インドの物価がどうなのかわからないのですが、日本人はほかの国の人と比べて給料水準が高いのでそのくらいの負担はすべきかも。多分アジアの他の国のお金のないエスペラント者を招待する分も入っているだろうと思い支払いました。

 出発前、それは昼食込みであるということがわかりました。ですが、昼食だけでなく午前と午後のお茶の時間がありました。

 食堂に充てられたのは冷房の利いた部屋とそれに続く屋根つきの中庭でした。5~7人は座れる円形テーブルに三々五々勝手に座りおしゃべりをしたりお茶を飲んだり、この時間は人と知り合うためにとても有効でした。

 お茶の時間はミルクティーとミルクコーヒー(クッキー付き)。
 これが甘いこと甘いこと。美味しいがお茶の後で水が飲みたくなるほど甘いのです。ブラックは?という質問が多かったせいでしょうか、最後の2日はブラックティーとブラックコーヒーも用意されたこともありました。

 食事は細長く置かれたテーブルに20人ほどのボーイが並び、私たちは大皿を持って自分の好きなものを盛ってもらいます。内容は揚げ物・カレー数種類・ナンが3種類ほどと、ご飯が白と黄色に炊きこんだもの2種類。もし、スプーン2杯ぐらいの量をすべて盛ってもらうと大皿からはみ出してしまう量になるのです。私たちには同じものに見えますが、毎日味は変えていたようで、責任者のランガさんに後から伺ったら、この地方カルナタカの味をできるだけ多く味あってもらえるようにメニューには工夫を凝らしたということでした。

 デザートは果物。アイスクリームが出たこともありました。
 果物は味があっさりしているのですが美味しかったです。すべて一口大に切ってありこれもボーイがひと品に一人つきます。スイカ、マンゴー、バナナ、リンゴ、ナシのような味のもの。無くなるとすぐ補給され食べはずれなど起こりません。

 私は、二日目より排泄がおかしくなりました。日中トイレに駆け込むということはないのですが、早朝4時ごろと6時ごろと飛び起きて排泄。
 ところが、インド人に言わせるとカレーを食べての下痢は体内にたまった毒素を排泄しているのだそうです。

 カレーも三日も食べれば厭きてくるものです。私だけではなかったようで、5日目最終日のお昼は、大量に余りそうだから、沢山食べてくださいとふれまわっている人がいました。

 必要に応じて食べ、持ち金のせいで食事を我慢する必要もないこの方法とても良かったです。それに知り合いたい人とテーブルをともにして語り合うこの様式や、ゆったりと流れる時間最高でした。

 総合判断として大会5日間に対する参加費2万7千は安かったです!!
 
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アジア大会参加者数と国名

2008-02-26 09:57:58 | エスペラント
  (大会冊子の上部にある大会マークは二匹の象です。なぜ象なのと聞いたら象は強いからということでした。左右対象と言うか、幾何学的と言うか、インド人はこのような模様が好きなようです。)


バンガロールの街を歩いて感じたことは沢山ありますが、そろそろ本題へ。

 大会冊子による参加者数:240名(参加者の居住国は30ヵ国)

 実際には参加できなかったり、大会当日に参加申し込みをする人もいるので次週に多少の増減あると思います。私はアジア大会参加は2度目ですが、前回参加のハノイ大会と比べてみると人数が多いように思えました。

 ハノイ大会参加者は400名を超えていましたが、大会前にヴェトナム・中国国境の町で中国エスペラント大会が開かれ、観光目的の中国人がバスで大勢参加し、バスで観光地巡りをし、会場には日本人と初級者のヴェトナム人だけが目立ち、これじゃまるで日本大会見たいと愚痴さえ出たのです。
 でも今回は講演その他も面白いく、参加して良かったと感じています。

 参加者の内訳:
 オーストラリア: 3
 バングラデッシュ:1
 バラート(インド):35
 ベルギー   : 1
 ブラジル   : 3
 イギリス   : 4
 中国     : 16
 フランス   : 2
 ドイツ    : 4
 スペイン   : 1
 イラン    : 8
 イスラエル  : 1
 日本     : 86
 韓国     : 10
 ラトビア   : 3
 リトアニア  : 2
 ルクセンブルグ: 2
 モンゴル   : 1
 オランダ   : 1
 ネパール   : 28
 パキスタン  : 10
 ポーランド  : 2
 スリランカ  : 7
 スウェーデン : 1
 スイス    : 1
 タジキスタン : 3
 台湾     : 1
 アメリカ   : 4
 ヴェトナム  : 1

 これだけの人種が集まるとアジア大会と言うより国際大会の感がありました。


   
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おお!トイレットペパー

2008-02-24 10:06:06 | エスペラント
 エスペラント会場は病院が立ち並ぶ地区の一角にありました。コンベンション・センターと書いてありましたが、これはある病院の私的所有物だそうです。

 会場に着くなり、先に到着していた友人が、トイレットペーパーが無いと教えてくれました。トイレには直径3センチほどの蛇口がついたお尻洗いようのシャワーがついていました。これはホテルにもありました。そして出口近くにに別の蛇口とバケツがありました。これは手でお尻を拭いた後に洗う水をくむためのようです。

 考えてみれば、ヒンズー教徒にはトイレットペーパーは不要なのでしょう。でも、シャワーを使った後の便器は濡れていますし、日本人にとっては紙は必要不可欠です。翌日から、いくつかのトイレに紙が置かれるようになりましたが、日本、韓国、ヨーロッパの人の中にはその紙で手を拭く人もいて午前中でほとんど無くなってしまいました。帰国まで、ポケットに紙が無くなることのないように気をつけねばなりませんでした。
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インドより帰国

2008-02-23 11:44:37 | エスペラント
 インドより帰国しました。
 まだ、書類を見直していないのでエスペラントアジア大会の内容にについてはまだ書けませんが、大会で9歳の息子と12歳の娘を連れた夫婦と知り合いました。ムンバイ近くの町からバンガロールの大会に参加した家族でした。

 妻の方が熱心んで後の家族は彼女にひきづられているような印象を受けました。片言の家族はどのくらいの期間エスペラントを勉強していると思いますか。 

 なんとエスペラントを4日間インターネットで学習して参加していたのです。

 彼女はA4の紙を沢山抱えていて、聞き取れた単語をすべてメモし、その意味を後から調べていたのです。二日目に逢った時はかなり喋れるれるようになっていました。

 のちにインドの言語について聞いたのですが、多民族(多種族)のインドでは文字をもたなかった民族も多く、言葉は話す中で発展したのだそうです。ですから、音を聞き分ける能力は日本人と雲泥の差があるのかもしれません。

 それでも凄い行動力と理解力!

 感服しました。    
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福祉の話

2008-02-07 15:25:53 | 福祉と教育
 昨日は横浜市中区の福祉大会に出店販売するサークルの販売係として大会の様子を傍聴することができました。このような場でまとまった福祉の話を聞くのは久しぶりのことでした。

 基調講演は横浜市国際福祉専門学校校長の豊田宗裕氏『小地域における福祉保健立つ同の役割とその必要性』でした。

 極端にまとめると:

・ 都市生活は著しく変化している。近隣であっても、必要性の内容は異なってく  る。今後地域福祉保健活動の重点は日常の生活圏、つまり小地域となる。
・ 福祉は個人の必要によって自己選択をする時代となった。つまり利用者が主体  であるから、自分たちが使える福祉サービスに関する情報を持っておくべきで  ある。
・ 私たちの生活の単位は家族である。今後在宅の生活が福祉保健活動の前提であ  る。

 なかなか聞きごたえがありました。ただ個人的に家族が基本といわれると疑問を持つことも多々あります。

 数十年前は核家族化が問題となりました。そして子どもの養育は家庭でと言われ働く女性は学童保育を含む保育所作りに苦労し、多くのエネルギーを費やしました。
 今は孤老と言われ人々が増えています。親族がいるとしても離れて暮らしている人は大勢います。元気な内はだれもが慣れ親しんだ場所で暮らしたいでしょう。しかし、体力、思考力が衰えた時家庭が基本と言われても、どのように自己責任で選択をし、どのようにサービスを活用できるのかという思いにとらわれました。

 家庭が基本などと言わず、例えひとりになっても地域で生活できる方法を模索すべき時が来ているように感じました。
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ゆき

2008-02-04 09:44:44 | 雑感
 昨日は久しぶりの雪でした。
 目覚めるといつもと違う雰囲気に少しカーテンを開けると白い世界。再び布団に入り天空を見あげると灰色の空間から際限なく薄墨色の雪が落ちてきます。子どもの頃はこうした冬をすごしたものでした。
 雪の積もる音が聞こえるかのような世界。

 子どものころ読んだ詩を思い浮かべようとしてもどうしても浮かびません。

 午後メールを開くと姉からのメールがありました。返事に詩のことを書きました。

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪・・・
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪・・・

しか思い出せず、作者も忘れましたと。

今朝姉からの返事を見ました。さっそく調べてくれていました。

三好達治の詩 :雪

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ

2行詩でした。ある人は忘れるから生きて行けると言います。しかし感動したことを忘れてしまうのはやはり悲しいです。
 ときには静かに自然と向かい合い、己を見つめる時間を持つべきなのでしょう!

 これは自戒です。
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失くした二つのリンゴ

2008-02-03 11:05:14 | エスペラント
 『1月31日毎日新聞』より

 既存のネット系列を超え、毎年地方局制作のとドキュメンタリー番組を放送している民間放送教育協会(民教協)スペシャル。今年は中国放送制作の『失くした二つのリンゴ』が2月11日を中心にテレビ朝日など全国33局で放送される。
 
 とありました。内容はエスペラント界では有名な長谷川テルの生涯についてです。彼女は中国に渡り、抗日運動に参加し、世界に対して反戦を呼びかけをしました。スペイン市民戦争に参加していたエスぺランティスト・マンガダに対しても連帯を呼び掛けています。

 1960年、赤木山で日本エスペラント大会がありました。この時、彼女のお姉さんと出会い、徹夜でテルについての話を聞きました。勇気ある女性と心打たれました。また、売国奴の家族という非難に耐えた家族、特にお父さんは凄いと感じたことを覚えています。
 姉弟三人が、まったく違う系統でエスぺラントとを学んでいたという話に、その家庭の在り方が見えるようでした。以前、栗原小巻さん主演で長谷川テルの映画がありましたが、この『失くした二つのリンゴ』ぜひ見たいですね。

 ただ、11日からアジア大会が開かれますので見ることができません。とても残念です。

 テレビ朝日は2月11日だそうですが、加盟各局で放送日は異なるそうです。自分の地方の放送日を確認し、みなさん、ぜひ見てください。
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ボランティア更新時期

2008-02-02 09:53:16 | 家族・友人・私
 また来年度のボランティア更新時期が来ました。いつも思うのはいつリタイアすべきかということです。若い人よりいろいろ知っていること、深く理解していることもあると自負しているところもあります。ですが、同じ年代の人が、若い人と張り合うように仕事をしているのに出会うと、もっと若い人が動きやすく、自分を発揮する手伝いができないかと思ってしまいます。

 来年度も頑張らず、出しゃばらず、考えたこと、感じたことは発言させてもらいつつ、自分の体力気力に見合った働きをしようと今年も決心しました。

 これって結構、虫の良い結論かもしれません。
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