glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

クッション

2013-12-09 08:36:34 | 家族・友人・私
 クッションを作りました。といっても再利用です。
 春に姉から不要品が送られてきました。姉の言い分は、私には捨てられない、利用できない物はあなたが捨てて頂戴!なんという言い草。私だって処分しなければならないもが沢山あるのです。他人の分まで1?とは思うのですが80歳過ぎの姉が思い出の品を捨てられないのは分かる気がします。

 さてその中に幼児用の綿入れの着物がありました。赤い地に可愛い模様のあるその着物は袖を通した形跡もありません。孫が生まれた時に縫ったのでしょう。でも、着せる機会もなかったのではないかと私は推測しました。この着物を再利用してなにができるかと何度か取り出して眺め、たたみ直しているうちに綿が入っている事を利用してクッションにできるかもと思いつきました。

 まず袖を外し、襟を拡げて中に入っている綿を取り出しました。その綿を胸を合わせた時にできる三角の場所に置き厚さを均一にし、袖を2枚拡げて重ね、その胴体部分を首側が中に入るようにして三つ折りにして3方をまつりました。
 少々長方形ですが可愛い立派なクッションができました。

 さて難問はこれを姉が受け取ってくれるかです。下手をするとクッションぐらいうちにあるわよと云いかねません。姉は弟妹の世話をするのは好き(?)と言うか厭わないのですが、自分がされるのが嫌いです。その気質は年とともに強くなってゆくようです。

 どういう口実で送るかずいぶん悩んだのですが私は黙ってそれを送りつけました。そして留守電に『綿入れほどくのがもったいなくてクッションにしてしまったわ。可愛いので送るから飾りものにでもして!』と入れておきました。翌日我が家の留守電に弾んだ姉の声がありました。
 『ありがとう。これI子(孫)に上げようと思う。』

 良かった!良かった。年年歳歳、気難しくなる姉との交流に悩んでいる私です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする