ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

高齢者・障害者・妊婦に駐車スペース

2010年04月07日 00時39分45秒 | 障害者の自立
●申請は19日以降に 警察署で標章発行(県内19カ所)


 高齢者や身体障害者、妊婦が路上に駐車できる専用スペースが、19日から全国に設置される。駐車場が込み合う官公庁や病院、公園の周辺の道路に新設され、不慣れな高齢ドライバーらが駐車場所を探して事故を起こすのを防ぐねらいだ。県内では19カ所、計99台分が指定される。
 道路交通法が昨年4月に改正され、高齢ドライバーらの運転支援策として制度が導入された。対象は70歳以上の高齢者▽聴覚や手足の不自由な障害者▽妊婦と出産後8週間以内の女性。事前に交付される標章を車内に掲示し、路面に描かれた枠の中に駐車する。
 県内で指定されるのは、名古屋市中区の名城病院や同市天白区役所、一宮市の木曽川老人福祉センター、豊橋市役所などの周辺。駐車できる時間帯は場所ごとに決められ、公共機関の近くは深夜は駐車できない。稲沢市の国府宮神社では参拝客が多い土日と休日、常滑市の朝市広場では朝市開催日の午前中に駐車できる。
 標章があれば、他県の専用スペースも同様に利用できる。また、身体障害者らに交付されている駐車禁止除外指定の標章があれば、今回の専用スペースにもそのまま止められる。一般のドライバーが駐車すると、通常の駐車禁止の反則金より2千円高い1万7千円を納めなくてはならない。
 希望者は19日以降に、住所地を管轄する警察署に運転免許証と車検証を持参して申し込む。妊婦と出産後の女性は、母子健康手帳など妊娠や出産を証明する書類も必要。標章は即日発行される。
 県警駐車対策課の担当者は「利用状況を見て、好評なら今後もスペースを新設していきたい」と話した。


朝日新聞

三谷雅純の霊長類学の窓:ヒトは人のはじまり/70 さまざまな人間/2 /兵庫

2010年04月07日 00時37分57秒 | 障害者の自立
 ◇障害がもつ平等化の力
 アメリカの文化人類学者、ロバート・F・マーフィーは、脊髄腫瘍(せきずいしゅよう)のために首から下がマヒしてしまいました。しかし人類学者らしく、身体障害者としての経験をまとめました。「障害者が生きるもうひとつの世界」のフィールド・ワークです。

 それにしても、マヒした体でフィールド・ワークをするとはどういう意味でしょう? ふつう文化人類学者は、みしらぬ民族とともに生活をし、はじめはひどく違うように思えた感じ方、考え方を理解しようと努力します。そして、それを多くの人にわかりやすく説明するのが役割です。しかし手足がマヒしていては、自由に野外に出られないでしょう。

 マーフィーの場合は、自分を取り巻く世界、つまり、職場である大学の人間関係を中心にフィールド・ワークをしたのです。障害者にどう接してよいかわからず、とまどっていたり、人によっては付き合いを拒絶したりもしたそうです。障害者に対する生理的な嫌悪感をあらわす人もいました。そのような敵対的な人びとを理解するのは、とても困難なことですが、それがまさにフィールド・ワークなのです。新たに障害者という<異民族>になったのですが、それはまた<周辺に生きる者>の立場から、多数者の、隠された本質を探る機会でもありました。

 マーフィーが障害者になって、よい関係も生まれました。白人の中で生きてきたマーフィーですが、それまでは少数の黒人教員だけにあいさつをしていた多くの黒人警備員と、親しくあいさつを交わすようになったそうです。また、女性と二人っきりでエレベーターに乗った時も、気を使って、女性から話しかけてくれるようになったのです。みしらぬ女性が車イスを押してくれたこともありました。マーフィーはこのことを、「身体障害というものがもつ大いなる平等化の力」と表現しています。その後、障害者をめぐる人間関係に人類学の新しい可能性を見つけ、やはり人類学者である奥さんや大学院生といっしょに研究に取り組んだそうです。

 マーフィーは貧しいアイルランド系でした。このうまれが、学問の世界にはいった彼を不安にさせることもあったそうです。しかしマーフィーは、「過去の人生はすべてこの現在へ向けてのリハーサルだったのではないか」と問いかけます。大学を定年退職した数か月後に、ご自宅で、奥さんに看(み)取られながら永眠しました。66歳でした。(県立大学自然・環境科学研究所准教授、県立人と自然の博物館主任研究員)

毎日新聞 2010年4月6日 地方版


医療施設で /神奈川

2010年04月07日 00時35分26秒 | 障害者の自立
 「近年は少子化の影響で子どもの診療は減っているが、障害者の患者数は増えている」。こんな話を、歯科医療関係者から聞いた

▼こうした中、厚木市の歯科保健センターがリニューアルし、4日にオープンした。休日の急患に対応するほか障害者を診療し、県内では唯一、食べ物を上手に食べたり飲み込むことができない障害児の摂食・嚥下(えんげ)発達支援診察ができる公的な医療機関でもあるという

▼センターから1・5キロほど離れた厚木市立病院には、コンビニエンスストアが1日に開店し、約40平方メートルの店内がにぎわっていた。病院ならではと感心させられたのが、ガラスの冷蔵ケースに入った可愛い飾り付けの贈り物用の花。そして、何よりもうれしかったのは新聞売り場に毎日新聞が並べられていたこと

▼4月1日付でさがみ支局に赴任しました。綾瀬・大和・座間・海老名・厚木・伊勢原・愛川・清川の6市1町1村を担当します。

毎日新聞 2010年4月6日 地方版

障害者雇用 沖縄市に拠点 フィールズ、6人採用へ

2010年04月07日 00時33分57秒 | 障害者の自立
 【沖縄】エンターテインメント分野の事業を展開するフィールズ(本社・東京都、大屋高志社長)は1日、障害者雇用促進事業の一環として沖縄市中央のコリンザ2階に沖縄事務センターを開設。5日、大屋社長らが出席し、開所式が行われた。障害者雇用促進事業を展開するウイングル(本社・仙台市)が提供する「遠隔地雇用サービス」を利用し、県在住の障害者6人を雇用する。

 開設時に5人のスタッフを採用。順次採用枠を拡大し、将来的には特例子会社化を目指す。フィールズ社は「今後もさまざまな障害のある方に就業機会を提供すると同時に、働きやすい環境を整備することで社会的責任を果たしたい」としている。

 ウイングル社は複数の企業が入居するオフィススペースをコリンザ2階に展開。県内在住の障害者をスペース内の各企業へ紹介し、雇用を促進している。

 フィールズ社の沖縄事務センターは、同スペース内にフィールズ社専用オフィスを設置し、同社スタッフがデータ入力などの業務を行うシステム。同センターには、ウイングル社の専属スタッフが常駐し、業務面だけでなくメンタル面もサポートする。

 同社スタッフには、ウィルチェアーラグビー日本代表の仲里進さん(5月1日入社予定)や同日本代表候補の砂川昭人さん(4月1日入社)が含まれている。同社は、雇用を通じて障害者スポーツ振興も支援するとしている。

沖縄タイムス

スカイツリー おひざ元から手話表現発信

2010年04月07日 00時31分31秒 | 障害者の自立
 東京都墨田区で建設中の東京スカイツリー(完成時の高さ六百三十四メートル)の手話表現を、地元の同区聴覚障害者協会が考案した。東京タワーを超えて高さ三百三十八メートル(三日現在)となって話題に上るものの、手話では表現方法がばらばら。同協会は「地元から全国に広めたい」と意気込む。 

 同協会によると、スカイツリーはすでに手話の会話に登場しているが、「空(スカイ)」と「塔」を組み合わせたり、指文字で「ス、カ…」と一字一字示したりと、人によりまちまちだという。

 同協会は二〇〇八年、協会員や手話サークルのメンバーから新たな手話表現を募集。それらを基に決めた表現を昨年、事業主体の東武タワースカイツリー(同区)に報告し、周知への協力を求めた。

 完成した手話は、左右の手でスカイツリーなどにちなむ指文字「ス」を体の前でつくり、狭めながら持ち上げ、大きく頭上に掲げる一連の動き。ツリーが電波塔として世界一の高さになる、そのスケールの大きさを強調したという。

 このほか、片手だけでの表現方法も併せて考案した。親指、人さし指、中指の三本を下に向け、閉じながら上に上げる。ツリーの三本脚を示すという。

 手話の“標準語”を確定している社会福祉法人全国手話研修センターの日本手話研究所(京都市)の担当者は「地元で定着したものが認められるケースもある」と説明する。

 生まれつき耳が不自由な同協会の荘司康男会長(60)は「全国からたくさんの聴覚障害者がツリーを訪れるはず。ぜひこの表現を使ってほしい」と話している。

(東京新聞)