ゴエモンのつぶやき

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右腕失った太田の島田さん、身体障害者野球の世界大会へ

2010年11月06日 01時08分26秒 | 障害者の自立
 6~7日に神戸市で開かれる身体障害者野球の世界大会に出場する日本代表22人の1人に、国立市が拠点の「東京ブルーサンダース」から外野手の島田泰幸さん(39)=群馬県太田市=が選ばれた。「出られない選手の分も一生懸命やる。どんな形でも塁に出たい」と意気込む。

 島田さんは1996年、勤務先の工場で大型プレス機に右腕を挟まれ、1年以上入院した。利き腕を失った生活の不自由さに加え、他人の視線が気になり、入院中は人と接するのが嫌になっていた。

 退院後、リハビリで世話になった訓練士に教わり、ブルーサンダースに参加。野球は中学の部活動以来だったが、メンバーが気さくに声をかけてくれた。全国大会で自分と同じように片腕がない選手が外野へ打球を飛ばすのを見て「鳥肌が立った」という。その後、地元の群馬県にもチームはできたが「世話になったチームを強くしたい」とブルーサンダースで練習を重ねている。

 島田さんは左手で捕球すると、ボールを軽く上に放り投げる。その間にグラブを外した手でボールをつかみ、送球する。滑らかな動作だ。

 打撃は右打ちで、左腕でバットを持って外へ振り抜く。以前は左打ちだったが、より効率的に腰のひねりを使えるように、約3年前からフォームを変えたという。

 9月と10月、日本代表選手の合宿があった。そこで実感した言葉は「前へ前へ」。島田さんは「打撃でも守備でも、中途半端なプレーでミスをするより、思い切って前へ出るのが大切」と話す。悔いを残さないよう、走り込みや筋力トレーニングに励む。

 「野球のおかげで前向きな心を取り戻せた」と島田さん。栃木のチームでマネジャーだった和美さん(42)と出会い、結婚した。長女朱理(あかり)ちゃん(3)と次女采奈(ことな)ちゃん(7カ月)が大きくなったとき「お父さんは世界大会に出たんだよ」と自慢したい、と思う。

 日本代表の岩崎広司監督は「きまじめで誠実、口数は少ないが熱い情熱を秘めたサムライのような選手。試合でも俊足巧打の持ち味を発揮してほしい」と評価する。

 大会は神戸市須磨区のスカイマークスタジアムである。日本のほか米国、韓国、台湾、ベネズエラの4チームが参加する。トーナメント式で、日本代表は6日午前10時から米国代表と対戦する。(根岸拓朗)

     ◇

 〈身体障害者野球〉 身体障害者野球は1981年に神戸市で創部した「神戸コスモス」が草分けとされる。93年に日本身体障害者野球連盟が設立され、現在は全国で31チームが加盟。全力で走れない選手の打席に代走を認めるなどの独自ルールがある。世界大会は06年に続き2回目で、前回は日本が優勝した。

朝日新聞

スペシャル五輪:史上最多1046人が参加 大阪で開幕

2010年11月06日 01時03分32秒 | 障害者の自立
 知的発達障害者のスポーツの祭典「第5回スペシャルオリンピックス(SO)日本夏季ナショナルゲーム」が5日、大阪市で開幕した。4年に1度開かれる全国大会で史上最多の1046人が参加。6、7日に大阪府内の会場で、陸上、水泳など12競技が行われる。

 大阪市中央区の大阪城ホールで開かれた開会式では元マラソンランナーの有森裕子・大会会長が「ビリケンさん(大阪・通天閣で人気の幸運の神様の像)に負けない笑顔で、それぞれの目標に向かって頑張ってください」とあいさつした。

 大会は約2900人のボランティアによって支えられている。北海道の名寄市立大学のSOサークルの学生7人も今回初参加。サークルは06年に大学が開学した際に、社会福祉学科の学生を中心に発足した。約60人が所属し、昨年のSO北海道大会の運営に参加してきた。

 今大会は2~3年の学生6人が表彰式のサポート役などで参加。移動や宿泊には夏休みに稼いだアルバイト代をあてた。3年生の佐藤航也さん(21)は「全国から選手が集まり、各地域でサポート体制が確立されていると実感した」と大会規模の大きさに驚いていた。2年生の小椋(おぐら)紀幸さん(20)は1500メートル走に出場する小峰雅典さん(28)のコーチとして参加した。「大勢の観客がいて緊張すると思うが、練習の成果を発揮できるよう支えたい」と話した。

毎日新聞 2010年11月5日 19時49分(最終更新 11月5日 21時26分)


知的障害者スポーツ大会が開幕 大阪で全国から千人超

2010年11月06日 01時01分50秒 | 障害者の自立
 知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス(SO)」国内大会が5日、大阪で開幕した。関西では初の開催で、過去最多の千人以上が競技に参加する。

 大阪市中央区の大阪城ホールで開かれた開会式では、選手らが観客席に手を振って入場行進。女子マラソン五輪メダリストの有森裕子大会会長が「大阪城より格好よく、通天閣のビリケンさんにも負けない笑顔で頑張って」とあいさつした。大阪代表の選手2人が「勝てなくても頑張る勇気を下さい」とそろって選手宣誓すると、会場が大きな拍手に包まれた。

 陸上や水泳など12競技が大阪府内の10会場で繰り広げられる。来年、ギリシャのアテネで開催される世界大会の代表選手の選考会も兼ねており、水泳に出場する長野市の塚田剛也さん(34)は「イアン・ソープのように1位になってアテネに行きたい」と力強く話した。

2010/11/05 19:29 【共同通信】