ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

肢体不自由児・者:美術展の入賞者決まる

2010年11月27日 01時07分53秒 | 障害者の自立
 障害者の生きがいづくりと理解を促進する目的で開かれている第29回肢体不自由児・者の美術展(日本肢体不自由児協会主催、厚生労働省・文部科学省・毎日新聞社会事業団など後援)で26日、特賞26点をはじめ124点の入賞者が決まった。表彰式は12月2日、東京都豊島区西池袋の東京芸術劇場で行われ、入賞作品は同日から5日まで同劇場5階ギャラリーに展示する。肢体不自由児・者のデジタル写真展も同時開催する。特賞入賞者は次の通り。(敬称略)

 厚生労働大臣賞=黒田薫(広島市安佐南区)、和本純(和歌山県海南市)▽文部科学大臣奨励賞=池田誠(佐賀県嬉野市)、鳥巣希実花(東京都板橋区)▽東京都知事賞=渡辺美保(東京都北区)、川岸冏子(同足立区)▽日本肢体不自由児協会賞=小野尾悠(千葉市若葉区)、河村真里奈(岐阜市)▽毎日新聞社会事業団賞=伊藤わかな(東京都武蔵村山市)、成田将和(青森市)▽全国特別支援学校肢体不自由教育校長会賞=野寄貴大(浜松市北区)、田中千尋(青森市)▽全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会賞=末永将大(長崎県諫早市)、吉見成生(大阪府高石市)▽全国肢体不自由児・者父母の会連合会賞=梶川広孝(堺市堺区)、高山知義(岡山県津山市)▽朝日新聞厚生文化事業団賞=野上政義(北海道北広島市)、丸山美紀子(新潟県上越市)▽NHK厚生文化事業団賞=吉村通人(福岡市南区)、徳弘希伊(高知県土佐市)▽NTTデータジェトロニクス国際賞=富岡大志(長崎県諫早市)、村中智気(青森市)▽オリックス賞=田畑秋香(沖縄市)、古川育実(新潟県上越市)▽審査員特別賞=村上秀実(東京都品川区)、渡辺良子(茨城県筑西市)

毎日新聞 2010年11月26日 20時47分


石狩市内のパン工房「障害者、スタッフ ふれあいに感動」 人気パティシエがトーク

2010年11月27日 01時03分40秒 | 障害者の自立
 知的障害者272件を雇用する石狩市のパン工房「ベーカリーショップこむぎっこ」に菓子作りを指導した、東京の人気パティシエ辻口博啓(ひろのぶ)さんが25日、札幌市中央区の大丸札幌店でトークショーを開いた。

 同工房と辻口さんはともに、障害者272件が働く環境の向上に取り組む東京の企業「テミル」が進めるプロジェクトに参加している。

 トークの中で辻口さんは、「菓子を通した社会貢献を考えていた。こむぎっこを見学して商品に責任を持っていることや、障害者とスタッフのふれあいを見て感動し、プロジェクトへの参加を決めた」と話した。

 辻口さんは今春、同工房でハスカップを使ったチーズケーキやマフィンの作り方を教えた。製品は30日までの1週間、同百貨店地下1階で販売している。辻口さんは、道産小麦などの地場素材を生かした菓子を「北海道ならではの風味になりました」とPRした。

 トークには同工房の佐藤友紀工場長も同席し、「辻口さんの指導を受け、自分たちもより意欲的になった」と述べた。

北海道新聞 -

ともに生きる社会に:障害者週間記念事業・補助犬シンポに寄せて/中 /兵庫

2010年11月27日 01時01分03秒 | 障害者の自立
 ◆こやの里特別支援学校ギター部「こやキッズ」

 ◇部存続、みんなで笑顔 28日の演奏へ一丸
 知的障害を抱える子どもたちが学ぶ、こやの里特別支援学校(伊丹市)。毎週金曜の午後、音楽室にギターの音色が響く。08年春、高等部にできたギター部「こやキッズ」のメンバーだ。休部の危機を乗り越え、28日に宝塚市である「障害者週間記念事業」で、スピッツの曲などを披露する。

 「『C』からいきまーす。せーの」。ジャーン。顧問で音楽担当講師の丸尾純也さん(34)のかけ声に合わせて、ギターをかき鳴らす。コードの練習で指が慣れると、歌謡曲を口ずさみながら、ギターの伴奏が始まった。

 楽譜を見るメンバーの表情は真剣そのもの。新しい曲は最初はなかなか音がそろわない。しかし、練習を重ねるに連れてそろい出すと、自然と笑みがこぼれる。「気持ちを一つにして曲を通して弾けるようになると、みんながニコニコする。顧問をやっていて一番うれしい時ですね」と丸尾さんは話す。

 現在、部員は1、2年生が各1人、3年生が7人の計9人。3年生の4人は、ギター部を立ち上げた時からのメンバーだ。

 休部の危機は、今年の春。部員全員に目が届くようにと講師2人が顧問となって運営しているが、人事異動で1人がいなくなった。「どうしようか」。丸尾さんは部を続けるか迷ったが、部員や保護者から「続けてほしい」という声が上がり、美術担当講師の弘中健太さん(25)に顧問になってもらった。

 丸尾さんに存続を訴えた副部長の木村友美さん(17)は、「みんなといると元気になれる」。部長の大倉槙悟さん(18)は「1人より、みんなで弾く方が楽しい。部員がバラバラにならず、一緒に練習を続けることができてよかった」と話す。

 3年生は今、就職や職業能力開発校への進学などを控えている。大倉さんの父親の会社員、靖司さん(51)は、就職先など障害者が自立するための環境が社会には少し足りないと感じている。それでも、「部が残ってよかった。みんなで失敗したり、笑ったりすることは、今後に生きる。人より劣っているところがあっても、自分に強いものを持っていることは生きる上で大きな自信になると思う」と、息子の背中を見つめた。【山衛守剛】

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 ◇第19回障害者週間記念事業・第12回身体障害者補助犬シンポジウム
 28日(日)午前10時~午後4時、宝塚市山本南2の市立東公民館(阪急宝塚線山本駅から南へ徒歩7分)。午前の部は、障害者によるギターや和太鼓の演奏など。午後は1時半からの介助犬デモンストレーションに続いて、補助犬シンポジウムや福田正人さんのミニコンサートなど。各団体の展示やバザーもある。入場無料。問い合わせは、市障害福祉課(0797・77・2077)。

〔阪神版〕

毎日新聞 2010年11月26日 地方版


大学生と障害者、笑顔で手作りファッションショー

2010年11月27日 00時57分57秒 | 障害者の自立

 明治学院大(東京都港区)の学生たちが28日、知的障害者とその支援団体とともに作り上げたファッションショー「ぱれ★コレ2010」を開く。

 知的障害者が衣装を考え、モデルとしても登場する。学生たちにとっても初めての試みで、「障害者たちの自由な発想だけでなく、生き生きとした動きや表情も楽しんでほしい」と最終準備に追われている。(石川純)


 同大4年の黒沢友貴さん(22)が参加する障害者支援のNPO法人「ぱれっと」(渋谷区)で6月に話が持ち上がった。団体内で開催していたダンスイベントなどで障害者が生き生きとする様子から、大学で開くファッションショーなら多くの人に見てもらえ、社会との接点を持つことでプラスの効果も出るのではと話し合った。


 ぱれっとが主催し、同大ボランティアセンター、障害者のアート活動を推進するNPO法人「クーピーファッションアートグループ」(東京事務所・川崎市)が連携するショーが決まった。この二つのNPO法人と黒沢さんら学生の3チームがそれぞれ作品を発表する。


 黒沢さんは、大学近くの知的障害者グループホーム「レインボー白金」でボランティアをしている同大2年山本奈穂さん(19)と、互いの名字の頭文字をとった「山黒」チームを結成。同ホームを利用する男性障害者6人のモデルを含めて計24人が参加する。


 ファッションの専門家に意見を聞きながらテーマや服選びの準備に入った。だが、「参加者の意見を平等に採り上げよう」という当初の方針から外れ、専門家の意見を聞いた学生たちだけで衣装を決めてしまう失敗もあった。


 軌道修正し、学生とモデルの障害者が一緒に原宿に出かけて服を選んだ。さらに、数メートル四方の布地に障害者が好きな色で模様や文字を描き、端切れはスカーフやネクタイ、バンダナに活用した。こうした活動の中で感情を表すことの少なかったモデルの男性が衣装を着て笑顔を見せるなど変化が表れ、全員が一体感を楽しむムードになった。


 ショーをまじめにとらえすぎて暗い顔で打ち合わせをしていた学生たちも、心の底から笑う障害者の明るさに元気づけられた。


 本番では「ちょいわりーゼ・白金」をテーマに学生と障害者がペアで出演し、黒や赤などを使った不良っぽい衣装などを披露する。


 午後2時開演。入場料500円(小学生以下無料)、明治学院大白金キャンパス(港区白金台1)アートホール。詳細は、専用ホームページ(www.pale-colle.com)。

(2010年11月26日 読売新聞)