ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

全日本身体障害者野球選手権大会(上)

2010年12月02日 01時18分24秒 | 障害者の自立
11月20日、第12回全日本身体障害者野球選手権大会が兵庫県豊岡市日高町の県立但馬ドームで開かれた。
全国7ブロックから1チームづつの代表が一堂に会す。全国大会は年2回開催され、春、スカイマークスタジアムに於いて各ブロック2チームの代表、計14チームが参加する大会がある。

午前9時、選手入場、選手宣誓は群馬アトムの後藤(上肢)選手。八代保育園児の太鼓演奏、オペラ歌手隅田あゆみさんの国歌独唱。今年も連盟に立浪和義氏より100万円相当の野球用具が贈呈された。
ほかに豊岡市立西気、清滝小学校の応援隊。クラーク記念国際高校豊岡キャンバスの生徒による選手誘導他グランド整備。全日本写真連盟日高支部の写真展示などによる出迎えがあった。何より初冬の但馬にボランティアの「但馬ドーム応援隊ファンクラブ」から温かい豚汁が提供された。
この日の試合開始は9時50分、2日間で1位から7位まですべての順位が決定する。


開催地、兵庫県豊岡市日高町は県の日本海側、但馬地方にあり日高町は偉大な冒険家「植村直己」の生誕地。また豊岡の人たちは、「もう一度コウノトリと一緒に生きられる、美しい自然を取り戻そう!」と、長い時間をかけて、自然環境の再生に取り組んできた。
この大会では「但馬の国に思わぬ物語り」が待っているかも知れない。

各ブロックと予選会の優勝チーム

北海道・東北,岩手北上リリース
関東・甲信越,群馬アトム
中部・東海,名古屋ビクトリー
東近畿,京都ビアーフレンズ
西近畿,神戸コスモス
中国・四国,岡山桃太郎
九州,北九州フューチャーズ
◎東京よりメッセージ(東京ブルーサンダー新監督の大森選手より)
東京ブルーサンダーは「みんなで明るく、大好きな野球を楽しむ」を最大の目標にしてます。とはいえ勝たねばならぬ時は勝ちにいく。今年の選手権は群馬に譲りましたが、来年は必ず…。
群馬には是非とも良い成績をと期待しています。関東の力を見せて欲しい。

※出場資格と規則について
選手資格は身体障害者手帳を持つ肢体不自由者である。その他の障害者(聴覚・視覚・内部・言語・知的)の内1名は試合に出場出来る(但し投手は除く)。特徴的な競技規則は打者代走制度である。下肢障害者で走塁困難な選手の打席には打者代走が認められる。
捕手がミットまたは身体でボールに触れた時点でボールデットとする。
試合は100分以内、7回で打ち切る。5位、7位戦は60分とする。コールドゲームは5回以降7点差、3回以降10点差である。

パラフォト

障害者対象に武道教室開催 「社会参加のきっかけに」

2010年12月02日 01時11分41秒 | 障害者の自立
 障害のある人たちが、武道に打ち込める場がある。日本障害者武道会が、草津市笠山8の県立障害者福祉センターで毎週水曜に開いている武道教室だ。日本障害者武道会によると、障害のある人を対象にした武道教室の開催は全国的にも珍しい。

 「おすっ」。掛け声がセンターに元気よく響く。1時間にわたる教室は、柔軟体操から始まり、型の練習や実際にペアになって組む。障害の程度、知的障害者も身体障害者も区別せず、一緒に汗を流す。互いに助け合いながら、自分のできる範囲で、自分のペースで練習するのが教室の方針だ。

 岩永慶心ちゃん(6つ)は京都市伏見区から通う小学1年生。脳の障害で運動機能にハンディを抱える。始めて3カ月だが、教室に慣れ、「やー」と大きな声を出しながら笑顔で体ごと相手にぶつかる。母親の由紀子さん(35)は「ずっと武道を習わせたかった」と話す。精神的にも身体的にもバランスの取り方を学べると考えたそうだ。

 脳性まひで重度障害を抱える大津市勧学の服部成喜さん(35)は、電動車いすに乗りながら、首など身体の動かせる部分を使って相手を投げ飛ばす。テレビドラマで見た空手に「自分もやってみたい」とあこがれた。

 15年間武道を続けることで、動かせる範囲が広がり、電動車いすホッケーを始めるきっかけにもなった。「自分の世界が広がった」。服部さんはそう話してくれた。

 指導しているのは、渕上道場(草津市東草津4)の総師範渕上博昭さん(48)。自身も脳性まひで左手足に障害を抱えている。17歳から本格的に空手に始め、左手足のまひが改善。現在、健常者向けの空手道場も開いている。渕上さんは「障害を抱える自分でも、武道ができるという自信が持てれば、社会参加のきっかけになる。障害者武道を通して新しい自分を見つけてほしい」と語った。

 問い合わせは日本障害者武道会の事務局=電077(567)2665=へ。

中日新聞

視覚障害者の音楽祭 寄付金不足ピンチ

2010年12月02日 01時03分06秒 | 障害者の自立
 ■小倉で15日開催 「応援を」

 目の不自由な音楽家に活躍の場を提供している「BPM(ブラインド・プロ・ミュージシャン)支援会」(本部、小倉北区)が毎年開いているチャリティー音楽祭が、不景気で協賛金や入場者が減ったために収益が出ず、盲導犬育成のために贈ってきた寄付金の費用がまかなえなくなっている。今年は15日に開催する。同会は「多くの人に見に来て欲しい」と呼びかけている。(斎藤靖史)


 同会は1984年に発足し、会員は約80人。チャリティー音楽祭は今年で27回目になる。89年からは盲導犬の育成や無償貸与などに取り組む九州盲導犬協会(福岡)に収益から寄付金を贈ってきた。贈った寄付金は総額で500万円以上になる。


 かつては協賛してくれる人や企業が多く、著名な音楽家を招いて観客を集めることにも成功した。レイ・チャールズを招いた1998年は約2500人の聴衆を集め、立ち見まで出たという。


 しかし、同様に大物音楽家を招いた2003年は観客が集まらず大幅赤字に。その後は不景気の影響で観客数も協賛金も減っていった。盲導犬協会には当初、30万円を贈っていたが、ここ数年は10万円にまで下げざるを得なくなった。収支は「とんとん」で、鍼灸(しん・きゅう)マッサージ業を営む白石晴己会長(72)が個人的にお金を出して寄付を続けている状況だという。


 トランペットを演奏し、1回目から参加してきた小倉久司さん(56)は「たくさんの人が来てくれることは、たくさんの人に目の見えない人を理解してもらうこと」、白石会長も「視覚障害者の社会参加に盲導犬は欠かせない。ぜひ音楽を聞きに来て応援してほしい」と呼びかけている。


 今年の音楽祭は15日午後6時から、北九州市小倉北区大手町の男女共同参画センターのホールで開く。プレスリーに扮して歌うエルヴィス吉川、ジャズバンドのニュー・アベベ・オールスターズ、同会のバンドであるスタビロ・スウィングス、ゴスペルを歌う綾塚ファミリーバンドがステージに立つ。入場料は一般3千円、小中学生1500円。問い合わせは同会(093・531・2064)へ。

朝日新聞

共に生きる:障害者差別をなくす条例/2 難病患者 /熊本

2010年12月02日 00時55分46秒 | 障害者の自立
 ◇社会で働ける場を

 「課長から平社員に降格する」。入院中の中山泰男さん(47)=熊本市=は上司の言葉に耳を疑った。「企業なんてそういうもんだよ」。駆けつけた同僚も「課長が課長でなくなるなんて」と声を上げてくれたが、滅私奉公に近いほど身を粉にして働いた会社の冷淡な対応に、一晩中、枕で声を押し殺しながら泣いた。

 中山さんは、原因不明の難病として国の特定疾患に指定されているクローン病患者。消化器が炎症を起こすため、強い腹痛や下血の症状がある。入退院などのため臨時職を約20回転々とし、24歳でやっと手にした大手スーパーの正社員職。月200時間を超える残業にも耐え、勤務5年で食品課長になった。職場に病名は伝えていたが、「売り上げ絶対主義」の雰囲気で病気への配慮はなかった。医師から求められていた週1回の通院も行けない日が多く、すぐれない体調を隠し通した。

 しかしある日の早朝、症状が悪化しトイレの和式便器からあふれるほどの下血をした。「過重な勤務が原因」とされ、3カ月の入院。そんな折、会社は人事降格を突きつけた。結局、退院して8カ月で会社を辞めた。

 法律で企業に一定の雇用が課せられている障害者(56人以上の民間企業は1・8%)と違い、難病患者に対する就業支援は遅れている。現在、中山さんは熊本IBD(炎症性腸疾患)の会長として、患者からの医療相談を受けている。同様の事例は後を絶たないという。2カ月前にも県北の建築会社に勤務する33歳の女性が、社長の妻と同じ疾患を持ちながら「患者は2人いらない」と言われて解雇された。

 「障害者への差別をなくす条例」案には、対象として難病など慢性疾患の患者が記された。疾患を理由にした降格、解雇などは禁じられる。IBD事務局長の長広幸さん(42)=熊本市=は「難病患者は確かに定期的な通院が欠かせない。だが、個人によって違う週1~月1回の通院で体調管理さえできれば、仕事ぶりは健常者とほぼ変わらない。切り捨てるのでなく、社会の中で共に働ける場を作ってほしい。条例によって、患者が雇用主に病気を打ち明けるきっかけになれば」と期待を寄せる.

毎日新聞 2010年12月1日 地方版


障害者の自立へNPO支援 就職情報でサイト

2010年12月02日 00時54分05秒 | 障害者の自立
豊橋50社が登録/無料/携帯電話からも
 障害者の自立支援に取り組むNPO法人福祉住環境地域センター(豊橋市、加藤政実代表)が、心と体に障害を持つ人たちの就職情報を掲載する「バリナビポータルサイト」を開設した。1月に創刊したフリーペーパーの就職情報誌「バリナビ」のインターネット版で、30日に豊橋市役所で開設のお披露目をした障害者が主体のスタッフたちは「双方向のコミュニケーションの場として全国に利用者を広げたい」と張り切っている。

 全国初の障害者向け就職情報誌としてバリナビが創刊した後、双方向の情報手段がほしい、との声が利用者らの間から上がり、障害者7人、健常者1人のスタッフが集まって準備を進めてきた。

 障害者を雇用したい企業として現在、東三河を中心に約50社が登録。自動車部品製造業やスーパー、事務職を求める会社もある。一方、仕事を求める障害者は約60人。ネットを通じ無料で仕事を探せる仕組みだ。携帯電話からも利用できる。希望が合致すれば同センターが障害と仕事の内容を調整することもあるという。

 サイトには、求人情報のほか仕事に取り組む障害者の姿を紹介したり、メールで悩みを打ち明けたりするコーナーもある。来年夏頃までに内容をさらに充実させていくという。問い合わせは同センター(0532・52・4315)。

(2010年12月1日 読売新聞)