ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

少量から量り売り、高齢者らに好評 篠山の総菜店

2010年12月29日 00時53分17秒 | 障害者の自立
 障害者らが働いて総菜などを販売する「陽だまり・げんき店」(篠山市魚屋町)が今月、オープンから3年を迎えた。主に地元食材を使い、肉じゃがや魚の煮付け、きんぴらゴボウなど約10品を少量から量り売り。一人暮らしの高齢者や夫婦世帯に喜ばれている。スタッフは「独身世帯など、さらに幅広い年代に利用してもらいたい」と精を出している。


 障害者が働ける場をつくろうと結成された同市吹新のNPO法人「陽だまり」が、2007年12月に開いた。同市吹新の喫茶店で障害者5人を雇ってきたが、06年の障害者自立支援法施行後は10人程度の雇用が必要に。新たに働く場所として空き店舗を改修した。

 キャッチフレーズは、「欲しいものを欲しいだけ」。ブリの煮付け、鳥の空揚げ、牛肉しぐれ煮、青菜ソテー、チキンカツ…。毎日替わる総菜を量り売りで提供。値段は百グラム160~250円程度。里芋のごまマヨネーズとニンジンサラダは、ヘルシーさが人気を呼び、定番メニューとなった。常連の高齢夫婦は百グラムずつ6~7品買い、家でご飯と一緒に食べるという。

 4月から働く女性(19)は「疲れるときもあるけど、仕事は楽しい。早く野菜を切れるようになりたい」。見守るスタッフの女性(50)は「まだまだ知られていないので頑張りたい」と話している。営業は月・火・水・金曜日(祝日を除く)。午前11時~午後4時。げんき店TEL079・506・3706

神戸新聞

障害者の思い、歌や詩で表現 徳島市でコンサート

2010年12月29日 00時49分27秒 | 障害者の自立
 障害のある人たちの思いを歌や朗読で伝える「第28回やまびこコンサート」が26日、徳島市内のあわぎんホールであり、約500人が聞き入った。

 「共生」をテーマにした四国大学付属幼稚園の園児らの寸劇「みんなでつくろう」で幕開け。この後、生きる喜びや悩みをつづった公募の18編の詩に曲を付け、アマチュアバンドや手話コーラスグループが熱唱した。大学生らによる詩の朗読もあった。

 フィナーレでは、出演者やボランティアスタッフ、来場者らがテーマ曲「LOVE・優・生きる」を手話付きで合唱。会場は一体感と大きな拍手に包まれた。

徳島新聞

障害者に歌指導「成長する姿が喜び」 高砂の女性 

2010年12月29日 00時45分05秒 | 障害者の自立
 高砂市荒井町でカラオケ教室を開く石田英幹(えみ)さんが、20年以上にわたって障害者に歌を教えている。消極的だった生徒が、人前で堂々とマイクを握れるなど、成長する姿が喜びといい、「私の方が元気をもらえる」と話す。


 若いころから日本舞踊を習っていた石田さんは、約25年前、演歌に合わせて踊る「新舞踊」の教室を近所で開校。程なくカラオケ教室も開いた。体に障害がある人への指導依頼があり、89年から96年ごろまで、同市の福祉会館で障害者対象の教室を開いた。

 教室は評判を呼び、加古川市から見学に来た人に請われ、94年に障害者対象のカラオケ教室「山びこ会」を加古川で開校。現在、30~40代の知的障害者と保護者ら11人が月2回、加古川北公民館(神野町西条)に通い、演歌を歌う。一緒に参加する保護者にも「ストレス解消になる」と好評という。

 当初は、字が読めなかったり、じっと座れずに走り回ったりする生徒もいて、石田さんが戸惑うことも。何度も曲を聴いて耳で覚えてもらい、根気よく指導するうち、どの生徒も堂々と歌うようになった。教室は和気あいあいとした雰囲気だ。

 山びこ会を含めて3カ所でカラオケを教える石田さん。全生徒約60人が出演する合同発表会を来年3月に開く予定だ。

 「じっと座ってられなかった生徒が、3年目には落ち着いて歌えるようになった時、うれしくて泣きました。生徒が成長する姿が私の喜び」

 石田さんは目を細め、本番に向けて練習を重ねる生徒らを見守る。

 石田教室TEL079・443・3446

神戸新聞

山辺の小野さん、右足で頂点 障害者クライミング世界大会で優勝

2010年12月29日 00時42分54秒 | 障害者の自立
 骨腫瘍による左足切断を乗り越え、山形市あかねケ丘2丁目でフリークライミングのジムを経営している小野巳年男(みねお)さん(57)=山辺町山辺=が今月、千葉県習志野市で開かれた第1回視覚障害者クライミング世界選手権大会に出場し、オープンクラスの肢体不自由者の部で優勝した。「世界王者」の称号を手にし、来年7月にイタリアで開催される障害者のクライミング世界大会にも招待されている。

 小野さんは20代のころ、福島県で岩登りの講習会に参加したことをきっかけにフリークライミングを始めた。山形市内などで会社勤めをしながらトレーニングに励み、休日は県内外の岩場に挑戦し続けた。しかし1996年、ぎっくり腰の治療に行った病院で左大腿(だいたい)骨腫瘍と診断された。抗がん剤治療を続けたが完治せず、翌年3月に左足大腿部を切断した。

 「クライミングで何度も死ぬ思いをした。こんなこと(病気)ぐらいで自分は死ねない」。クライミングへの熱い情熱が支えとなり、2年間のつらいリハビリや、慣れない義足の生活を克服。ジムを経営する東北各地の友人などの刺激を受け、2007年7月、フリークライミングのジム「デッドポイント」の経営を始めた。現在は、クライミング競技に取り組む後輩たちの指導に当たっている。

 今月4、5の両日に開催された第1回世界選手権大会には、20年来の知り合いだった日本フリークライミング協会役員から誘われ、日本代表として出場した。大会は、視覚障害者の部と、肢体不自由者の部の2部門があり、小野さんは肢体不自由者部門でイタリア、ロシア、スペインの3カ国の代表と競い合った。

 両部門とも、目標のルートについての情報を持たないまま最初のトライで登りきる「オンサイト」と、リハーサルやコーチの助言が可能な「アフターワーク」の2つの競技を実施。小野さんは総合得点で同得点だったスペインの選手とともに部門優勝を果たした。

 「出場選手の中で一番の年長だったので勝てるとは思わなかった。国際大会で多くの選手と出会うことができて、楽しかった」と小野さん。優勝をきっかけに、国際スポーツクライミング連盟のロシア人の副会長から「来年、ぜひイタリアの大会に出場してほしい」と誘われ、「以前、ヨーロッパの岩場に挑戦したことがあったが、イタリアでは登ったことがない。ぜひ挑戦したい」と意欲を燃やしている。

山形新聞

火災:神川の障害者施設で 入所男性が重傷 /埼玉

2010年12月29日 00時39分54秒 | 障害者の自立
 27日午前1時50分ごろ、神川町新宿の身体障害者療養施設「ルピナス神川ホーム」1階居室から出火、ベッドの布団を焼き、このベッドに寝ていた男性(64)が顔や両腕などをやけどする重傷を負ったが、命に別条はないという。児玉署は火の気がないことから不審火とみて出火原因を調べている。
 同署によると、男性は左半身不随で自力での歩行は不可能。部屋は男性の4人部屋だったが、ほかにけが人はなかった。
 施設は身体に障害のある約50人が入所。火は入所者から知らせを受けた職員が消し止めたという。

毎日新聞 2010年12月28日 地方版