オリックスのT-岡田(22)が17日、大阪府豊中市にある総合福祉施設『豊中愛和会』で行われたクリスマス会に出席した。T-岡田は障害者や高齢者約170人とともに、キャッチボールやクイズ大会に参加したほか、サンタクロースの帽子をかぶってプレゼントを配るなど、積極的に交流。
実は同施設には祖父・和夫さんと祖母・畝子さん(うねこ)も入所しており、パ・リーグ本塁打王として参加者を喜ばせる姿を見せることは、最高の祖父母孝行にもなった。
障害者や高齢者と真剣に触れ合った1時間以上もの時間を、T-岡田は「短かったですね。シーズン中にこういう機会はまったくないので」と神妙に振り返った。「いい成績を残せて知名度も上がって、(訪問される)逆の立場からしたらうれしいと思う」と、本塁打王としてできる社会貢献の大きさも感じた。
必死で駆け抜けた今シーズン。オフは数日しかなく、祖父母が入所している同施設を訪ねるのは今回が初めてだった。特に和夫さんは少年野球時代からT-岡田の試合に通い、応援し続けてくれていただけに、「いい祖父母孝行? そうですね」と、立派に成長した姿を見せられたこともうれしかった。今後は社会貢献を「考えていきたい。続けてしっかり活躍できたら」と積極的に行う方針。心優しいキングは、来季もグラウンド内外で明るい話題を振りまくつもりだ。
中日スポーツ -