【ロンドン和田浩幸】陸上女子100メートル(T44)の決勝が2日夜行われ、パラリンピック初出場の高桑早生(さき)選手(20)=慶応大2年=が登場した。数年でめきめき頭角を現した障害者陸上界のホープ。8人中7位に終わったが、「世界の先頭は遠かった。決勝進出が目標だったが、悔しさも残ったので、4年後を目指す理由がはっきりした」と前を向いた。
1日夜(日本時間2日未明)の予選も7位で通過した高桑選手。レース前は「大観衆を楽しむつもりで、リラックスしていた」というが、スタートラインに立つと「心臓の音が聞こえるくらい」緊張した。スタートには成功したが、後半は先頭集団に一気に離され、14秒22でゴールした。
埼玉県熊谷市出身で子供の頃からスポーツ好き。小6年の時に左足に骨肉腫を発症し、中1で膝下を切断した。「ショックだったけど、幼い自分には何が起きているか分からなかった」。中3の時、義肢装具士に切断者のスポーツクラブを紹介されて陸上に出合い、同じクラブに通う佐藤真海選手(30)や中西麻耶選手(27)が08年北京パラリンピックで活躍する姿に憧れた。
毎日新聞 2012年09月03日 12時37分(最終更新 09月03日 13時59分)
1日夜(日本時間2日未明)の予選も7位で通過した高桑選手。レース前は「大観衆を楽しむつもりで、リラックスしていた」というが、スタートラインに立つと「心臓の音が聞こえるくらい」緊張した。スタートには成功したが、後半は先頭集団に一気に離され、14秒22でゴールした。
埼玉県熊谷市出身で子供の頃からスポーツ好き。小6年の時に左足に骨肉腫を発症し、中1で膝下を切断した。「ショックだったけど、幼い自分には何が起きているか分からなかった」。中3の時、義肢装具士に切断者のスポーツクラブを紹介されて陸上に出合い、同じクラブに通う佐藤真海選手(30)や中西麻耶選手(27)が08年北京パラリンピックで活躍する姿に憧れた。
毎日新聞 2012年09月03日 12時37分(最終更新 09月03日 13時59分)