ゴエモンのつぶやき

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「どの大会より素晴らしかった」=車いすテニス、競泳陣が帰国-パラリンピック

2012年09月13日 02時09分19秒 | 障害者の自立
 ロンドン・パラリンピックに終盤まで残っていた車いすテニスや競泳などの選手・関係者約110人が12日帰国し、成田空港で支援者らに拍手で出迎えられた。
 車いすテニス男子シングルスで史上初の2連覇を果たした国枝慎吾(ユニクロ)は「出発の時から金メダルを持って日本に帰ることを考えていた。現実になって本当にうれしい」と満面の笑み。「テニスコートでは一人ですが、皆さんの応援があって勇気づけられた」とファンに感謝した。
 競泳女子100メートル背泳ぎ(視覚障害)で金の秋山里奈(明大大学院)は「選手村に入って具合が悪くなり、予選まで不調だったので、金メダルを取れてほっとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべながら、「今まで経験してきたどの大会より素晴らしく、楽しく、充実したパラリンピックでした」と大会を振り返った。
 競泳男子の100メートル平泳ぎ(視覚障害)で銀、100メートルバタフライ(同)で銅の木村敬一(日大)は「パラリンピックでメダルを取ることだけを目指して頑張ってきた。水泳をここまでやってきてよかった」とほっとした様子。「8年後は金メダルを取れるよう頑張ります」と話すと、傍らの秋山が「4年で取れるでしょ」と声を掛けた。


ロンドンから帰国したパラリンピック車いすテニス金メダリストの国枝慎吾(手前)ら=12日午後、成田空港

時事通信 - (2012/09/12-20:20)

トヨタ、『第39回 国際福祉機器展H.C.R.2012』にウェルキャブ8台を出展

2012年09月13日 01時54分37秒 | 障害者の自立
トヨタ自動車は12日、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で26日から28日の期間に開催される、国内最大規模の福祉機器展示会『第39回 国際福祉機器展H.C.R.2012』に、同社のウェルキャブ(福祉車両)8台を出展すると発表した。


「ポルテ」助手席リフトアップシート車 Bタイプ

同社は高齢化の進展等を背景に、年々高まりつつある高齢者や身体障害者の「快適で安全な移動に対するニーズ」に応るため、従来よりウェルキャブの開発に取り組んでおり、今回の出展においても最新の車両を展示して取り組みを紹介するとのこと。

具体的には、7月に発売された新型ポルテの「助手席リフトアップシート車」や、脱着シートもしくは専用車いすのまま助手席の位置に乗車できる新型車スペイドの「サイドアクセス車」をはじめ、車いすのまま乗り降りが可能な「車いす仕様車」などのウェルキャブ8台を展示する。

また、2011年11月に公表した介護・医療支援を目的として開発中のパートナーロボットのうち、改良を加えた「自立歩行アシスト」「移乗ケアアシスト」の参考出品も行われる予定。


「スペイド」サイドアクセス車 脱着シート(手動式)+専用車いす仕様

展示内容(トヨタ出展)

車名

仕様

ポルテ

助手席リフトアップシート車 Bタイプ

スペイド

サイドアクセス車 脱着シート(手動式)+専用車いす仕様

アイシス

サイドリフトアップシート車(パノラマタイプ) Bタイプ

ラクティス

車いす仕様車(スロープタイプ) タイプI 助手席側リヤシート付

ヴォクシー

車いす仕様車(スロープタイプ) タイプI 車いす2脚仕様

ノア

車いす仕様車(スロープタイプ) タイプII サードシート付

ハイエース

車いす仕様車(リフトタイプ) Bタイプ

アクア

フレンドマチック取付用専用車タイプIV ウェルキャリー



『第39回 国際福祉機器展H.C.R.2012』概要

開催期日

2012年9月26日~9月28日

時間

10:00~17:00

会場

東京国際展示場(東京ビッグサイト) 東展示ホール(有明)

入場料

無料・登録制(一部プログラムは有料)

出展企業数

約500社(予定)

主催

全国社会福祉協議会 保健福祉広報協会


マイナビニュース - [2012/09/12]

家賃支給打ち切りを心配?自主退院10日後死亡

2012年09月13日 01時51分02秒 | 障害者の自立
 盛岡市に住む30歳代の身体障害者男性が病気のため入院していた今年2月、市のケースワーカーから「入院が6か月を超えると住居費が支給されなくなる」と説明されて退院し、約10日後に自宅アパートで亡くなっていたことが分かった。

 市生活福祉課によると、男性は昨年9月末から入院。ケースワーカーから説明を受けた後の2月18日、主治医が定期的な通院を条件に退院を認めた。3月2日、自宅で亡くなっているのを友人が発見。死因は急性心臓死で死亡推定日は2月29日頃とされた。退院と死因の因果関係は不明という。

 生活保護法に基づく実施要領では、6か月を超える入院でもさらに3か月以内に退院の見込みがある場合、家賃支給は継続される。ケースワーカーは説明をしていなかったといい、同課は「受給者への制度説明を徹底する」としている。

(2012年9月12日11時58分 読売新聞)

技能五輪、アビリンピック 県選手団結団式

2012年09月13日 01時46分18秒 | 障害者の自立
 10月に県内で初開催される技能五輪全国大会と全国障害者技能競技大会(アビリンピック)に臨む県選手団143人の結団式が11日、長野市のホテルで行われた。

 県勢は技能五輪に121人、アビリンピックには22人が出場予定で、ともに過去最多。阿部知事から県旗を手渡された技能五輪県選手団の永塚未貴主将(23)(造園)は「日々の練習と経験を本番で発揮できるように頑張ります」と宣誓。アビリンピック県選手団の向山雅士主将(33)(電子回路接続)も「指導してくれた方々への感謝の気持ちを胸に全力を尽くしたい」と誓った。

 技能五輪は50回目の記念大会で、原則23歳以下の若手が機械系や建築系、ファッション系など40職種で競う。10月26~29日に松本、諏訪両市で開かれ、約1100人が出場する。障害者が技能を競うアビリンピックは、同20~22日に長野市で開催され、23種目に約300人が出場する予定だ。


阿部知事から県旗を受け取る向山主将(中央)と永塚主将(11日午後、長野市のホテルで)

(2012年9月12日 読売新聞)

支え人 東日本大震災1年半 (2)仮設住宅訪問 

2012年09月13日 01時41分47秒 | 障害者の自立
【芦屋市在住 梶田洋美さん/ 「一人じゃない」と伝えたい】


 昨年4月、がれきの山と化した宮城県南三陸町に入った。4人の仲間と高台から沿岸の町を見渡したとき、「私たちにできることは何もない」と感じた。そんな無力感に襲われてしまうほど、津波による被害はあまりにも大きかった。

 迷いながら訪れた同県女川町の避難所。高齢女性に被災状況を尋ねると、せきを切ったように、あの日からの出来事を語り始めた。「ここにいるのはもっとつらい体験をした人ばかり。話したくても話せなかった」と明かす人もいた。「話を聞いて、被災者の“はけ口”になることならできる」。そう思い直した。

 同県石巻市の避難所では、80代の高齢夫婦と出会った。2人はリフォームしたばかりの自宅を津波で失った。「先が見えない」と不安げに語る2人を見て、「私にできることはほとんどない。でも、この夫婦のために役に立とう」と決意した。

 翌月。再び避難所を訪れると、夫婦は涙を流して喜んでくれた。夏に仮設住宅に移って以降はそちらに足を運び、近況を聞いた。

 異変に気付いたのは11月だった。それまで住宅の中へ迎え入れてくれていたのが、玄関先で止められた。ドア越しに話す声にも覇気がなかった。わずか14戸しかないのに、近所付き合いがなく、孤立化しているように見えた。

 「14戸をつなごう」。新たな目標を据えた。少人数のスタッフでも足を運べる戸数だ。現地の社会福祉協議会も協力し、お茶会を始めた。髪を切るカットサロンや絵手紙教室も催した。

 今年3月、夫婦が初めてお茶会に参加してくれた。少しずつ、以前のように打ち解けて話してくれるようになった。避難所から仮設へと急激な環境の変化で、人疲れする時期に差しかかっていたのかもしれない。引きこもりを防ぐには、こちらからのノックをやめないこと。そう実感した。

 いま力を入れているのは子どもたちへの支援だ。月に1度、神戸大学の学生らと石巻市を訪れ、仮設で暮らす小中学生らの学習指導をする。学校の授業について行けず、落ちこぼれてしまう子どもを一人でも減らしたい。

 夫婦ら住民への訪問も欠かさない。暑中見舞いを書いたり、電話をかけたりもする。被災地に届けたいのは「一人じゃないよ」というメッセージだ。

 阪神・淡路大震災で被災し、復興住宅に移り住んだお年寄りが、孤独でさみしい最期を迎えるのを見てきた。独り暮らしの男性が酒に溺れるのを見てきた。同じ状況を繰り返してはならない。強く思う。

 小さくても、支援の意味はゼロじゃない。そんな思いを胸に、被災地へ通い続ける。


かじた・ひろみ NPO法人よろず相談室監事。1998年から活動に携わり、阪神・淡路大震災で被災した高齢者や障害者の支援を続ける。

神戸新聞 - (2012/09/12 11:31)