ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

義足ランナー「彼の義足は長過ぎる」

2012年09月05日 02時19分41秒 | 障害者の自立
 南アフリカのオスカー・ピストリウスは、ロンドン五輪(健常者向け)の陸上男子1600メートルリレーに義足で出場した障害者4 件アスリートの希望の星。だが続くパラリンピックの陸上男子200メートル(下腿切断などT44クラス)の決勝では、2大会連続金メダルを狙うピストリウスが、ゴール直前の20メートルでアラン・オリベイラ(ブラジル)に追い抜かれる波乱の結末に終わった。

 だがレースの結果以上に注目を集めたのは、試合後のビストリウスの発言だ。彼は試合後のインタビューで、優勝したオリベイラの義足が「長すぎる」と批判し、選手の身長が「不自然に高い」状況を許している現行ルールに不満をにじませた。

 これに対してオリベイラは、ピストリウスは憧れの存在であり、批判されるのはつらいと語った。「私の義足の長さに問題はない。すべての審査を通過しており、ピストリウスもその点は承知しているはずだ」

 国際パラリンピック委員会(IPC)も3日、すべての選手の義足は2年前に定められた身長などの規定に基づいてチェックされており、オリベイラに違反行為はなかったと明言した。

 義足が長過ぎる、という批判はパラリンピックでは今に始まったことではない。2004年には、ピストリウスのほうが批判を受ける立場だった。両足を失った選手の場合、こうした問題は避けられない。ピストリウスは幼少時に両膝下を切断したため、彼の身長を正確に推測するのは容易ではない。こうしたときのために、IPCは両腕を横に広げたときの幅などを基に、ありえた最高身長を割り出す公式を使っている。

ビストリウスの主張に潜む矛盾点

 試合直後の興奮から冷めたのだろうか、ピストリウスは3日、自分の発言によって「他の選手の勝利から注目をそらさせるつもりはなかった。発言のタイミングについて謝罪したい」との声明を発表した。

 ただし「(義足のサイズに関する規定について)は問題があると信じており、IPCと話し合う機会があれば歓迎する」とも主張。「スポーツの公平性を信じている。同じ問題意識をもつIPCと協働できればうれしい」

 これを受けて、IPCは9月中にピストリウスと公式に会談し、「スタジアムの熱狂から離れた正式な場で彼の疑問を取り上げる」ことを約束した。

 もっとも、こうした幕引きに納得できない人もいる。CBSのスポーツコラムニスト、グレッグ・ドイエルは、ピストリウスの騒ぎ方は自己中心的すぎると非難した。

 ピストリウスは「(健常者向けの)ロンドン五輪で、自分の義足より重い下肢をもつ(健常者の)選手たちと競うのは問題ないという。伸縮性の高いカーボン製の義足では自動的にできる動きをするために、一般の選手がエネルギーを使わなければならないのも問題ないという」と、ドイエルは書いた。「義足のメリットが自分のプラスに働くときは義足を容認しながら、相手のプラスになったら文句を言っている」



(GlobalPost.com特約)2012年09月04日(火)18時36分

がんばらんば大会PR隊11日に始動 県内各地を巡る

2012年09月05日 02時16分08秒 | 障害者の自立
 2014年11月に開かれる「長崎がんばらんば大会」(第14回全国障害者スポーツ大会)のPRキャラバン隊が、11日に活動を始める。大会のマスコットキャラクター「がんばくん」と「らんばちゃん」が来年2月まで県内各地を巡り、障害者スポーツで活躍する選手を紹介したり、ゆるキャラと交流したりして、大会への参加を呼びかける。

 キャラバン隊は、県が3月に実施したアンケートで、大会の認知度が6割弱にとどまったことから、もっと関心を持ってもらおうと結成された。11日は、大村市で応援歌の「はばたけがんばくん」のダンスを披露。17日には島原城天守閣前広場で、特別支援学校の生徒や島原半島ジオパークのキャラクター「ジーオくん」と共演する。

 県障害者スポーツ大会課は「障害者スポーツへの理解を深めてもらうきっかけにしたい」と話している。


大会をPRするがんばくんとキャラバン隊のメンバー

(2012年9月4日 読売新聞)

転落事故防止、眼鏡が支援 3年後商品化目標

2012年09月05日 02時12分43秒 | 障害者の自立
 川崎市中原区のIT会社「アルファメディア」などが、視覚障害者向けに眼鏡型の歩行支援機器の開発を進めている。県が中小企業の新商品開発を支援する補助金を受け、3年後の商品化を目指している。これまで技術的に難しかった前方の落差の感知をできるようにし、駅のホームなどからの転落事故を少しでも防ごうという試みだ。

 歩行支援機器は、眼鏡の両端に装着した2台のカメラで、前方にある地面の「手前」「中間」「遠方」の3点をそれぞれ計測。歩行者から3点の計測点までの距離などの変化から進行方向の奥行きや勾配、障害物の有無を割り出す仕組みになっている。

 計測点間の距離の変化の仕方から、駅のホームや階段などの落差の大きさもある程度感知できる。落差や障害物がある場合は、歩行者に音声や警告音、振動で伝える。

 アルファメディアは2010年から、高崎商科大の竹上健教授、東京都立川市のシステム開発会社「立川エムアンドシー」と歩行支援機器の共同開発を開始した。眼鏡型は、視覚障害者が使いやすく、健常者から見ても不自然に見えないことから採用した。白杖(はくじょう)と併用することを想定している。

 11年8月に3者で特許を出願し、同年秋に試作品を製作した。12年度の県の「中小企業新商品開発等支援事業補助金」(171万円)を受け、視覚障害者に試作品を使ってもらいながら実用化を進めている。

 今後の課題は精度向上で、柵や溝、穴などの障害物や段差の違いを細かく識別できるようにすることを目指している。軽量化と長時間の使用も実現し、価格は10万円以下に抑える方針だ。

 アルファメディア社長の小湊宏之さん(38)は「視覚障害者が駅のホームから誤って転落する事故が後を絶たず、IT技術で手助けできないかと思った。視覚障害者が少しでも安全で便利な生活ができるよう、早く商品化にこぎ着けたい」と意気込んでいる。


試作品を手にする小湊さん(川崎市中原区で)

(2012年9月4日 読売新聞)

競泳秋山が大会新で金、鈴木は銅 パラリンピック第5日

2012年09月05日 01時54分09秒 | 障害者の自立
 ロンドンパラリンピックの競泳女子100メートル背泳ぎ(視覚障害1)で、伊勢原市の秋山里奈選手(24)が大会新で悲願の金メダルに輝いた。地元関係者からは祝福する声が上がった。

 生まれつき全盲の秋山選手は、伊勢原市の「チャンピオンスイムクラブ」で、3歳の頃から水泳を始め、ロンドンパラリンピックの前は、ほぼ毎日、3500~4000メートルを泳ぎ込んだ。「練習しないと落ち着かない」という秋山選手はロンドン出発前、「1番、1位にこだわりたい。100メートル背泳ぎで金メダルを目指す」と意気込んでいた。

 「後半、追い上げられて抜かされないように持久力をつける練習を積んできた」と話していた通りの粘りの泳ぎで、1位でゴールした。

 同クラブの西久保好生代表(62)は、「レース前に現地にいるコーチから『環境が変わって、調子を崩している。予選もうまくいかなかった』と連絡を受けていたが、決勝の泳ぎは後半逃げ切る、勝負強い泳ぎだった。これまでの集大成のレースが出来た彼女をお祝いしたい」と栄誉をたたえた。

 秋山選手が1年半前から通っているという同市のマッサージ治療院「スポラックスマッサージ」の金城充知代表は、「金メダルをとると公言していたのでプレッシャーにならないか心配していた。里奈さんがゴールした瞬間、涙が出るほどうれしかった。心からおめでとうと言いたい」と喜んだ。


【写真説明】 女子100メートル背泳ぎ(S11)で獲得した金メダルを胸に、声援に応える秋山里奈=水泳センター(共同)

(2012年9月4日 読売新聞)

日立市:要援護者見守り、2生協と協定 /茨城

2012年09月05日 01時47分04秒 | 障害者の自立
 日立市は3日、いばらきコープ生活協同組合と生活協同組合パルシステム茨城の両者と、要援護者見守り活動事業と安全な道路環境の確保に係る事業協力に関する協定を締結した。

 見守り活動は、両者が業務中に高齢者や障害者、乳幼児などの要援護者の異変に気づいた場合や、市道の異常を発見した際に、市の担当課に通報してもらう事業。関係者は「地域に少しでも貢献できて、市民が安心して暮らせれば」と話している。

 同市役所での調印式には、吉成明市長やいばらきコープの佐藤洋一理事長、パルシステムの小泉智恵子理事長ら関係者が出席した。

 両者は計約3万4850人の組合員を中心に商品などの配送業務を実施しており、週延べ計約240台の車両が動いている。

 吉成市長は「皆で支え合い、助け合うことができれば」と今回の事業に期待を寄せた。

毎日新聞 2012年09月04日 地方版