ゴエモンのつぶやき

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知的障害一藁さん勤続30年に大臣表彰 雇用事業所と「二人三脚」で

2012年09月21日 02時37分42秒 | 障害者の自立
 知的障害を抱えながら30年間にわたって清掃業などに従事している保土ケ谷区在住の一藁(いちわら)徹さんがこの程、厚生労働大臣から表彰を受けた。

 今井町にあるグループホームで暮らす一藁さんは58歳。1982年から財団法人「横浜市知的障害者育成会ワーキングセンター」の従業員として、主に市内の公共施設等の清掃業務や植栽管理などを担当。勤務は一般的なサラリーマンと同様に週休2日。曜日ごとに決められた場所に出向き、掃除や、イベント会場の後片付けなどを行っている。

県内9年ぶり

 一藁さんは生まれながらの知的障害者。「字が書けない」「時計が読めない」状況の一方で、性格は真面目そのもの。学習能力も高く、雇用事業所の伊澤和弥センター長によれば、仕事のクオリティは一般の人と比べても「まったく遜色ない出来映え」だという。

 また笑顔を絶やさず、誰とでも仲良くなれる温和な人柄で後輩の面倒見も良く、現在28人の従業員が勤務するセンター内でも一目置かれる存在に。こうした長年にわたる功績が認められた今回の厚生労働大臣表彰は、県内でも9年ぶりという快挙。だが「毎日、楽しい。お給料日も楽しみ」と、受章の喜びよりも日常の充実感に対して、嬉しそうな笑顔をみせていた。

月収は約10万円

 障害者年金(6万円程度)を加えれば現在、月に10万円程度の収入がある一藁さん。グループホームでの生活費を差し引いても、趣味である「洋服(ズボン)収集」を満喫できる程度の余裕があるという。しかしこうした例は近年では稀(まれ)なケースとなっており「知的障害者の雇用環境は厳しくなる一方。障害者年金だけでは苦しく、生活保護に頼る人も増えている」と前出の伊澤さんは話す。同センターは「終身雇用」と「県最低賃金以上の確保」を掲げ運営しているが、現実的な問題として最近では「仕事の確保」に頭を悩ませる日々が続いている。「清掃の依頼があっても、あまりにも賃金が低く、受けてしまうと逆に従業員の生活が維持できなくなる事にもなり、やむなく断らざるを得ない場合も多い」と伊澤さん。結果的にセンター職員が少しでも良い条件の仕事を確保するために地道な「営業活動」をすることも珍しくないという。

”28年”に努力賞も

 一藁さんが従業員として迎えた3年目にセンター長に就いた伊澤さん。真面目に働く側と、必死に雇用を維持する側の「二人三脚」も、四半世紀を超えた。同センターも今回、一藁さんの大臣表彰にあわせて「障害者雇用優良事業所・努力賞」を受賞している。


大臣表彰を受けた一藁さん(左)とサポート役の伊澤センター長(右)

タウンニュース- 2012年9月20日

読みたい本 「夕やけ便」で 市図書館が無料で宅配

2012年09月21日 02時34分17秒 | 障害者の自立
 【北広島】市図書館は19日、1人で来館が困難な70歳以上の高齢者や障害者20+ 件を対象に本を無料で自宅に届ける宅配事業「夕やけ便」をスタートさせた。市民ボランティアから本を受け取った高齢者は「足が不自由なだけに本当に助かります」と喜んだ。

 夕やけ便は、東部地区では市図書館を、北広島団地と西の里、大曲、輪厚の4地区ではそれぞれの市図書館分館を拠点とする。当初、敬老の日の17日に始める予定だったが、サービス実施日を毎週水・木曜日の午後と決めたことから、19日のスタートになった。

 利用申し込みをもとに、要望のあった書籍を5冊まで2週間貸し出す。本の受け渡し、返却とも市民ボランティアが担う。1日から受け付けた利用登録者は77~85歳の4人で、このうち2人が19日にサービスを受けた。

 自宅で5冊の時代小説をボランティアから受け取った東部地区の阿部憲一さん(85)は「本が好きで以前はよく図書館に片道約30分歩いて通っていたが、最近は足が不自由で申し込んだ。夜も寝る前に本を読むのが習慣だし、うれしい限りです」と目を細めていた。

 20日も利用者2人へ本が届けられる。

 利用者の登録や宅配ボランティアの申し込みは、引き続き受け付けている。問い合わせは市図書館(電)373・7667へ。

北海道新聞-(09/20 16:00)

朗読録音奉仕者感謝の集い:全国表彰と大臣賞 計9人に

2012年09月21日 02時32分14秒 | 障害者の自立
 視聴覚障害者のための録音図書作りボランティアを顕彰する第42回「朗読録音奉仕者感謝の集い」(鉄道弘済会、日本盲人福祉委員会主催、毎日新聞東京社会事業団など後援)が20日、東京都千代田区の弘済会館で開かれ、全国表彰と大臣賞の計9人に感謝状と記念品を贈った。表彰者は次の通り。(敬称略)

 ◆全国表彰=佐藤和子(北海道室蘭市)▽野沢淑子(盛岡市)▽中村妙子(長野県飯田市)▽岡部八栄子(群馬県桐生市)▽堀尾純子(愛知県犬山市)▽田主祥子(大阪府摂津市)▽山下一恵(熊本県菊池市)

 ◆厚生労働大臣賞=大井芙美子(北海道小樽市)

 ◆文部科学大臣賞=佐久間かず子(兵庫県川西市)

毎日新聞 2012年09月20日 20時03分

【陸前高田】障害者支援事業所で交流会 県外学生が企画

2012年09月21日 02時28分27秒 | 障害者の自立
 北海道の大学生4人は19日、陸前高田市竹駒町の障害者就労継続支援B型事業所「すずらんとかたつむり」(大西智史所長)で、交流会「もちよりカフェ」を開いた。参加者は手料理を囲んで会話を楽しみ、同事業所の活動に理解を深めた。

 学生をはじめ、事業所の利用者や地域住民ら約50人が参加した。

 学生たちは同事業所が作る復興支援グッズの企画会社(札幌市)のインターンシップ参加者。交流会は学生自身が計画し、北海学園大3年の高島由衣さん(21)は「皆さんが楽しんでいて良かった。福祉について以前より理解できた」と充実した様子で話した。


【写真=料理を囲みながら、利用者や地域住民と交流する北海道の大学生(左から2人目)】

岩手日報-(2012.9.20)

弁当店が障害者就労を支援 一関、12人雇用

2012年09月21日 02時24分10秒 | 障害者の自立
 一関市青葉1丁目に今夏オープンした「いちのせき弁当」(小野寺悟管理者)で、障害がある職員が将来の自立を目指して仕事に励んでいる。同店は、障害者が会社と雇用契約を結ぶ「障害者就労継続支援A型事業所」として運営。障害者が安心して仕事に集中できる環境を提供し、雇用と自立支援を並行して行う経営スタイルは、本県でも今後注目を集めそうだ。

 7月末にオープンした同店は、知的障害や、統合失調症などの病気がある22~64歳の男女12人を雇用。職員は調理や盛り付け、店内の清掃などを担当し、多い時で1日150食分の弁当を手作りする。

 小野寺管理者は「将来は弁当業界の即戦力として、社会で活躍する人材を輩出したい」と期待を込める。弁当の注文など問い合わせは同店(0191・26・6540)へ。配達予約は午前9時半までに、5個から受け付ける。


【写真=弁当の盛り付けの仕事に集中する職員ら】

岩手日報- (2012/09/20)