東京都荒川区は、知的障害者や外国人が、災害時に周囲と円滑に意思疎通が図れるように、単純なやりとりをカード形式で示した「コミュニケーション支援ボード」を5000部作った。4000部は区内の障害者福祉施設などに配布した。残る約1000部は同区役所の障害者福祉課や区立障害者福祉会館で無料配布している。
同区は東日本大震災を踏まえ、災害時に障害者などへ情報提供する方法や意思疎通の手段などについて、障害者団体などと検討を進めていた。
今回作成したボードは手のひらサイズで、「何がしたいですか?」「電話をかけたい」といった21通りの会話のやり取りが、日本語と英語、中国語、韓国語でイラスト付きで表示されている。災害時の負傷を想定して「手当てしますか?」と質問したり、痛さや苦しさをグラフの線で指して「少し」から「すごく」までを表現できるようにしたりするなど、工夫がほどこされている。
同課は「普段から持ち歩き、いざという時に活用してほしい」と呼びかけている。
問い合わせは同課(03・3802・3111)へ。

東京都荒川区が作成した「コミュニケーション支援ボード」
(2012年9月26日 読売新聞)
同区は東日本大震災を踏まえ、災害時に障害者などへ情報提供する方法や意思疎通の手段などについて、障害者団体などと検討を進めていた。
今回作成したボードは手のひらサイズで、「何がしたいですか?」「電話をかけたい」といった21通りの会話のやり取りが、日本語と英語、中国語、韓国語でイラスト付きで表示されている。災害時の負傷を想定して「手当てしますか?」と質問したり、痛さや苦しさをグラフの線で指して「少し」から「すごく」までを表現できるようにしたりするなど、工夫がほどこされている。
同課は「普段から持ち歩き、いざという時に活用してほしい」と呼びかけている。
問い合わせは同課(03・3802・3111)へ。

東京都荒川区が作成した「コミュニケーション支援ボード」
(2012年9月26日 読売新聞)