精神障害者の就労の場となっている地域活動支援センター「あわっこ」(徳島市東山手町1)の利用者らが、障害に関する悩みや自分たちなりの改善方法をまとめた冊子を完成させた。利用者が参加するセンターの勉強会で出た意見を抜粋して収録。薬の飲み方や家族との関係などテーマはさまざまで、「同じ障害に苦しむ人たちに読んでほしい」と話している。
センターでは2010年4月から月1回ほどのペースで、利用者とボランティアが精神障害について討論する勉強会を開いている。治療方法や生活習慣などのテーマを設定して悩みの解消法を話し合ってきた。
冊子(A4判20ページ)には勉強会で話し合った「家族や友人関係」「主治医との付き合い方」など六つのテーマについて掲載。「医師に症状を伝えるため、普段からメモを取っておくこと」など実体験に基づいた意見が多数紹介されている。
障害者やその家族の悩みの解消に広く役立ててもらおうと、利用者全員で9月上旬から製作を開始。パソコンで文章を打ったり、挿絵を描いたりと作業を分担して約1カ月で完成させた。
センターは、精神障害者20+ 件の支援に取り組むNPO法人ハート・とくしまが1997年に設立。菓子や雑貨の製造販売を手掛けており、現在20~50代の男女15人が利用している。
同法人理事長の大西順子さん=徳島市佐古一番町=は「当事者ならではの意見がたくさん載っている。多くの人に手にとってほしい」と呼び掛けている。冊子は100部作製しており、希望者には1部200円で販売する。問い合わせはセンター<電088(623)4556>。

【写真説明】冊子を作った「あわっこ」の利用者ら=徳島市東山手町1
徳島新聞- 2012/10/26 14:32
センターでは2010年4月から月1回ほどのペースで、利用者とボランティアが精神障害について討論する勉強会を開いている。治療方法や生活習慣などのテーマを設定して悩みの解消法を話し合ってきた。
冊子(A4判20ページ)には勉強会で話し合った「家族や友人関係」「主治医との付き合い方」など六つのテーマについて掲載。「医師に症状を伝えるため、普段からメモを取っておくこと」など実体験に基づいた意見が多数紹介されている。
障害者やその家族の悩みの解消に広く役立ててもらおうと、利用者全員で9月上旬から製作を開始。パソコンで文章を打ったり、挿絵を描いたりと作業を分担して約1カ月で完成させた。
センターは、精神障害者20+ 件の支援に取り組むNPO法人ハート・とくしまが1997年に設立。菓子や雑貨の製造販売を手掛けており、現在20~50代の男女15人が利用している。
同法人理事長の大西順子さん=徳島市佐古一番町=は「当事者ならではの意見がたくさん載っている。多くの人に手にとってほしい」と呼び掛けている。冊子は100部作製しており、希望者には1部200円で販売する。問い合わせはセンター<電088(623)4556>。

【写真説明】冊子を作った「あわっこ」の利用者ら=徳島市東山手町1
徳島新聞- 2012/10/26 14:32