五泉市中川新の障害者支援施設「いずみの里」内の自立就労センターいずみがつくる菓子「シフォンだっ茶」日報連会員の比企一夫さん撮影=が、県主催の県障害者授産製品おやつコンテストでグランプリを受賞した。素材の茶葉は同施設内の茶畑で収穫したものを使用。試行錯誤しながら茶木を育て、植樹から初収穫まで7年あまりかかっただけに、施設関係者は受賞を喜んでいる。
コンテストには県内の17施設から17製品が寄せられた。1月下旬の審査で、「地元産の卵や自家製の茶葉を使い、素材へのこだわりがある。しっとりとした食感で口当たりが良くおいしい」と高く評価され、グランプリに選ばれた。
ケーキ類は、同センターに併設した菓子工房で作られ、就労する施設利用者はパティシエの渡辺馨さん(29)から指導を受けて製造している。
いずみの里では、1996年から約13アールの茶畑で製茶を始めた。菅名岳(909メートル)の山ろくにあり、毎年、降雪に悩まされながらも茶木の育成に取り組んできた。初収穫は03年春で、昨年は茶葉約40キロが収穫できたという。
このほど、同センター内の喫茶「ま〜まぁカフェ」で行われた授賞式には、菓子作りに携わる施設利用者らが出席。県福祉保健部障害福祉課の斎藤有子課長から賞状が手渡され、利用者代表の川瀬美穂さんが「これからも皆さんにおいしいといっていただけるようなお菓子を頑張って作りたい」と話した。
シフォンだっ茶は1個170円で販売。問い合わせは、同センター(0250・48・3085)。
毎日新聞 2013年02月13日 地方版
コンテストには県内の17施設から17製品が寄せられた。1月下旬の審査で、「地元産の卵や自家製の茶葉を使い、素材へのこだわりがある。しっとりとした食感で口当たりが良くおいしい」と高く評価され、グランプリに選ばれた。
ケーキ類は、同センターに併設した菓子工房で作られ、就労する施設利用者はパティシエの渡辺馨さん(29)から指導を受けて製造している。
いずみの里では、1996年から約13アールの茶畑で製茶を始めた。菅名岳(909メートル)の山ろくにあり、毎年、降雪に悩まされながらも茶木の育成に取り組んできた。初収穫は03年春で、昨年は茶葉約40キロが収穫できたという。
このほど、同センター内の喫茶「ま〜まぁカフェ」で行われた授賞式には、菓子作りに携わる施設利用者らが出席。県福祉保健部障害福祉課の斎藤有子課長から賞状が手渡され、利用者代表の川瀬美穂さんが「これからも皆さんにおいしいといっていただけるようなお菓子を頑張って作りたい」と話した。
シフォンだっ茶は1個170円で販売。問い合わせは、同センター(0250・48・3085)。
毎日新聞 2013年02月13日 地方版