ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

社説:学校内虐待 障害児の悲鳴を聞け

2013年02月06日 02時16分57秒 | 障害者の自立
 頭をこづく、襟首を持って引きずり回す、床にたたき付ける、罵声を浴びせる。障害のある児童・生徒に対する先生の虐待を最近よく耳にする。まさか、と思われるかもしれないが、どこでも虐待は起こり得る。学校だけが例外であるわけがない。

 障害者虐待防止法が昨年施行され、連日のように各地の市町村に相談や通報が寄せられている。ところが、同法で定められた調査対象は「家庭」「福祉現場」「雇用現場」だけで、「学校」「病院」は直接調査に入ることができない。文部科学省や医療関係者が反対したからだ。

 しかし、障害者の親の会を対象にした調査では、家庭や福祉現場よりも学校での虐待件数の方が多かった。人手不足もたしかだが、福祉現場も人手は足りない。むしろ、密室化した教室で力ずくの指導、感情に任せた叱責がまかり通っているとの声を現場の先生たち自身から聞く。教員資格は持っていても障害特有の心理や行動特性は意外に知らない先生が多いというのだ。障害者の人権に関する法整備が進み、行動障害に関する認識や対処方法も開発されてきた。そうしたことに関心を持たない無知や独善も虐待を生む一因となっているのかもしれない。

 虐待防止法が施行されてから、福祉現場の管理者や職員に対する研修は盛んに行われるようになった。地域によって温度差はあるが、大阪府では専門のスーパーバイザーを60人養成し福祉現場に派遣して支援技術を向上させ虐待リスクを低減させる職場の構築に努めている。そうした改善に向けた取り組みの流れから外れているのが学校だ。

 同法では学校と病院の管理者に虐待の予防改善義務が課せられた。心を痛めて孤軍奮闘している先生もいる。心理や福祉の専門職の協力も得て学校現場を改善すべきだ。

 一方、国連障害者権利条約を批准するために国内法の見直しが現在行われている。中央教育審議会は昨年、「インクルーシブ(包摂的)教育」の推進や障害特性に合った合理的配慮を学校現場に導入する報告書をまとめた。障害のある子もない子も同じ場所で学ぶことを原則とするのだが、現在そうした統合教育に積極的な学校も発達障害などの特性に配慮が足りず、専門職を含めた人員不足もあって、子どもがストレスで2次障害を起こし福祉現場に救いを求めてくるケースが後を絶たない。

 インクルーシブ教育が大事なのは当然である。しかし、学校が今のままではつぶれる子が続出するのではないか。悲鳴すら上げられず自らを傷つけている障害児を見てほしい。子どもが言わないため、先生たちは原因を知らないだけだ。

毎日新聞 2013年02月05日 02時30分

給食に無農薬野菜、障害者支援施設が納入 日之影

2013年02月06日 02時12分41秒 | 障害者の自立
 農作物の生産販売など、障害者に働く場を提供する日之影町七折の「フラワーパークのぞみ工房」は、1月から町給食センターに無農薬野菜を納入している。

 全5小中学校の給食に使われ、売り上げが低迷する中で新たな収入源となっている。地産地消にも一役買っており、施設利用者は「励みになる」「もっと良い野菜を作る」と喜ぶ。


【写真】日之影町の学校給食にフラワーパークのぞみ工房が納入している無農薬野菜。施設利用者は「やりがいがある」と喜んでいる

宮崎日日新聞 (ブログ)-2013年02月04日

イベントで視覚障害者誘導を体験、保健や福祉活動発表も/秦野

2013年02月06日 02時08分11秒 | 障害者の自立
 秦野市保健福祉センター(同市緑町)を拠点に活動している市民グループなどが日ごろの活動を発表するなどして交流を図るイベントが3日、同センターで開かれ、約3500人が来場した。

 「保健福祉センターフェスティバル」は実行委員会と同市の主催で10回目。保健や福祉の活動に取り組む約90団体が参加した。

 認知症高齢者のグループホームや地域の老人クラブのメンバーらによる手芸や切り絵などの作品展示のほか、点字や録音の体験、手話講座、ミニコンサートなどが開かれた。

 来場者が視覚障害者に対して曲がる方向や座るいすの位置などを説明したりする誘導体験や、トマトやブロッコリーなど地場産野菜を使った健康的な料理の展示も行われた。

 ボランティアとして参加し、視覚障害者の誘導体験をしていた市立南中学校の1年生(13)は「普段気に留めないことを説明するのが難しかった。今後、困っている人を見つけたらお手伝いしたい」と話していた。

カナロコ(神奈川新聞)-2013年2月4日

聴覚障害者ゴルフ世界大会団体「金」 倉橋さんに東大阪市長賞詞

2013年02月06日 02時05分30秒 | 障害者の自立
 ■「もっと腕を磨く」

 東大阪市は、昨年10月に行われた聴覚障害者のゴルフの世界大会「第9回世界デフゴルフ選手権」で団体金メダルを獲得した同市在住の倉橋克治さん(51)に市長賞詞を交付した。

 同大会は津市で開かれ、13カ国から参加があった。倉橋さんはシニア団体5人のメンバーの1人として出場。金メダルに輝いた。

 倉橋さんは大東市の針金メーカーに勤め、コースに出るのは「仕事が忙しくて2カ月に1回ほど」。それでも20歳代のころに熱中した腕前は健在で、平均スコアは79~83という。

 野田義和市長から記念のアクリル盾などを受け取った倉橋さんは「もっと腕を磨いて来年の大会でも選ばれるようにがんばります」と話した。

 コミュニケーションに手話は不可欠だが、「人との付き合いを楽しみながらプレーする」と倉橋さん。ゴルフを始めたのは高校2年のときで、「何かスポーツをやったらどうか」と、当時ゴルフを勧めてくれた亡き父に今も感謝しているという。

MSN産経ニュース-2013.2.5 02:05

可動式ホーム柵徹底して

2013年02月06日 02時00分01秒 | 障害者の自立
上野さん死亡40年で集い
視覚障害者の転落事故 2000年以降で35件発生


「落ちない駅ホームをめざすつどい」が4日、東京都内で開かれ、視覚障害者を中心に80人あまりが参加しました。

 全盲の上野孝司さんが1973年2月1日、当時の国鉄高田馬場駅(東京都新宿区)で転落、電車に巻き込まれて死亡しました。事故の2年後、上野さんの親族が国鉄を相手に、安全対策を求めて提訴(上野裁判)。一審は勝訴し、二審では「国鉄は安全対策に努力する」と和解条項に入り、勝利和解となりました。

 「手をつなごう全ての視覚障害者全国集会」の田中章治代表は「上野裁判がきっかけで、“欄干のない橋”と呼ばれるほど危険な駅ホームの安全対策が前進してきた」と指摘。一方、2000年以降、視覚障害者の転落重傷事故が35件にのぼっていることを示して、“落ちない駅”を求めて運動をさらにすすめることを呼びかけました。

 上野裁判の弁護団長だった田中敏夫弁護士は同裁判について、視覚障害者が自由に社会活動をする権利を獲得し、駅ホームの安全対策につながったと意義を語りました。国鉄労働組合の渡辺信之さんは鉄道会社の労働者の立場から、利用者の安全・安心のために駅ホーム要員配置の必要性を発言しました。

 全日本視覚障害者協議会(全視協)の山城完治理事は、可動式ホーム柵設置が進んでいる点は前進としつつ、ホームの片側だけに設置されている駅は、さらなる視覚障害者の転落事故増加につながりかねないと批判し、徹底した可動式ホーム柵の設置を求めました。

 上野孝司さんの兄、正博さんがあいさつしました。

 国労合唱団と東京視覚障害者協会(東視協)の有志が上野裁判で生まれた歌を合唱しました。


(写真)あいさつをする田中章治代表=4日、東京都港区

しんぶん赤旗-2013年2月5日(火)