ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

発達障害者のいじめアンケート

2013年02月24日 01時45分04秒 | 障害者の自立
 下諏訪町の発達障害者支援団体が、県内で初めて発達障害者を対象としたいじめに関するアンケートを実施した。発達障害者には他者との日常的なコミュニケーションが苦手な人もおり、いじめを受けやすい場合があるため、会は障害の特性を周囲の大人が理解し、いじめ防止につなげようと学習会を三月に開く。


 アンケートを実施したのは、発達障害者への学習支援や家族へのカウンセリングを提供している「発達障害児・者及び家族支援の会 シーズ」。


 利用者を通じていじめの有無や内容、学校の対応を問う用紙を配布し、小学一年生から三十代までの当事者か、保護者が回答した。二十二日現在、中南信地域に住む十七人から回答があり、うち九人がいじめを経験していた。


 具体例として「物を隠されたり、(ばい)菌扱いされた」「急に問い掛けられて、黙っていると『耳も聞こえないんだ』と言われた」といった記述があった。


 広汎性発達障害と注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断された十八歳の男性は、小学生のころにランドセルを隠されたり、中に石を入れられたりするいじめを受けた。この男性は自由記述欄で「学校に毎日行くのが嫌になった」と訴えた。


 シーズの武山弥生代表は「発達障害のために、場面の読み取りや人への共感が難しい子どもがいる。コミュニケーションにつまづき友だちが少ないと、いじめの標的になりやすい」と指摘。「会に寄せられる相談の数を考えると、多くの発達障害者がいじめに苦しんでいるのではないか」と話している。


 シーズは県諏訪養護学校教員の金井なおみさんと共に、発達障害といじめに焦点を合わせた学習会を三月三日午後一時から諏訪市総合福祉センターで開く。絵を描きながらいじめを把握する方法や、いじめを防ぐ方法について金井さんが講演する。参加費五百円。


 問い合わせはシーズ=電0266(75)0788=へ。


 <発達障害> 生まれながらの脳機能障害の総称で、コミュニケーションが苦手なアスペルガー症候群や自閉症が代表的。読み書きが難しい学習障害(LD)や、多動で落ち着きがない注意欠陥多動性障害(ADHD)も含まれる。外見だけで判断は難しく、早期発見と日常生活での支援が欠かせない。


発達障害のある子どもらが、いじめられた経験をつづったアンケート用紙

中日新聞-2013年2月23日


千歳の障害者バンドに支援金 ヤマハ 社会貢献活動を評価

2013年02月24日 01時33分02秒 | 障害者の自立
 【千歳】千歳を拠点に活動する視覚障害者アマチュアバンド「ブルーファミリア」(目黒達也代表)に、東京の一般財団法人「ヤマハ音楽振興会」から支援金20万円が贈られることになり、エルム楽器(信濃3)で21日に認定証が授与された。

 ヤマハ音楽振興会は、音楽教室での収益をもとに地域の音楽活動などを支援している。

 ブルーファミリアは千歳で年1回、全国からメンバーが集まってコンサートを開催。売り上げで千歳市立図書館に本を寄贈する活動も行っており、今回はこれらの社会貢献活動が評価された。

 認定証を受け取った目黒代表は、「支援を受けるのは初めてで、活動を認めていただいてうれしい。これからも地域に勇気と希望を届けられるように活動したい」と話している。

北海道新聞-(02/23 16:00)

障害者生き生き 歌など披露

2013年02月24日 01時29分46秒 | 障害者の自立
 障害のある人が歌や演奏を披露する「はなみずきおんがく会」が24日午後1時から、広島市安佐南区西原1丁目の祇園公民館である。NPO法人はなみずき(安佐南区)の主催で無料。

 同法人や日本ダウン症協会広島支部えんぜるふぃっしゅの会員たち約40人が出演。合唱や鉄琴などの演奏で「さんぽ」「手のひらを太陽に」など約40曲を発表する。

 同法人の松本美和子理事は「元気なステージを見に来てほしい」と来場を呼び掛けている。松本理事=電話080(3054)5001。

中国新聞-'13/2/23

硬式ボール:知的障害者が修繕、球児に好評 NPO支援

2013年02月24日 01時23分17秒 | 障害者の自立
 硬式野球ボールの修繕を知的障害者らの就労に生かす取り組みが広がっている。京都府宇治市や神奈川県座間市など、4カ所の福祉施設で行っており、修繕数は月4000球以上。全国の高校や大学など22チームから発注があり、中には今春のセンバツに出場する高校もある。「エコボール」と呼ばれ、球児らが道具を大切にするようになると好評で、取り組みを呼びかけるNPO法人は「障害者の就労に課題を抱える被災地を含め、地域ごとに取り組んでもらえるようノウハウを制度化したい」と話している。

 NPOは宇治市の「就労ネットうじ みっくすはあつ」(西山治理事長)。取り組みは09年に始めた。

 同NPOが運営する宇治市の作業所では、19〜57歳の男女8人がエコボールを手掛けている。糸が切れたボールに真新しい糸を縫い込み、1時間に1人5〜6球を「再生」させる。1球50円で請け負い、全額が作業者の報酬となる。完成品は手渡ししており、作り手の女性(25)は「球児から『きちんと縫ってあるので使いやすいです』と言われた時はうれしい」と話す。

 通常、糸が切れたボールはテープを巻くなどして補修する。だが、試合では使えず、トスバッティングなどの打撃練習用に限られる。一方、縫い目を修繕すれば普通のボールと同じように実戦練習で再利用でき、寿命は3〜4倍程度延びるという。硬式野球ボールは練習用でも1球500円程度と高価なため、節約にも一役買っている。

 同NPOには現在、京都府や大阪府、和歌山県の高校など18チームからボールが持ち込まれる。この中から、甲子園出場校も生まれた。3月22日開幕の第85回記念選抜高校野球大会に初出場する京都翔英(宇治市)で、3年前から依頼を続けていた。修繕後のボールを手にした選手らは「こんなにきれいに縫えるのか」と驚くとともに、バットやグラブなどを丁寧に手入れするようになり、トンボなどの備品も修理して使うようになったという。野球部の太田弘昭監督(40)は「物を大切にする心が根付き始めている。施設の方の優しい思いを力に変えたい」と話している。

 取り組みは、プロ野球・横浜や阪神の元投手で、コンサルティング会社を経営する大門(だいもん)和彦さん(47)が発案。高校時代、野球部員で修繕していた経験を思い出し、交流のあった同NPO管理責任者の小畑治さん(43)に提案した。小畑さんは「障害者らが心を込めて作った思いを受け止めてもらい、物を大切にする気持ちを育んでほしい」と話した。


手作業で新しい糸が縫い込まれ「再生」されていくボール=京都府宇治市で2013年2月15日

毎日新聞 2013年02月23日 15時57分(最終更新 02月23日 16時12分)