ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の就労・雇用へシンポ 長野

2013年02月23日 02時26分02秒 | 障害者の自立
 県主催の「障害者の就労・雇用を考えるシンポジウム」が25日午後1時半から長野市の長野ホテル犀北館で開かれる。

 基調講演や先進的な雇用事例の紹介を通して障害者が地域で生き生きと働くための理解と雇用促進を図るのが狙いだ。昨年8月に県インクルージョン大使に任命された細川佳代子スペシャルオリンピックス日本名誉会長が基調講演を行う。インクルージョンは英語で「包み込むこと」を意味し、大使の細川さんは全ての人が地域社会で生活し支援が受けられる社会実現のための助言や情報発信を行う役割を担う。

 またパネルディスカッションでは障害者の雇用や活動を支援する行政や企業、団体などの関係者が意見交換する。問い合わせは県障害者支援課(電)026・235・7105。

MSN産経ニュース-2013.2.21 02:26

府障害者差別禁止条例とは 同条例検討会議委員・民谷渉弁護士に聞く

2013年02月23日 02時19分36秒 | 障害者の自立
 障害を抱えた当事者への差別を禁止する条例づくりが京都府で進められています。「障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮らせる京都づくり条例(仮称)」の検討会議委員を務める弁護士の民谷渉さん(29)=つくし法律事務所=に、差別禁止法制の意義や府条例づくりの中身などについて聞きました。

「何が差別か」具体的に規定

――今、なぜ差別禁止法制が議論されているのでしょうか

 憲法14条では差別を受けない権利が規定され、障害者基本法第3条にも「差別を禁止する」という文言があります。しかし、障害のある人もない人も同じ“道”を歩く社会へと進めば進むほどに、周囲の無理解や偏見などから障害当事者が日常生活のさまざまな場面で差別されたり、不利益な対応を受けて悔しい思いをする場面が生まれています。憲法や障害者基本法には盛り込まれていない、何が差別となるのかの具体的基準や差別を受けた場合にどう救済するのかなどを規定するのが差別禁止法制の役割です。
 日本では、千葉、北海道、熊本、岩手の各道県とさいたま、八王子両市などで既に差別禁止条例が制定され、国レベルでは2010年から「障害を理由とする差別の禁止に関する法制」が検討されています。

――障害ある人への差別にはどんなものがありますか

 「直接差別」「間接差別」「合理的配慮の不提供」の大きく3つに分類されます。「直接差別」は、精神障害の方は飛行機に乗れないとして搭乗拒否をする場合のように障害を理由として他の人と異なる対応をすることです。「間接差別」は、表向きは障害を理由としていないものの、中立的な基準をそのまま適用することにより、結果的に差別的な対応をとるものです。例えば、仕事中の事故で足を切断した社員が車いすのため通勤手段を公共交通機関からマイカーに切り替えざるを得ないが、会社側がマイカー通勤を禁止していて、そのまま退職せざるを得なかったというような場合です。「合理的―」は、他の人と平等な権利行使の機会を確保するために必要な措置が講じられないことで、例えば、視覚障害のある人が授業を受ける際、学校側が必要な点字資料の準備を行わない、といったことがあてはまります。
 条例では、福祉や医療、商品・サービスの提供、雇用、教育、公共交通機関の利用、不動産取引などの分野ごとにこれらの差別の禁止を定めることになります。なお、この3種型に、障害に関連する事由を理由とする関連差別を含める場合も多いですが、このように、差別の定義は固まったものではありません。

――救済はどんな仕組みですか

 差別禁止法制がない現状では、差別や不利益な取り扱いを受けた際の被害回復の手段は、裁判しかありません。しかし、少額の慰謝料を中心とした民事裁判の損害賠償で争うこととなり、個人の尊厳が損なわれているという本質が問われません。
 日本で最初に制定された千葉県の条例(07年施行、「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」)では、県が設ける調整委員会が差別事案の申し立てを受けて解決のための調査や助言・あっせん、従わない場合の企業等への勧告などを行う、と定めています。
 また、差別禁止法制があれば、裁判を起こす場合にも、何が差別かが法的に規定されているため、違法・不法行為の認定をしやすくなるという効果もあると思います。

――府の条例づくりはどんな段階ですか

国の法制議論にいい影響を

 検討会議は昨年3月に、障害当事者や障害者団体代表、有識者など33人の委員で発足しました。これまでパブリックコメントやタウンミーティング(3回開催)などを踏まえて6回の会議を行い、27日に開催される第7回検討会議で条例案のたたき台となる「中間まとめ」が出される予定です。
 条例制定はもともと、09年2月に府内の障害者団体が立ち上げた「障害者権利条約の批准と完全実施をめざす京都フォーラム実行委員会」(委員長=竹下義樹弁護士)が提唱してきたもので、府知事、京都市長あてに条例制定の要望書も提出しています(10年2月)。
 私はこの実行委員会の事務局も務めているのですが、今回、実行委員会では府の検討会議と並行して当事者による独自の検討部会や集会、ワークショップなどを行い、見落とされがちな女性の障害当事者の問題や差別の類型にあてはまりにくいハラスメントの事例など検討会議の議論に反映させてきました。こうした障害当事者の思いから出発した条例づくりや議論の進め方は京都の特徴と言えます。

――政権交代で、国の差別禁止法制の議論が進んでいません

 内閣府に設けられた差別禁止部会は昨年9月に差別禁止法制についての意見書をまとめました。これを受けて政府は今通常国会に法案を提出する予定でしたが、今のところ提出の動きはありません。府の条例づくりが国の議論にいい意味で影響を与えられたらとも思っています。
 最終的な目標は、障害者権利条約が目指す障害ある人が地域で普通に暮らせる社会です。同時に、障害者差別にかかわる運動を行うことにより、国全体の社会保障制度が大きく揺らごうとしている今、分野を超えて生存権が守られる社会づくりを問うものにもしていきたいと考えています。

(「週刊しんぶん京都民報」2013年2月17日付掲載)

京都民報Web-2013年2月22日 15:00

精神障害者支援の在り方考える 松山で研修会

2013年02月23日 02時16分10秒 | 障害者の自立
 四国ブロック精神保健福祉促進研修会(全国精神保健福祉連合会など主催)が21日、愛媛県松山市のホテルで始まった。支援団体や行政関係者ら約300人が、活動報告を通じて障害者と家族への支援の在り方や差別・偏見をなくす方策について意見を交わす。22日まで。
 基調講演した連合会の川崎洋子理事長が、精神障害者の自立を目指して連合会がまとめた提言を紹介。症状が悪化した場合に対応する訪問医療や本人が納得できる医療の必要性を説いたほか、入院費の負担減など家族への手厚い支援を訴えた。
 差別などには「身体障害者から『私は車いすがあれば、どこにでも行ける。障害者と呼ばないで』と言われたことがある。精神障害にとって車いすに当たるのは人。そばに寄り添い続け、精神障害者という言葉がなくなる日を願う」と述べた。


【写真】精神障害者や家族の支援の在り方を考えた精神保健福祉促進研修会=21日、松山市

愛媛新聞-2013年02月22日(金)

「乙武くんは頭が悪い人を差別している」……『もしドラ』著者、問題発言で批判殺到し謝罪

2013年02月23日 02時05分44秒 | 障害者の自立
 ベストセラーとなった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の著者として知られる作家の岩崎夏海氏が、作家の乙武洋匡氏について「乙武くんは差別主義者です」などとTwitter上でコメントし、炎上した後に謝罪するという騒ぎが起きた。

 事の発端は、“はるかぜちゃん”こと子役タレントの春名風花が25日に、明光義塾のキャラクターである「だるま先生」について「どこから見ても乙武先生だぬ」と自身のTwitter上で発したツイート。春名のこの発言は、もともと友人である乙武氏本人から「自分に似ている」とだるま先生を紹介されたことを受けて発せられたものだったが、Twitterユーザーからは「不謹慎だから控えるべき」「不快な発言だ」と指摘する声が相次いで寄せられた。その後、この騒ぎを収めようと乙武氏がTwitter上で事情を説明。さらに、「今回の騒ぎは、『障害者』を『障がい者』を表記する流れと良く似ている。『害』という字は、障害者が不快に思うのではないか――障害者がすべて同じ心境であると『一括りにした』『先回りの』配慮。それは僕からすると『臭いものにはフタ』と受け取れなくもない。正直、そうした思考を不快に思う」と主張するとともに、春名の今回の発言に対して寄せられた「(乙武氏以外の)障害者が不快に思うのではないか」という“先回りした配慮”について、「先回りの配慮をありがたく思う障害者もいれば、そうした配慮を不快に思う僕のような障害者もいる。少しでも相手を傷つける可能性のある言葉を見つけて、鬼の首を取ったように『不謹慎だ』と正義の味方を気取る人々の姿は、とても滑稽だ」と持論を展開した。

 こう主張する乙武さんに噛み付いたのが岩崎氏。同氏は自身のTwitter上で「乙武くんの障害者という立場を利用してナイーブな人を釣って楽しんでいるところが反感を買うのだと思います」「乙武くんは、こうやって差別にナイーブな人を差別して結果的に不謹慎な人になってます」などと批判。さらに、「乙武くんは差別主義者です。頭がいいからって頭が悪い人を差別している。だから批判をされるのです」と断じるとともに、「乙武くんを批判できるのは世界でただ一人、ぼくだけのようですね!」などと挑発的なツイートを発した。

 岩崎氏による一連のツイートに、乙武さんは「『もしドラ』の作者さんって、こういう感じの人なんだ…」と、戸惑う心境をポツリ。岩崎氏のツイートをリツイートして拡散したことによって、乙武氏のフォロワーから岩崎氏への批判が集中した。岩崎氏は乙武氏をブロックすることで批判ツイートを防ごうとしたが、フォロワーから「批判しておきながらブロックでは、批判ではなくただ悪口を言って逃げているだけでは」「あなたの意見は非常に論理的な正論だと思うし、彼と堂々と対話してもらいたい」などと諭されてブロックを解除。さらに、挑発的なコメントをしたことをたしなめられ、乙武氏へ謝罪するよう勧められると、乙武氏へ向けて「こんばんは。岩崎夏海と申します。『乙武くんを批判できるのはぼく一人!』という発言は明らかに挑発であり、上から目線であり、礼を失した行為でした。謝罪いたします。申し訳ありませんでした」とのツイートで謝罪。乙武氏も「いえいえ、おたがい相容れない部分はあると思いますが、今後ともよろしくお願いします」と応じ、和解するに至った。

 ただ、岩崎氏は乙武氏への挑発的な発言については謝罪したものの、乙武しを批判したことに関してはその後も「ぼくの意見を変えるつもりはないですし、こういう意見も必要だと思って表明しました」としている。

2013年1月28日(月) 20時05分

「障害者にだって、ろくでなしもいる」……乙武さん、世間一般の“障害者観”に異論

2013年02月23日 01時51分10秒 | 障害者の自立
 南アフリカの義足ランナー、オスカー・ピストリウス被告が自宅で恋人を射殺した罪に問われている事件を受け、「五体不満足」の著者として知られる作家の乙武洋匡さんが、障害者観について自身の考えをTwitterにつづっている。

 「彼らは清らかな存在で、けっして悪いことなど考えるはずがない」――。

 多くの人が知る通り、生まれつき両腕両脚がないという障害を持つ乙武さんは、大ベストセラーとなった「五体不満足」を出版して以来、世間に根強く存在するこうした障害者観に苦しみ窮屈な思いをしてきたという。今回、ピストリウス被告の事件は、オリンピックに出場した有名アスリートというだけでなく、義足の、つまり身体障害者が関与したという側面によって、世間に大きな衝撃を与えている。その驚きには、先述した障害者観が少なからず影響していると言えよう。しかし、乙武さんはそうした問題に当事者として直面してきただけに、今回の事件を、ステレオタイプな障害者観とは異なる視点で見守っている。

 「僕は『同じ障害者だから』『彼の功績は偉大だから』という理由で、盲目的に彼を擁護するつもりはない」と乙武さん。将来的にオリンピックとパラリンピックが統合されてひとつの大会となることを願っていることをかねてより公言している同氏だけに、その両大会に出場して好成績を収めたピストリウス被告の存在は、乙武さんの願いが決して荒唐無稽なものでないことを示す貴重な証左でもあり、「心から敬意を表したい」人物でもあるが、「盲目的に彼を擁護」したりはしない。そこには、乙武さんの、先述した一面的な障害者観へのアンチテーゼがある。

 「障害者にだって、飲んべえや、エロや、ろくでなしもいる。肉体というものは、言ってみれば“容器”なのだ。その中にどんな中身が詰まっているかなんて、開けてみなければわからない。その容器だけを見て、蔑んだり、期待したり――それがいかにバカバカしいことか、僕らはそろそろ気づくべきだ」

 肉体的な力と高い技術が必要とされるオリンピック。そこへ障害者として出場して活躍したピストリウス被告の偉業は、確かに乙武さんの願う統一大会の実現に向けた大きな一歩となっただろう。しかし、真の意味での“統合”され、健常者と障害者とが同じフィールドに立つためには、先述したような障害者観という壁が取り払われることこそ重要なのだろう。ピストリウス被告の事件は、そうした障害者観にヒビを入れ得る事例として、動向が注目される。

livedoor-2013年02月21日18時14分