ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

予算から:聴覚障害者の社会参加推進 サポートセンター開設 /佐賀

2013年02月18日 01時35分36秒 | 障害者の自立
 聴覚障害者の社会参加を進めるため、相談対応や手話通訳・要約筆記者の派遣などをする情報提供施設「聴覚障害者サポートセンター」(仮称)を開設する。手話や字幕を入れた映像を製作・編集できる機器も初めて導入する。13年度予算に4694万円を盛り込み、14年度の開所を目指す。

 こうした施設は全国で設置が進み、九州・沖縄で未設置は佐賀だけだった。これまで、当事者団体「県聴覚障害者協会」が佐賀市天祐の県総合福祉センター内に事務局を置いて手話通訳者の派遣などを担ってきたが、専用の相談室がなく、要望を続けていた。

 センターは、佐賀市白山に建設予定の「新商工ビル」(仮称)4階の一室に入居する。約450平方メートルの広さに、研修室や事務室、聴覚ライブラリーなどを設け、聴力検査機器や災害発生などをランプで知らせる信号装置も備える。

 当事者が相談に応じる「ピアカウンセリング」なども実施する。

毎日新聞 2013年02月17日 地方版

某局二十何時間テレビが偽善に見える脳性まひ、精神障害者らの絶倒バラエティー<バリバラ>

2013年02月18日 01時23分28秒 | 障害者の自立
タイトルは「バリアフリーバラエティー」を略した造語だ。なにが「バリアフリー」なのかというと、この番組の出演者の多くが障害者なのである。「障害者の 障害者による 障害者のためのバラエティー」というわけで、番組コンセプトは「笑われるのではなく笑わせる」だ。

ただ、私はこれまで視聴を避けていた。周囲から聞く番組評が真っ二つで、「新しい!これが在るべき社会の姿だ」「望んで出演しているのかもしれないが、さらし者感がつらい」という両極の間で、自分がどのスタンスで見ればいいのかわからなかったからだ。

自分で自分の病気に名前を付けてみたら…

初めて見たこの日のトピックは、「障害者サミット第三弾!精神障害のルール」だった。進行役で脳性まひの玉木幸則さん、多発性硬化症の大橋グレースさんを除き、出演者はみな精神障害を抱えている。統合失調症2人、双極性障害2人、それに強迫性障害1人という顔ぶれだ。それぞれが日常で困っている悩みを軽減するための「精神障害についての新ルール」を提案し、話し合って採決する。

結論から言うと「さらし者」感はない。出演者はみな「自分は演者である」という意識をもっていて、統合失調症の「ハウス加賀谷」は発症以前からお笑い芸人というだけあって、番組の中の自分の立ち位置がわかっているし、他のメンバーも盛り上げに徹している。つまり、あまたのお笑いバラエティー同様に番組の流れがあり、出演者はその中でボケとツッコミを演じている。爆笑問題の田中裕二は背が小さいことをいつもネタにされるけれど、この番組では「障害」が同じようにネタになっているのだ。

「自分で自分の病名を付ける」という新ルールで、「じゃあスタジオメンバーも病名に〇〇タイプって付けてみよう」ということになった。振られた強迫性障害の女芸人・山田あみんの答えは「わたし?デブ専タイプ」とまんまだったのはちょっと寒かったけど、これもバラエティー番組では良くあることだ。

ただ、すべる企画もあった。新ルールの「ぬいぐるみ地位向上令」は双極性障害を抱える男性が、「精神安定のためのぬいぐるみを抱きかかえて、街中で話しかけても白い目で見られない社会を目指す」というものだったが、まったく盛り上がらなかった。「〇〇くんは心の病でぬいぐるみに依存しているんです。それでもあなたはぬいぐるみに話しかける行為を白い目でみますか」と街頭で問いかけたところ、返ってきた答えは「事情がわかれば白い目では見ないと思います。いろんな人がいますから」というものだった。まあ、それ以外の答え方ってあるのだろうか。

-CASTニュース-2013/2/17 11:00

支援機器:作ろう 障害者が使いやすい工夫を 研究会が講習 /広島

2013年02月18日 01時18分41秒 | 障害者の自立
 市販の道具やおもちゃを障害が使いやすいように改良する講習会が16日、安佐北区の広島市北部こども療育センターで開かれた。県内の特別支援学校教諭や保護者らでつくる「広島支援機器研究会」(廿日市市、魚坂隆代表)が主催。福祉医療関係者や障害児の保護者ら20人が参加し、段ボールやアルミ箔(はく)、イヤホンコードなどを活用し、手軽に出来る工夫を学んだ。

 指先が不自由な障害者は、道具やおもちゃのスイッチを入れる操作ができない場合もある。また、障害者が操作できる「支援機器」は市販されているが、高価で種類も限られているという。そこで同研究会は、押したり、握ったり、棒を傾けると電源が入るなど、障害者に合った器具の自作に取り組んでいる。月に1〜2回、改良の工法を考えたり、自作支援機器を作ったりする研究会や講習会を開いている。

 今回は、折り曲げた段ボールに、電線やアルミ箔、100円ショップで購入したプラスチック製のヘラを組み合わせ、傾けると電源が入るスイッチなどを参加者が自作。完成し実際に電源が入ると、「できた」と喜びの声があがっていた。

 参加した作業療法士で、三原市の県立広島大保健福祉学部助教の山西葉子さんは「低コストで、相手に合った器具を手軽に作れる。さっそく実践したい」と話していた。

毎日新聞 2013年02月17日 地方版

障害者スポーツに理解を 神戸でフォーラム開催

2013年02月18日 01時13分17秒 | 障害者の自立
 障害者スポーツの理解を促す「障害者スポーツふぉーらむ HYOGO」が17日、神戸市西区の兵庫県立総合リハビリテーションセンターで開かれた。昨夏のロンドンパラリンピックに出場した兵庫ゆかりの選手によるシンポジウムや、けがの応急処置法を学ぶ分科会などがあった。

 2011年から始まり、今年で3回目。県内の障害者スポーツ団体などで組織する「障害者スポーツネットひょうご」などが主催した。

 「ロンドンパラリンピックの贈りもの」と題したシンポジウムでは、同大会に出場した卓球女子の別所キミヱ、シッティングバレー女子の西家道代、水泳女子の野村真波の代表3選手が参加。3人は「もうバレーはできないと思っていたから、競技があってくれてありがとうと思った」(西家)「あの舞台にもう一回立ちたい。それだけで頑張ってきた」(野村)など、競技を始めたきっかけや楽しさ、ロンドンでの経験などを聴衆に語りかけた。


ロンドンパラリンピックの日本代表選手が経験を語ったシンポジウム

神戸新聞-2013/2/17 21:04

古本ビジネスで障害者活躍…東京・八王子のコンタルタント会社

2013年02月18日 01時07分53秒 | 障害者の自立
 東京・八王子市のコンサルタント会社を経営する松坂昌司さん(60)が、障害者に障害の種類などに応じて仕事を提供する古本ビジネスを展開している。

 本格的に始動してから1年にも満たないが、自信をつけ新たな挑戦へと踏み出した人もいる。障害者が働ける職場は限られているが、知的障害者の長男(29)がいる松坂さんは「障害者がもっと社会とかかわりながら、仕事をする場を提供したかった」と話す。

 障害者が民家を訪ねて古本を寄贈してもらい、インターネットで注文を受けて発送する――。松坂さんが経営する「松坂ティーエムコンサルタンツ」のビル一室に、このビジネスの作業所がある。

 「自分のペースで仕事ができ、ありがたい」と話す女性(38)は、タイトルや販売価格、欠損部分など本の情報をパソコンに入力していた。

 集中力や対人関係に問題を抱える発達障害の女性は週5日ほど、八王子市内の自宅からバスで通勤し、約4時間、入力作業を行う。1冊処理するごとに20円の報酬を得る仕組みで、昨年10月に始めて以来、毎月約3万円を稼いでいる。

 女性は高校卒業後、静岡県で倉庫管理する会社に勤めていたが、寮生活が苦痛で4年後に辞めた。八王子市に戻り、データ入力のアルバイトなどをしてきたが、ここでも集中力が持たない上、ノルマを達成できず6年で辞めた。

 「何で人並みに仕事ができないのか」と悩み、昨年9月、病院に行ったところ、発達障害と診断された。「歩合制の仕事なので周りを気にせず仕事ができ、長く続けられそう」と、女性は今の心境を語った。

 同社には、重度の知的障害者や身体障害者など約30人が登録。データ入力は発達障害者や精神障害者、身体障害者が行い、古本の回収と商品の発送は、重度の知的障害者が担当し、健常者の職員が同行するなど、障害の種類などに応じて、仕事が割り振られている。

 重度の知的障害があり神奈川県内の施設で暮らす長男が通う作業所の実態を聞き、疑問を抱いたのが、松坂さんがこのビジネスを始めるきっかけだった。「知的障害者ばかりの作業所で、社会から隔離されているように感じた。障害者も、健常者とかかわりながらできる仕事はないか」。昨年4月、作業所を設立し、障害者が住む自治体から毎月計約150万円の補助金を受けている。

 人との意思疎通が苦手な発達障害者には、個室や防音室を用意したり、発作的に暴れ出す行動障害を抱える知的障害者には、映画観賞など本人が好きな動作を把握し、発作が起きた際に和らげたり……。障害者にあった環境づくりをするだけで、作業がスムーズに進むことが分かった。

 また、障害者がここでの作業を通じて、「自分でも仕事ができる」と自信を取り戻し、新たな挑戦を始めたケースもある。昨年4~9月に在籍した発達障害を持つ20代の男性は同年10月、私鉄に就職、清掃業務に携わっている。発達障害を持つ別の20代の男性も同年10月から、職業訓練校に通い始めた。

 駒沢大学文学部の桐原宏行教授(障害者福祉論)の話「障害者の中には労働時間や技術指導など、その人に応じた配慮をすれば就労可能な人は多くいる。企業は業務に合わせて採用するのではなく、彼らを受け入れる体制をどうつくっていくのかを考えていくべきだ」(石原宗明)

被災障害者の体験語る 福島のNPO理事長講演

 講演会「しょうがいを持つ人の防災」が16日、多摩市永山公民館で開かれた。福島県田村市で障害者の自立支援を行うNPO法人「ケアステーションゆうとぴあ」理事長で、自身も車いす生活を送る鈴木絹江さんが、福島第一原発の事故の影響で避難した体験から、高齢者や障害者に必要な防災の視点について語った=写真=。

 鈴木さんは、大勢が集まる避難所で障害者が生活するのは難しいと考え、支援している障害者と共に新潟県の旅館に避難した。一方で、脳性マヒの女性が地元の避難所に逃げたものの、「トイレに時間がかかり、他の避難者に迷惑をかける」と考えて共同トイレを使うのを我慢したため、体調を崩した事例などを紹介し、「車いすトイレがあるホテルや旅館を避難所として開放すべき」と提案した。

 また、自治体が「災害時要援護者避難支援計画」を決める際、地震や津波、原発事故といった災害の状況と、被災者の障害の種類に応じて、誰からどう避難させるかを具体的に定める必要があると指摘。福祉サービスを使わず、「ひきこもり」生活を送っている障害者の個人情報の共有や安否確認の方法をいかに確立するかも、課題として挙げた。



(2013年2月17日 読売新聞)