ゴエモンのつぶやき

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求職情報基に「逆指名」 障害者雇用促進に弾み

2013年02月27日 02時02分34秒 | 障害者の自立
 障害者の法定雇用率が4月1日から引き上げられる中、障害者らを対象に、働く力を向上させるための相談から企業の面接まで一体的に行う催しが25日、大阪市港区の区民センターで開かれた。障害者の就職面接会としては全国で初めて、企業が面談したい人を逆指名するコーナーも設置。予定を超える200人強が来場し、今後の展開に向けて弾みをつけた。

 法定雇用率は、民間企業が1・8%から2・0%になるなど4月から引き上げられるため、障害者の働く力の向上や、雇用に前向きな企業との出会いの場の創出の重要性がますます高まっている。

 そこで今回の催しは「障害者ディーセントワーク(働きがいのある仕事)面接会inみなと」と銘打ち、ハローワーク大阪西と港区役所、企業と支援機関の4者で実施。

 面接会だけでなく、働く準備や生活習慣の支援について相談できるコーナーなども設け、障害者の状況に応じた支援をしようと開いた。来場者側の利点だけでなく、立場の違う4者が一堂に会し、それぞれが取り組む内容を理解し合う情報共有の場にする狙いもあった。

 約20社が集まった面接会では、企業が事前に求職者の公開情報を確認し、面接したい人を指名した紙をボードに張り付ける「リクエストコーナー」を設置。自動車販売会社から面接を求められた下肢障害の女性(40)=同区=は「すごくうれしかった。漫然と面接を受けるのではなく、的を絞って受けられるのが助かる」と笑顔を見せ、同社担当者も「『待ち』の姿勢で面接をしなくて済むのがいい」と話していた。

 また、会場では知的障害者を対象に、働く心構えや面接のポイントなどを伝えるセミナーも実施。あえて面接会とともに開くことについて、人材教育に詳しい講師の中田真理子さんは「これから面接に臨む人にとっては、心の準備ができ、就職の手順が分かる機会になる」と指摘していた。

 来場者は予定の150人を大幅に超え、ハローワーク大阪西の玉野裕子統括職業指導官は「これを機に今回の取り組みを広めていければ」と抱負を語った。


求職者の情報を踏まえ、企業の逆指名が行われたコーナー=25日午後、大阪市港区

大阪日日新聞-2013年2月26日

虐待:「防止と早期発見対応」 障害者対策協、御坊で設立総会 /和歌山

2013年02月27日 01時58分47秒 | 障害者の自立
 「日高障害者虐待防止対策地域協議会」(池田明彦会長)の設立総会がこのほど、御坊市で開かれ、県や御坊保健所管内6市町の行政、警察、消防、医療、家裁の関係者ら計約30人が出席した。

 同協議会は、昨年10月の障害者10+件虐待防止法施行に伴い設立された。協議会部長の野尻孝子・県日高振興局健康福祉部長(御坊保健所長)は「障害者虐待の早期発見と防止に対応したい。気軽に相談してほしい」と話した。

 問い合わせは、「24時間あんしんコールセンター」(0738・23・2439)か、同健康福祉部健康福祉課(0738・22・3481)。

毎日新聞 2013年02月26日 地方版

東日本大震災:被災障害者に、春の贈り物を 鴨川の4団体が菜の花 /千葉

2013年02月27日 01時53分05秒 | 障害者の自立
 「菜の花で鴨川を思い出して」−−。東京電力福島第1原発の事故後、1年近く鴨川市で集団避難生活をした福島県内の知的障害者に、温暖な南房総の春の香りを楽しんでもらおうと、鴨川市内のボランティアグループが25日、菜の花約1200本を収穫、箱詰めして福島県内の各施設に送った。

 集団避難していたのは「東洋学園」(富岡町)など福島県内7施設の約280人。原発事故後、各地を転々とした末、一昨年4月から鴨川市太海の県立鴨川青年の家で集団生活し、昨年2月までに全員が福島に戻った。

 原発事故からまもなく2年。東北地方は例年になく厳しい寒さに襲われていると伝えられていることから、滞在中から交流していた市内のボランティア集団「鴨川義塾」「ウミガメ倶楽部(くらぶ)」など4団体が「寒さに負けず、元気になってもらおう」と、南房総では今が盛りの菜の花を送ることにした。

 この日は約20人が参加し、市内の菜の花の名所「菜(な)な畑(ばたけ)ロード」で花を収穫、箱詰め作業を行った。

 鴨川義塾の椎野瑞穂代表(75)は「福島はまだ一面、雪だという。一足早く春を感じてもらい、鴨川との交流を忘れずにいてほしい」と話していた。


総出で菜の花を摘むボランティアたち=鴨川市の菜な畑ロードで

毎日新聞 2013年02月26日 地方版

県が障害者就労考えるシンポ 細川元首相夫人「SOに関わり、自らの偏見に気付いた」

2013年02月27日 01時43分41秒 | 障害者の自立
 長野県主催の「障害者の就労・雇用を考えるシンポジウム」が25日午後、長野市内で開かれ、細川護煕元首相夫人で2005年スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会を長野に誘致した細川佳代子SO日本名誉会長が基調講演を行った。県インクルージョン(社会的内包)大使を務める細川さんは、知的障害者のスポーツの祭典であるSOに関わることになり、「障害者に対して抱いていた自らの偏見や差別意識に初めて気付いた」と語った。

 「それまでは(障害のある人たちに)哀れみと同情心しか持っていなかった」と話した細川さん。1991年に重い重複障害を持つ熊本県の女の子が銀メダルを獲得したことをきっかけにSOと関わった。障害者福祉について「(政治家の妻として)福祉向上のための予算要望の話しか聞いていなかった。私自身が偏見と差別意識しかない、自分中心で傲慢な健常者だったことを知った」と話した。

 細川さんは「SOの価値観は選手個々の能力は違っていい。それぞれが勇気を持って挑戦しあきらめずベストを尽くした人が真の勝利者。いまの日本にはびこる成果主義とは違って一人一人を大切にする考え方に感動した」と強調。「長野でのSOの成果が問われるのは開催から10年後。全ての人が生き生きと暮らせる社会をつくることだ」と障害のあるなしに関わらない共生社会の実現を訴えた。

 企業や福祉関係者ら約200人が参加したシンポジウムでは障害者の雇用や活動を支援する企業や団体の代表者らが意見交換。仲井道博あさひファーム代表理事は「最初はコミュニケーションが取れず呆(ほう)然(ぜん)としたが、交流することで克服できた」と話した。また佐藤勉ファインシステム社長は「周囲が障害者に仕事をやらせていない。できないと見てしまっている。社内でよく合意形成しておかないと、チームで動くことが難しいことがある」と述べ、健常者側の意識改革が必要と指摘した。


「障害者も周りの人も生き生きと暮らせる社会の実現を」と訴える細川佳代子スペシャルオリンピックス日本名誉会長=25日、長野市内

MSN産経ニュース-2013.2.26 18:13