水俣病患者や障害者の思いを伝える「もやい音楽祭」が17日、水俣市文化会館であった。市などの主催で、6回目。熊本、鹿児島、福岡、大分各県から56の詩が寄せられ、入選詩を基に作られたメロディーと合わせて10曲が披露された。
胎児性水俣病患者の永本賢二さん(53)は「なぎさ号、思い出をありがとう」と題し、車窓の景色にわくわくしながら宇城市の養護学校までバス通学した子供のころの思い出を詩に託した。バンド演奏に乗せて披露され、永本さんもうなずきながら聴き入った。
「もやい」は船同士を結わえることを指し、水俣では水俣病で壊れた住民同士の絆を回復させる意味で頻繁に使われている。演奏の最後に全員で音楽祭のテーマソング「未来へ」を合唱した。
毎日新聞 2013年02月18日 地方版
胎児性水俣病患者の永本賢二さん(53)は「なぎさ号、思い出をありがとう」と題し、車窓の景色にわくわくしながら宇城市の養護学校までバス通学した子供のころの思い出を詩に託した。バンド演奏に乗せて披露され、永本さんもうなずきながら聴き入った。
「もやい」は船同士を結わえることを指し、水俣では水俣病で壊れた住民同士の絆を回復させる意味で頻繁に使われている。演奏の最後に全員で音楽祭のテーマソング「未来へ」を合唱した。
毎日新聞 2013年02月18日 地方版