ゴエモンのつぶやき

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目隠し、触って楽しむアート 「視覚障害者理解深めて」−−21日から柏中央公民館 /千葉

2013年06月13日 02時00分38秒 | 障害者の自立
 目隠しした状態で芸術作品を触って感じる「見えないことを楽しもう!造形創作&触る彫刻展」(地域活動支援センターポコアポコ主催)が21日から3日間、柏市中央公民館のかしわ市民美術サロンで開かれる。視覚障害者への理解を深めてもらうことが狙い。ポコアポコ所長で全盲の青山茂さん(63)は「見えないことで想像力が喚起される。見えないことを逆に利用したアート展を楽しんで」とPRしている。入場無料。

 同市内にあるポコアポコは2009年、視覚障害者10+件を中心とした福祉作業所として設立され、約40人の視覚障害者や知的障害者が学習や作業に従事する。

 展示されるのは、木彫作家の中津川督章(よしふみ)さんや彫刻家の喜屋武(きやたけ)貞男さんら市内在住3人の作品約40点で、木の根やアルミを使った抽象的な作品ばかり。青山さんは「触って感じる鑑賞方法は、視覚とはまったく違う」といい、来場者は用意されたアイマスクを付けて作品に触れてもらう。

 また、22日の造形ワークショップでは、視覚障害児の美術教育が専門の西村陽平・日本女子大教授が講師となり、目隠しして粘土で野菜を触ったり、音を聞きながら作品作りを楽しむ。先着20人で、申し込みの締め切りは15日。問い合わせはポコアポコ電話04・7136・0505。

毎日新聞 2013年06月12日 地方版

ゆるキャラで障害者就労支援

2013年06月13日 01時45分56秒 | 障害者の自立
 広島市東区の精神科医中山純維さん(62)が、広島をPRするゆるキャラのグッズを製造、販売する会社「もみ爺(じい)本舗」(中区)を設立した。精神障害者の働きやすい場をつくり出すのが目的で、グッズの検品作業を作業所に依頼。将来的には障害者を雇う計画でいる。

 もみ爺は、顔がモミジ形で眉が白くふさふさしている。南区のイラストレーターBOOSUKA(ブースカ)さんがデザインした。

 グッズは、クリアファイル(200円)、iPhone(アイフォーン)のケース(千円)など5種。もみ爺のイラストに、「ようがんばったのう」など優しい言葉を添える。 商品に不具合がないかを調べる検品作業は、NPO法人ひだまりの家(安佐南区)などに依頼している。既に、宮島(廿日市市)の土産店、広島市内の雑貨店などの店頭に並んでいる。

 中山さんは診察を通じて、能力があるのに就職できない患者が多いと感じ、雇用の場づくりを思い立った。業種は「精神疾患との関わりも深いストレスを和らげる商品を広めたい」との理由からゆるキャラ製造を選んだ。

 広島労働局(中区)によると、精神障害者の求職申し込みは2012年度に1519件。03年度に比べて約5倍に増加したが、就職率は49%と伸び悩む。上司や同僚とうまく関われず、体調を崩して退職を繰り返すケースもあるという。


【写真説明】ゆるキャラグッズを説明する中山さん

中国新聞- '13/6/13

タイと日本の障害者が協力して被災地支援

2013年06月13日 01時20分07秒 | 障害者の自立
 障害者の自立を支援するタイ・チェンマイの団体と、多久市のNPO法人が、東日本大震災で被災した障害者を支援する「ひまわりコースター」作りを続けている。手織りの工程をタイで、アイロンがけや糸の始末などは多久で行う「共同作品」。多久市のNPO法人が1枚200円で販売を続けて2年余り。販売枚数1600枚、寄付金は20万円を超えた。

 手織りコースターは阪神淡路大震災の復興のシンボル「ヒマワリ」を植える運動からヒントを得て生まれた。チェンマイの障害者が木綿糸を使い16センチ四方の色鮮やかな手織り布を作成。半年に一度、千枚を多久市のNPO法人「ヒーリングファミリー財団」が運営する作業所に送っている。


タイから送られた手織りの布を、コースターに仕上げる利用者=多久市多久町の国際協力・障がい者支援センター「愛のかけはし」

 多久市では利用者12人が糸のほつれを手直しし、アイロンをかけ、袋詰めしている。仕上げ作業を担当する舩山紀代美さん=多久町=は「タイの色遣いは面白いし、すごいなあと思う。売れたらいいなと考えながらアイロンをかける」と話す。

 タイに中古の車いすを贈るプロジェクトで両国を行き来する大垣内勇理事長によると、2004年のスマトラ沖地震に対する日本からの支援は迅速で手厚く、東日本大震災以降は、今度は何か自分たちにもできることはないかという連絡が、チェンマイの支援団体に相次いでいたという。


タイと日本の障害者が共同で作った色鮮やかな「ひまわりコースター」

 「障害者は常に助けられる存在ではなく、被災して自分よりももっと困っている障害者のために何かしたいという思いで作業している」と大垣内さん。コースターは「作った人の思いを一緒に持ち帰ってもらいたいから」と法人が運営する「国際協力・障がい者支援センター『愛のかけはし』」で販売している。震災直後は売上の全額を自然災害の被災障害者を支援する団体「ゆめ風基金」に寄付していたが、現在はゆめ風基金、タイの障害者の工賃、日本の障害者の工賃に、3分の1ずつあてている。

 問い合わせは同センター、電話0952(74)4380。

佐賀新聞- 2013年06月12日更新

国の支援拡充が不可欠=精神障害者の雇用促進

2013年06月13日 01時15分31秒 | 障害者の自立
 厚生労働省は21日、精神障害者の雇用を2018年4月から義務付ける方針を決めた。ただ、早期実施に慎重な経済界に配慮し、当初5年の法定雇用率は国の支援体制などを考慮して判断する。精神障害者の雇用促進には、直接の当事者である企業の努力に加え、国による支援策の拡充が不可欠だ。
 障害者の雇用義務化は、1976年に身体障害者を対象に制度が創設され、98年には知的障害者が加えられた。障害者雇用促進法は、企業などに一定割合の障害者を雇うことを義務付け、企業の法定雇用率を1.8%と定めている。さらに4月からは、今回の見直しと関係なく2.0%に引き上げられる。

(2013/03/21-18:15)

野菜水耕栽培、収益切り札に 宗像の障害者施設が挑戦

2013年06月13日 01時14分10秒 | 障害者の自立
 障害者の所得向上と農業の担い手育成を目指し、宗像市自由ケ丘南の障害者通所施設「はまゆうワークセンター宗像」が、野菜の「水耕栽培」を導入した。天候に左右されにくく、ニーズの高い無農薬野菜が比較的容易に栽培できるため、一定の収入を確保できると判断。試験栽培が成功した葉物から始め、徐々に栽培種類を増やす方針。

 水耕栽培は、土を使わず水と液状肥料で作物を育てる農法。センターが採用したのは、ビニールハウス(約240平方メートル)内に並べた専用機器を使う方法で、初期費用は約600万円で、運転資金は月1万円ほど。通年で多品種を栽培でき、草取りなどの重労働は必要なく収穫は立ったままで行えるという。

 昨年10月から、職員がレタスやケールの栽培を試行したところ、農薬なしで1日約1200枚の収穫が可能と分かった。今年4月から知的障害者10+ 件7人が栽培に参加。収穫量は順調に伸び、市内の直売所などで販売している。今後はピーマンやトマトなどの栽培にも挑戦し、市内の飲食店などへ販路拡大していく。

 センターには10~60歳代の知的障害者10+ 件約70人が通所し、菓子製造や一般家庭の草取りなどに従事している。1人当たりの工賃は平均年約1万2千円だが、水耕栽培が軌道に乗れば、年約3万6千円の収入増が見込めるという。

 施設を運営する社会福祉法人さつき会の上田浩司営業企画部長(34)は「電気を使うのは、収穫の際にハウス内の温度を調節する扇風機や水槽用ポンプなどだけで環境にも優しい。農業の担い手不足の解消と障害者の所得向上に向け改良を重ねたい」としている。

=2013/06/13付 西日本新聞朝刊=