目隠しした状態で芸術作品を触って感じる「見えないことを楽しもう!造形創作&触る彫刻展」(地域活動支援センターポコアポコ主催)が21日から3日間、柏市中央公民館のかしわ市民美術サロンで開かれる。視覚障害者への理解を深めてもらうことが狙い。ポコアポコ所長で全盲の青山茂さん(63)は「見えないことで想像力が喚起される。見えないことを逆に利用したアート展を楽しんで」とPRしている。入場無料。
同市内にあるポコアポコは2009年、視覚障害者10+件を中心とした福祉作業所として設立され、約40人の視覚障害者や知的障害者が学習や作業に従事する。
展示されるのは、木彫作家の中津川督章(よしふみ)さんや彫刻家の喜屋武(きやたけ)貞男さんら市内在住3人の作品約40点で、木の根やアルミを使った抽象的な作品ばかり。青山さんは「触って感じる鑑賞方法は、視覚とはまったく違う」といい、来場者は用意されたアイマスクを付けて作品に触れてもらう。
また、22日の造形ワークショップでは、視覚障害児の美術教育が専門の西村陽平・日本女子大教授が講師となり、目隠しして粘土で野菜を触ったり、音を聞きながら作品作りを楽しむ。先着20人で、申し込みの締め切りは15日。問い合わせはポコアポコ電話04・7136・0505。
毎日新聞 2013年06月12日 地方版
同市内にあるポコアポコは2009年、視覚障害者10+件を中心とした福祉作業所として設立され、約40人の視覚障害者や知的障害者が学習や作業に従事する。
展示されるのは、木彫作家の中津川督章(よしふみ)さんや彫刻家の喜屋武(きやたけ)貞男さんら市内在住3人の作品約40点で、木の根やアルミを使った抽象的な作品ばかり。青山さんは「触って感じる鑑賞方法は、視覚とはまったく違う」といい、来場者は用意されたアイマスクを付けて作品に触れてもらう。
また、22日の造形ワークショップでは、視覚障害児の美術教育が専門の西村陽平・日本女子大教授が講師となり、目隠しして粘土で野菜を触ったり、音を聞きながら作品作りを楽しむ。先着20人で、申し込みの締め切りは15日。問い合わせはポコアポコ電話04・7136・0505。
毎日新聞 2013年06月12日 地方版