大町市西原に5月にできた障害者の地域活動支援センター「ばいはるちゃに みとろ」で24日、北アルプス広域シルバー人材センター内のサークル「野菜作り研究クラブ」の会員らが農園の草取りに汗を流した。併設の宅幼老所を会員の家族が利用している縁で協力。一緒に楽しみながら障害者が働ける環境づくりをしようと意欲を見せている。
ネパール語で「お茶の子さいさい」を意味するという名前のこの支援センターでは、障害者が着物生地を使った洋服や小物の縫製、農作業を通じた品物を販売する予定。「利用者や職員だけでなく地域住民も集える場に」との考えから、隣接する遊休農地15アールを借り受けた。畑仕事でも協力者を募っていたところ、同クラブと縁ができたという。
野菜作り研究クラブは現在会員11人。結成20年ながら実際の畑仕事はこれが初めてだ。これまでは栽培研究と称して各地を視察しつつ、その後の懇親会がもっぱらの楽しみだったという。独自に畑を借りて―との話題も出たが、「いざとなるとお金も要るし、なかなか」と会長の大塚富一さん(70)。農園ボランティアの呼び掛けは、クラブにとっても渡りに船だった。
24日は会員7人が、みそに加工する予定の大豆畑で手際良く雑草を片付けた。「汗を流せばお酒も一層うまいはず」と会員ら。支援センターを運営するNPO法人の三戸呂(みとろ)三都子さん(59)も「私たちだけではとても手が足りない。本当に助かる」と話す。
農園では他にタマネギ、カボチャ、ナス、ニンジン、アスパラガスなど15種類ほども栽培。農園会員を募集し、年会費1万5千円で年4回ほど新鮮野菜や加工品を発送する計画だ。問い合わせは支援センター(電話0261・85・0243)へ。

地域活動支援センターの農園で大豆の草取りをするクラブ員ら
(2013年6月25日)(提供:信濃毎日新聞)
ネパール語で「お茶の子さいさい」を意味するという名前のこの支援センターでは、障害者が着物生地を使った洋服や小物の縫製、農作業を通じた品物を販売する予定。「利用者や職員だけでなく地域住民も集える場に」との考えから、隣接する遊休農地15アールを借り受けた。畑仕事でも協力者を募っていたところ、同クラブと縁ができたという。
野菜作り研究クラブは現在会員11人。結成20年ながら実際の畑仕事はこれが初めてだ。これまでは栽培研究と称して各地を視察しつつ、その後の懇親会がもっぱらの楽しみだったという。独自に畑を借りて―との話題も出たが、「いざとなるとお金も要るし、なかなか」と会長の大塚富一さん(70)。農園ボランティアの呼び掛けは、クラブにとっても渡りに船だった。
24日は会員7人が、みそに加工する予定の大豆畑で手際良く雑草を片付けた。「汗を流せばお酒も一層うまいはず」と会員ら。支援センターを運営するNPO法人の三戸呂(みとろ)三都子さん(59)も「私たちだけではとても手が足りない。本当に助かる」と話す。
農園では他にタマネギ、カボチャ、ナス、ニンジン、アスパラガスなど15種類ほども栽培。農園会員を募集し、年会費1万5千円で年4回ほど新鮮野菜や加工品を発送する計画だ。問い合わせは支援センター(電話0261・85・0243)へ。

地域活動支援センターの農園で大豆の草取りをするクラブ員ら
(2013年6月25日)(提供:信濃毎日新聞)