ゴエモンのつぶやき

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障害者の就職870件 3年連続で過去最多更新

2013年06月09日 02時16分53秒 | 障害者の自立
 滋賀労働局がまとめた二〇一二年度の県内障害者の就職状況で、就職件数は八百七十件となり三年連続で過去最多を更新した。うつ病などの精神障害者の雇用が大幅に増えたことが要因とみている。

 労働局によると、就職件数は、一〇年度が七百十八件、一一年度は七百七十一件だった。近年の傾向として、「ハローワークを中心に、福祉施設や特別支援学校との連携が深まった」「企業の障害者に対する理解が深まった」などとしている。また今年四月から障害者の法定雇用率が1・8%から2・0%に引き上げられたことも、「すでに対策をとっていた企業があった」ことを一因に挙げた。

 障害の種類別に見ると、知的障害者は11・0%減少で、身体障害者、精神障害者はそれぞれは14・0%と34・8%増えた。精神障害者は就職件数だけでなく、新規求職申込件数もここ三年大幅に増えており、〇九年度と比較すると、就職、新規求職どちらも二倍以上になっている。

 就職率は44・0%で二年ぶりに上昇。全国平均の42・2%も上回った。就職先は、県内主要産業の製造業が二百十一件でトップ。医療・福祉(百八十一件)、卸売業・小売業(九十件)と続いた。

 今後の見通しについて、労働局は「精神障害者の就職は世間的な理解もあり、まだ増えると思う。法定雇用率が上がった影響も出てくるだろう」と予測した。

中日新聞- 2013年6月8日

障害者雇用道半ば 法定率達成企業は47%

2013年06月09日 02時10分31秒 | 障害者の自立
 障害者の雇用機会を増やすため、企業などで従業員に占める障害者の割合「法定雇用率」が、4月から引き上げられ、適用企業も増えた。県内では引き上げ前でも、この雇用率の達成企業は半数未満で、全国41番目という少なさ。障害者雇用をいかに浸透させるかが一層、課題となりそうだ。

■指導期間1か月

 プラスチック製品の加工などを行う「天馬」(東京)の弘前工場(弘前市)。ベルトコンベヤーで運ばれてくる製品を軽度の知的障害を抱えた男性社員が一つ一つ点検している。「働くのは楽しい。うまくできたときには達成感を感じます」。男性は笑顔を見せた。

 男性は4月に採用された。きっかけの一つは、同月に始まった法定雇用率の引き上げ。従業員約1100人の同社は20人程度の障害者を雇う必要があり、同工場では2012年から聴覚障害者を1人雇用。さらに男性を含む2人を新たに雇い始めた。

 同工場では通常、新人に仕事内容を指導する担当者を1~2週間つけるが、男性の場合は1か月間に延長して対応した。

 堰端(せきはた)寿昭総務課長は「もう一人前の仕事ぶり。雇用する前は、企業として対応できるか不安もあったが、実際に採用してみると十分仕事をこなしていけることが分かった」と語る。

全国41番目の少なさ

 こうした企業は県内ではまだ少数なのが現状だ。

 厚生労働省によると、2012年6月現在、県内企業の障害者雇用率は1・70%で、全国平均1・69%を若干上回った。しかし法定雇用率(当時1・8%)を達成した企業は47・5%(731社のうち347社)。47都道府県中、41番目と少なさが目立つ。

 背景には県内に中小零細企業が多いことも影響しているとみられる。未達成企業は、不足人数1人当たり月5万円の納付金を国に支払う義務があるが、従業員規模200人以上に限られるためだ。県労政・能力開発課では「県内は100人以下の企業が多く、障害者に限らず雇用の余裕がない。納付金の義務もなく、障害者雇用のきっかけがないのでは」と分析する。

■雇用創出努力を

 弘前公共職業安定所では障害者対象の集団面接会を実施したり、雇用率未達成の企業が一般求人を出している場合に障害者を雇えないか依頼したりしている。舛野裕二所長は「企業は、今ある仕事だけでは新たな雇用の必要が無いと考える。雇用を創出することが重要だ」と指摘する。


障害のある男性社員が丁寧に作業していた(5日、天馬弘前工場で)

(2013年6月8日 読売新聞)


唐津市が購入の旧旅館「城内閣」 障害者支援拠点に整備

2013年06月09日 02時07分39秒 | 障害者の自立
 唐津市は、昨年11月に購入した同市東城内の旧旅館「城内閣」に、障害者支援拠点施設を整備する計画の概要を明らかにした。市障害者10+ 件福祉会館(同市栄町)を移転させるほか、障害者相談支援センターや子育て広場を併設。来年7月には一部施設の運用を始める。

 城内閣は1946年開業の老舗だったが、経営悪化に伴って2010年に営業停止し、11年に自己破産した。市は約4900万円で土地と建物を購入し、老朽化の進む福祉会館の移転先として検討していた。

 市障害者支援課によると、6階建て(延べ床面積約4400平方メートル)のうち、機械室などを備えた5階以上を除く1~4階を活用。1、2階には福祉会館のほか障害者の相談窓口などが入り、3階には会議室、4階には子育て広場を設置する方針。

 11月にも改装工事に着手し、来年5月に終了予定。総事業費は約5億7700万円を見込み、本年度の一般会計補正予算案に工事費など約3億5千万円を盛り込んだ。

 同課の担当者は「サービスの申請や相談などを受け付ける障害者支援の拠点にしたい」と話している。

=2013/06/09付 西日本新聞朝刊=

色鮮やかな動物集合 松山の障害者施設絵画展

2013年06月09日 02時01分22秒 | 障害者の自立
 個性豊かな動物園にようこそ―。障害者支援施設「スマイル」(愛媛県松山市余戸南6丁目)の利用者が動物をモチーフに描いた絵画展「ZOOスマイル」が、松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋ふれあいギャラリーで開かれている。11日まで。
 10~60代の身体障害者20人が、水彩絵の具やパステルクレヨン、パソコンなどを使い、ゾウやカンガルーなどを色鮮やかに生き生きと描いた。施設でのアートサークルの時間や自宅で、最長半年程度かけて仕上げた。画用紙を何枚もつなげた壁一面の大きさの絵もある。筋緊張で腕が硬直し、長い線が描けない人もいるが「それも持ち味、個性」(施設職員)という。


【写真】飾られた自分の作品を眺めて笑顔を浮かべる土山さん

愛媛新聞- 2013年06月08日(土)

焼酎:障害者が育てたサツマイモ醸造 周南の白鳩学園でお披露目 /山口

2013年06月09日 01時59分17秒 | 障害者の自立
 周南市大島の知的障害者施設「白鳩学園」で7日、利用者が栽培したサツマイモからできた焼酎のお披露目会があった。醸造した同市久米の「山縣本店」の山縣俊郎社長や地元住民らが参加し、完成を祝った。利用者は「たくさん飲んでもらえるとうれしい。今年もしっかりとサツマイモを育てます」とあいさつした。【井上秀人】

 焼酎造りは、農産物の流通を通じ、地域社会と交流しようと2009年から始まった。相談を受けた山縣本店は、収穫されたサツマイモ300キロを加工し、翌10年5月にイモ焼酎「しろい鳩」(720ミリリットル)600本を限定販売した。以来、白鳩学園は焼酎用のサツマイモ栽培を続けている。

 年々生産量も増え、しろい鳩は完売しているという。今年は720ミリリットル瓶を500本、1・8リットル瓶を200本製造。同市久米の中嶋酒店などで販売中。山縣社長は「イモの特徴を生かした甘くてまろやかな焼酎になった。今後も地域密着で、地元のためになるよう継続していきたい」と話していた。

 この日、お披露目会を前に、同学園の農耕班の19人が来年の焼酎用の苗を植え付けた。秋の収穫は、昨年の900キロを上回る1000キロを目標にしている。

毎日新聞 2013年06月08日 〔山口東版〕