ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者「無心の創作」60作品 渋谷で木工や陶芸など

2013年06月22日 02時48分20秒 | 障害者の自立
 鹿児島市の障害者支援施設「しょうぶ学園」の入所者や通所者が制作した工芸作品などを紹介する企画展が26日まで、東京都渋谷区の渋谷パルコ内の「ロゴスギャラリー」で開かれている。

 同学園は1973年に開設され、知的障害者が地域で生活していくための支援を行っている。85年に施設利用者が個性を発揮する場として工房を設け、木工や陶芸、刺しゅうなどの工芸作品や絵画などの創作に取り組んでいる。現在、20~70代の計約70人が創作に関わり、美術館での展示やデザイン展への出展などを行い、手仕事による実直なもの作りが国内外で高く評価されている。

 今回の展示では作品約60点を展示。のみで削った跡が残る木のボウルや、2年間かけて刺しゅうを重ねたシャツ、そして和紙に手描きで絵付けをしたはがきなど、時間と労力を惜しまずに作った作品が並ぶ。統括施設長の福森伸さんは「同じ作業を無心に続けることで予想外の色合いや形が出来上がる。そこにエネルギーを感じる人が多いようです」と話す。

 会場には、学園に置いてある黒板日誌も展示。入所者が、ニュースや天気などを題材に毎日書き改めている日誌で、素朴な文章が来園者の人気を呼び、それらを撮影した写真集「カリヨン黒板日誌」(パルコ出版)も発売された。

 展示を企画したパルコ渋谷店の園田貴博さんは「どの作品も作りたいものを心から楽しんで作っていることがよくわかる。アート性がありながら、日常生活に溶けこむ作品の魅力を感じてほしい」と話している。

 入場無料。作品は一部販売もしている。問い合わせは、ロゴスギャラリー(03・3496・1287)へ。


手作業ならではの素朴な風合いが魅力的な作品(東京の渋谷パルコで)

(2013年6月21日 読売新聞)

障害者陸上:やり投げで世界ランク8位に 大槻さんが日本新

2013年06月22日 02時45分53秒 | 障害者の自立

 障害者陸上競技に取り組む福知山市広峯町の大槻浩二さん(51)が、障害者区分F55クラスのやり投げで、13年世界ランキング8位につける22メートル66の日本新記録を樹立した。IPC(国際パラリンピック委員会)B標準記録を突破しており、日本代表選手の強化指定が確実視される。


 F55は、腕は自由に使えるが車いすを常用する人らのクラス。世界8位の記録は大阪市内で8、9日に開かれた第24回日本身体障害者陸上競技選手権大会で大槻さんが優勝した時のもの。

 もともとやっていた砲丸投げと円盤投げの記録が伸び悩み、気分転換にと昨年始めたやり投げが急速な成長を見せている。

すぐに頭角を現し、今春にそれまでの日本記録を約1メートル上回る18メートル69を出して日本記録保持者になった。更に練習を重ねて挑んだ選手権で、IPC・B標準記録の22メートル10を上回る会心の投てきが決まった。

 投てき台に座って利き手にやりを持ち、腹筋が使えないのでもう一方の手で支えの棒を握り構える。下半身の「ため」の代わりに、棒を引く力をうまく連動させてやりを放つ。

 世界1位の29メートル77を「夢のように遠い記録ではないはず」と大槻さん。「手を放すタイミングが分かってきたし、記録はまだ伸びると思う。国際パラリンピックに出て入賞したい」と意欲を燃やす。

■障害者スポーツの注目度を高めたい■
 
 記録が伸びていくことはうれしいが、障害者スポーツが置かれている苦しい現実がある。

 大会会場への移動は家族や周囲の人たちの協力がなければ難しい。遠征費もほぼ自腹で、「遠すぎると行けない。障害者はお金がないとスポーツが出来ないというのは悲しい」と話す。

 障害者スポーツの注目度を高めていきたい。そのために自分が出来ることは「結果を残すしかない」。

 次は9月に山口県であるジャパンパラ陸上競技大会に出場して記録更新を狙う。
 
 
両丹日日新聞2013年6月21日のニュース




障害者と健常者、一丸となって

2013年06月22日 02時41分25秒 | 障害者の自立
 別府市天満町のゲートボール場で5人の聴覚障害者と健常者でつくるチーム「手話サークル」が練習に励んでいる。5月にあった市内の大会で2位に入ったほか、2選手は県体にも出場する。手話や身ぶり手ぶり、時には地面に字を書いて意思疎通を図りながら、チームワークや競技力を高めている。

 チーム結成は昨年、市ゲートボール協会境川校区理事の笠置九州男さん(80)が別の場所で練習していた5人を誘ったことから始まった。日曜日と雨の日以外は毎日練習しており、5月にあった同協会の大会では11チーム中2位になった。
 メンバーで、県聴覚障害者協会理事長の西村務さん(63)は「(健常者に)ルールを教えてもらい、プレーが楽しくなった」。妻の典子さん(63)も「一緒に練習して技術が上がっていくのがうれしい」と話す。
 練習や大会の連絡はメールやファクスを活用。試合中も「手ぶりで指示すれば伝わるよ」と笠置さん。ただ、試合に集中しすぎると監督の指示に気付かないこともあるとか。そんなときは健常者のメンバーが肩をたたいて知らせるという。
 典子さんと河村久美子さん(49)はともに県民体育大会ゲートボール女子の市代表のチームメンバー。市ゲートボール協会審判部長の板井法子さん(76)は「県体のチームづくりにいつも苦労しますが、典子さんたちが快く出場してくれて感謝しています」と話している。
 5人の当面の目標は「第28回県身体障害者ゲートボール大会」(7月17日、大分市で開催)。チーム力と、練習の成果を発揮して優勝するつもりだ。


次の一打を身ぶりで示すメンバーたち。秋月かよ子さん(写真右)は「技術的にはまだまだだけど、勉強になって楽しい」と話す。中央が西村さん夫婦、左はチーム代表の広実嘉子さん

大分合同新聞-[2013年06月21日 09:52]

iPadで障害者就労支援 県とハローワーク佐賀

2013年06月22日 02時39分47秒 | 障害者の自立
 「ハローワーク特区」の事業の一環として、県とハローワーク佐賀(佐賀市)は20日、多機能情報端末・iPad(アイパッド)を使った障害者の就労支援を始めた。障害者と企業を仲介する県のコーディネーターが施設などへの訪問時、求人や求職者の情報を示す際に活用する。県は「情報提供を円滑にして、障害者の雇用促進につなげたい」と期待している。(

 ハローワーク佐賀の管内(佐賀、多久、小城、神埼の4市)の特区は、昨年10月に開始。県と国がそれぞれ実施していた就労支援などを一体的に行って、サービスの充実や業務の効率化を目指している。

 県とハローワーク佐賀は、情報の共有化を進める中で、サービス向上を図ろうと、iPad1台を導入することにした。

 県の非常勤嘱託職員の就労支援コーディネーターが持ち歩き、企業の事務所を訪れた時に、就職を希望する障害者の経験職種や資格、障害の種類を表示しながら説明。障害者が訓練する施設を訪問した際は、ハローワークの求人情報を素早く検索し、職種別などで示す。

 個人情報保護のため、個人名や住所は取り扱わず、情報は一括してサーバーで管理し、端末に保存しない。実績が出れば、iPadの追加購入を検討する。

 20日は、コーディネーターが佐賀市の就労移行支援事業所「ステップ・ワーカーズ」を訪問し、iPadの使用などについて説明した。事業所側からは、「障害者の仕事に対する意欲を動画で撮影し、企業に見せることはできないか」といった意見が聞かれ、管理者の江口りかさん(32)は「求めている企業などをすぐに検索できるのは便利」と歓迎した。

 県就労支援室の高尾徳二室長(53)は「企業の写真や動画を使って、障害者が働くイメージがわくような工夫も考えていきたい」と話している。

(2013年6月21日 読売新聞)

政府機関のサイト、約76万ページが障害者・高齢者配慮のJIS規格最低基準を満たさず

2013年06月22日 02時35分26秒 | 障害者の自立
 アライド・ブレインズは20日、国(府省庁、国会、裁判所等の政府機関)のホームページ50サイトの全ページを対象に実施した、高齢者・障害者のホームページ利用への配慮(ウェブアクセシビリティ)に関する調査結果を発表した。調査期間は4月26日~5月24日。

 総務省からは、「みんなの公共サイト運用モデル(2010年度改定版)」が2011年4月に公開されており、国および地方公共団体は2013年度末までにウェブアクセシビリティに関するJIS規格(JIS X 8341-3:2010)の達成等級A、2014年度末までに達成等級AAへ準拠することが求められている。

 この調査は、現時点でのJIS規格への対応状況を調査したものとなっているが、50の府省等サイトの合計121万0,167ページのうち、76万2,252ページ(62.99%)で、JIS規格で最低限遵守すべき「達成等級A」の問題が確認されたとしている。個別のサイトについては、20の府省等サイトで、達成等級Aに問題のあるページが1万ページ以上あることが確認された。

 問題のある割合は、もっとも少なかったサイトで3.54%(113ページ中4ページ)、もっとも多かった2サイトで100.00%(サイト1:26,893ページ中26,892ページ、サイト2:11ページ中11ページ)となっている。特に「問題あり」のページの割合が高かったのは、音声読み上げソフトの利用者に画像の内容を伝えるための「代替テキスト」がないようなケース、ページ内で主に使用している言語(日本語、英語など)の指定がないといったケースだった。

 調査は、アライド・ブレインズが開発した「全ページJIS検証プログラムAion(アイオン)」を用いて行われた。Aionは、総務省が開発し一般に無償提供しているJIS規格対応検証ツール「miChecker(エムアイチェッカー)」と同じチェック項目と基準で、公開されている全ページを一括で検証可能なプログラムとなっている。

 この調査は、国の他に、都道府県、政令市、政党のホームページを対象に実施しており、今後順次結果が発表される予定。

RBB Today- 2013年6月21日(金) 07時15分