ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者施設で虐待か

2013年06月17日 01時27分18秒 | 障害者の自立
 心身障害者らが生活する救護施設「紅花(こうか)ホーム」(天童市成生、加藤正美園長)で昨年、40歳代後半の男性職員が入所者の頭をたたくなどしていたことが分かった。虐待の疑いがあると判断した施設側の勧告に応じ、男性はすでに退職した。

 同ホームによると、男性職員が同僚の女性職員の身体的な特徴を他の職員に告げているというセクハラの相談が昨年9月、当時の園長にあり、施設側で事実関係を調査。複数の職員から、男性職員が昨年1~9月、入所者4、5人の頭をたたいたり、背中を押したりするなどしていたとする証言も寄せられた。

 調査に対し、男性は「入所者を支援する過程の中で、行き過ぎることもあった」などと答え、頭をたたいたり、背中を押したりしたことを認めた。セクハラ行為があったことも踏まえ、施設側は退職を促し、男性は昨年12月に依願退職した。入所者にけがはないという。

 紅花ホームの加藤園長は「職員に不適切な行為があり、申し訳ない。支援のあり方を改めて点検して、利用者本位のサービスを心がけたい」と話している。

(2013年6月16日 読売新聞)

社説[障害者雇用促進法]環境整え「人材」生かせ

2013年06月17日 01時23分12秒 | 障害者の自立
誰もが生きやすい社会をつくるための大切な法律だ。 

 精神障がいのある人の採用を企業に義務付ける「改正障害者雇用促進法」が13日、成立した。身体障がい者に加えて知的障がい者の雇用を義務付けた1998年以来の大幅な改正となる。

 精神疾患は今や「五大疾病」の一つに挙げられるほど身近な病気である。障がいがあっても働きたいと願う人は多く、周りのちょっとした配慮で企業の戦力となれる人もたくさんいる。

 改正法は、就労を希望する精神障がい者の増加を背景に、さらなる社会進出を目的としている。

 事業主に対しては、障がい者への差別を禁止するほか、その特性に応じて職場環境を整備する配慮を義務化している。

 例えば、車いすの使用を理由とした採用の拒否、健常者より低い不当な賃金、研修を受けさせなかったり、食堂の利用を認めないなどは差別に当たるだろう。入社試験の問題にルビをふる、車いすに合わせて机の高さを調整する、絵図を使って業務内容を分かりやすく説明することなどは配慮といえる。

 どこまでが差別で、どういった配慮が必要かについては、今後、厚生労働省がガイドラインを策定する。

 手すりやスロープの設置など職場環境の整備を負担に感じる会社もあるかもしれない。だが、大半は精神障がいへの正しい理解があれば乗り越えられる課題である。

    ■    ■

 厚労省の調査によると、2012年度に就職した障がい者は前年度より15%増の6万8321人。うち精神障がい者は27%増の2万3861人で、過去10年間で10倍に増えた。

 障害者雇用促進法では、従業員の一定割合以上の障がい者の雇用を企業に義務付けている。法定雇用率のことだ。

 その数値が4月に15年ぶりに引き上げられ、1・8%から2・0%になった。障がい者の範囲が広がった今回の法改正で、雇用率はさらに上がることが予想される。 

 しかし実際はというと12年6月時点で1・69%。沖縄は1・95%と高かったが、全国的には半数以上の企業が法定雇用率をクリアしていない。

 取り組みが遅れているのは主に中小企業で、経験やノウハウがないことも関係している。企業が安心して精神障がい者を雇用できる仕組みづくりに力を入れなければ法の実効性は薄れる。

    ■    ■

 北谷町で就労移行支援事業などに取り組む「アソシア」は、障がい者と企業の間に立ち、雇用の定着で実績を上げている。

 「作業指示は午前と午後の2回」「仕事を抱えがちなので割り振りに配慮を」など丁寧なアプローチが奏功する。

 一方、雇い入れる側も短時間労働や出社時間の調整などで気を配る。漠然とした不安は、実際の働きぶりによって解消されるという。

 不景気で余裕がない中、難しい課題のように思えるが、

障がい者ではなく「人材」という視点を持てば、新たな可能性が見えてくる。



沖縄タイムス- 2013年6月16日 09時48分 (15時間35分前に更新)

障害者差別:「なくす法律・条例」考えるフォーラム開催

2013年06月17日 01時21分12秒 | 障害者の自立
 障害者差別解消法案の国会審議が大詰めを迎える中、「障害者差別をなくす法律・条例を考えるフォーラム」(同フォーラム実行委員会主催)が16日、千葉県市川市で開かれ、国に先駆け条例を制定した北海道、岩手県、千葉県、熊本県、さいたま市の担当者らが参加した。2006年に条例が成立した千葉県の担当者は、相談員650人などが施行後約6年で1400件以上の相談に応じたと成果を説明。ほかの自治体からは「(条例の)認知度が低い」「事例を重ね、解決に向き合うことが大事」といった課題も挙がった。

毎日新聞 2013年06月16日 20時20分(最終更新 06月16日 22時19分)

難読症の画家 障害者と交流 さいたまで、あすまで展覧会

2013年06月17日 01時09分57秒 | 障害者の自立
 文字の読み書きが困難な学習障害「ディスレクシア(難読症)」の英国人画家マッケンジー・ソープさん(57)が、さいたま市で開かれている「マッケンジー・ソープの世界展」(鴻沼福祉会後援会主催)に合わせ十五日、トークショーを開き、市内の障害者団体との交流を行った。ソープさんは「できること、できないことは皆にある。支え合うことが大切」と作品に込めた思いを語った。

 難読症は文字を認識することが難しく、学業に支障が出ることが多い。ソープさんも教師や同級生の無理解からいじめを受けるなどして十五歳で学校を中退。しかし、その後進んだ美術学校で幼いころから描き続けていた絵の才能が認められ、今では欧米や豪州などで最も人気のあるアーティストの一人になっている。

 展示を見たさいたま市の多賀哲弥さん(67)は「見ると一歩ずつ前に進んで行けるような気持ちになる。素晴らしかった」と絶賛していた。展覧会は十七日まで、さいたま市浦和区の須原屋本店ギャラリーで。入場無料。問い合わせは鴻沼福祉会後援会事務局=電048(854)6890=へ。


自作の解説をするマッケンジー・ソープさん=さいたま市浦和区で

東京新聞- 2013年6月16日

利用者主体で新聞発行 宇都宮の障害者支援施設

2013年06月17日 01時09分57秒 | 障害者の自立
 【宇都宮】古賀志町の障害者支援施設「靄靄会ハートフィールド」の利用者5人がこのほど、地域との交流などを目的に、新聞「Aiai Journal」を発行した。施設内の出来事や利用者の活動の紹介などが主な内容で、創刊号は記念インタビューやケーキのレシピなどの記事紙面を飾っている。年間2、3回発行し、取材協力者や関係者に配布する。

 Aiai Journalの発行は、職員の渡辺真人さん(28)がことし2月のオーストリア研修中に、施設の利用者が新聞を発行していたことを知ったことがきっかけ。

 利用者が主体になり取材や編集作業を行うことで、自己実現を果たす狙いもある。

 担当職員との編集会議の結果、創刊号の1面トップは2001年から交流している海道小の金子光明校長のインタビュー記事に決まった。プルタブを集めて車いすを贈呈することになった経緯や交流活動の意義を一問一答形式でまとめている。

 インタビューの記事を担当した石井章克さん(52)は「インタビューは初めての経験でとても緊張した。次回はもっとうまく聞けるようにする」と張り切っている。

 このほか2面では「あいあいレシピ」のコーナーを設け、バナナケーキの作り方を写真付きで紹介。「あいあい会サポーターズインタビュー」では、花屋、パン工房など協力店を紹介している。

 Aiai JournalはA3判の両面カラー印刷で4ページ。1千部印刷。

 問い合わせは、ハートフィールド電話028・652・7288。



下野新聞-(6月16日 朝刊)