心身障害者らが生活する救護施設「紅花(こうか)ホーム」(天童市成生、加藤正美園長)で昨年、40歳代後半の男性職員が入所者の頭をたたくなどしていたことが分かった。虐待の疑いがあると判断した施設側の勧告に応じ、男性はすでに退職した。
同ホームによると、男性職員が同僚の女性職員の身体的な特徴を他の職員に告げているというセクハラの相談が昨年9月、当時の園長にあり、施設側で事実関係を調査。複数の職員から、男性職員が昨年1~9月、入所者4、5人の頭をたたいたり、背中を押したりするなどしていたとする証言も寄せられた。
調査に対し、男性は「入所者を支援する過程の中で、行き過ぎることもあった」などと答え、頭をたたいたり、背中を押したりしたことを認めた。セクハラ行為があったことも踏まえ、施設側は退職を促し、男性は昨年12月に依願退職した。入所者にけがはないという。
紅花ホームの加藤園長は「職員に不適切な行為があり、申し訳ない。支援のあり方を改めて点検して、利用者本位のサービスを心がけたい」と話している。
(2013年6月16日 読売新聞)
同ホームによると、男性職員が同僚の女性職員の身体的な特徴を他の職員に告げているというセクハラの相談が昨年9月、当時の園長にあり、施設側で事実関係を調査。複数の職員から、男性職員が昨年1~9月、入所者4、5人の頭をたたいたり、背中を押したりするなどしていたとする証言も寄せられた。
調査に対し、男性は「入所者を支援する過程の中で、行き過ぎることもあった」などと答え、頭をたたいたり、背中を押したりしたことを認めた。セクハラ行為があったことも踏まえ、施設側は退職を促し、男性は昨年12月に依願退職した。入所者にけがはないという。
紅花ホームの加藤園長は「職員に不適切な行為があり、申し訳ない。支援のあり方を改めて点検して、利用者本位のサービスを心がけたい」と話している。
(2013年6月16日 読売新聞)