ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者、最多の6万8000人が就職 24年度

2013年06月21日 03時08分08秒 | 障害者の自立
 厚生労働省は、全国のハローワークを通じて平成24年度に就職した障害者が、前年度比15・1%増の6万8321人だった、と発表した。3年連続で過去最多を更新した。

 新規求職の申し込みも最多で、9・2%増の16万1941人だった。厚労省は「企業に障害者雇用を義務付ける『法定雇用率』を今年4月から引き上げた。それに合わせて、企業が採用活動を活発化させたのが一因」と分析している。

 就職者のうち、精神障害者は26・6%増の2万3861人で、高い伸びを示した。身体障害者は6・9%増の2万6573人、知的障害者は11・9%増の1万6030人だった。

 都道府県別では、東京が5161人で最も多く、愛知(4200人)、大阪(4126人)が続いた。職業別では、運搬や清掃などの業務に就いた人が最も多く、全体の31・7%を占めた。事務職が20・5%と続き、管理職は0・1%の50人にとどまった。

 解雇された障害者は1539人で4年ぶりに増加した。製造業の不振によるリストラの影響とみられる。

MSN産経ニュース-2013.6.20 09:22

障害者差別解消法 可決・成立

2013年06月21日 02時59分44秒 | 障害者の自立
障害者への差別をなくすため、国や地方自治体に対し必要な施策を実施することを義務づけるなどした法律が、19日の参議院本会議で全会一致で可決・成立しました。

この法律は、障害者の尊厳と権利を保障した国連の障害者権利条約の批准に向けて、障害を理由とした差別の解消を進めるための国内法として整備されたもので、19日の参議院本会議で全会一致で可決・成立しました。
法律では、障害者への差別をなくすため、国や地方自治体に対し必要な施策を実施することを義務づけているほか、国民に対しても障害を理由とした差別の解消が進むよう努めることを求めています。また、障害者が支障なく日常生活を送れるよう、国や地方自治体、それに民間の事業者に対し、施設や設備をバリアフリー化したり、職員に対する研修を行ったりするなどの環境整備に努めるよう定めています。

NHK-6月19日 11時30分

障害者支援施設長ら書類送検=ベルトで入所者窒息死-岐阜県警

2013年06月21日 02時57分01秒 | 障害者の自立
 岐阜県瑞浪市の障害者支援施設「陶技学園みずなみ荘」で2012年9月、入所者の女性=当時(60)=が、ベッドからの転落を防止するベルトに誤って首を引っ掛け窒息死する事故があり、県警捜査1課と多治見署は20日、業務上過失致死容疑で、施設長(56)と当時の施設長補佐(58)=いずれも同県多治見市=を書類送検した。
 多治見署によると、2人は「それまでベルトでのけがはなかったので、甘く見ていた」と供述しているという。

時事通信-(2013/06/20-16:27)

母さん助けて詐欺:元「出し子」の後悔 障害者引き込まれ

2013年06月21日 02時50分48秒 | 障害者の自立
 警視庁が「母さん助けて詐欺」と改名した後も被害が絶えない振り込め詐欺。現金を引き出す役割の「出し子」として有罪となった30代の男性は難聴で仕事がないことを見透かされ、詐欺集団に引き込まれていた。同じように障害者が振り込め詐欺で金の受け取りなどに使われる事例は多いという。今は東北で放射能の除染作業に従事する男性を訪ねると、「被害者の方々に申し訳ない。利用されるのは僕だけで十分です」と声を落とした。

 2011年4月。男性は関東でその日も運転手や別の出し子との3人でワンボックスカーに乗っていた。金融機関を1日に何軒も回って現金を引き出し、運転手に渡す役割だった。郵便局から少し離れた場所で車を降り、他の2人は車中で待機した。記帳のためATM(現金自動受払機)に通帳を入れると、機械が停止した。運転手に携帯電話で報告すると、「やばい。逃げろ」と告げられた。電話が切れた時には、職員3人に囲まれていた。

 「詐欺未遂容疑で逮捕する」。警察署に連れて行かれ、逮捕された。詐欺の被害金を引き出そうとした容疑だった。「なぜ逮捕されたのか分からず、混乱した」と振り返る。

 中学生の時、左耳が聞こえなくなった。6回手術を受けたが、回復せず、高校卒業後、飲食店など十数カ所を転々とした。意思疎通の難しさなどが原因で長続きしなかった。

 「名前を貸す仕事がある。犯罪じゃない」。同郷の知人に誘われたのは10年6月。貯金が底をつき、親の支援で何とか暮らしていた時期だ。飛びついた。間もなく、ある会社の社長として自身が登記されたと知らされ、会社名義の口座に振り込まれる預金を引き出すよう指示された。別の会社の口座からも金を引き出すようになり、多い日は計2000万円も引き出した。報酬30万円が月末に運転手から手渡された。

 「何のカネなのか」と知人に何度も尋ねたが、「悪いカネじゃない。大丈夫」と答えるのみ。知人はその後、「出し子」のスカウト役として逮捕された。

 男性は大阪地裁で11年10月、架空会社の口座から振り込め詐欺の被害金30万円を引き出そうとした詐欺未遂と、被害金820万円を引き出した詐欺の罪で懲役3年(執行猶予4年)を言い渡された。その後、指名手配中だった知人に会い、判決の話をすると、声を上げて笑った。「許せない」。心の中でつぶやくしかなかった。

 釈放前から除染と決めていた。誰でもすぐに雇ってくれると聞いていたからだ。月給二十数万円。「被ばくは心配だが、犯罪か被ばくかだったら、絶対に被ばくを選ぶ」という。ただ、将来への不安がある。除染の仕事が数年後にはなくなるかもしれないからだ。「もう人に迷惑はかけたくない。障害があっても仕事が見つかる環境があれば……」と男性は願う。

 「出し子の中には、障害があったりして就職できない人が少なくない」。ある捜査関係者は打ち明ける。警察庁によると、2012年の振り込め詐欺を含む特殊詐欺事件の検挙人数は1523人。うち「出し子」や被害者から現金を直接受け取る「受け子」など末端の役割が半数以上の899人だ。出し子や受け子は防犯カメラに映ったり、被害者と接触したりするため、検挙されやすい。振り込め詐欺に詳しい中井真雄弁護士(大阪弁護士会)は「詐欺グループは『捨て石』になる人材を探している。身体障害者だけでなく知的障害者が検挙された例もある。彼らが犯罪に加担しないようにする方策を社会全体で考えていかなければならない」と指摘する。

毎日新聞 2013年06月20日 07時37分

芸術が結ぶ友情、障害者と元ヘルパーが作品「2人展」/海老名

2013年06月21日 02時45分44秒 | 障害者の自立
 芸術を通じ、友情で結ばれた障害者10+ 件と元ヘルパーの「2人展」が海老名市中央の市民ギャラリーで開かれている。「夢のよう。一緒にやれてうれしい」と声をそろえ、初めての開催を喜んでいる。入場無料、23日まで。

 油絵の高島〆子さん(73)=綾瀬市深谷上=と、押し花の桐ケ谷恵美子さん(65)=海老名市国分南=の出会いは十五、六年前。幼少期から肢体不自由だった高島さんを、当時ヘルパーだった桐ケ谷さんが訪問介護に訪ねたことで知り合った。

 互いに植物が好きということで気が合った。当時、高島さんは15年ほど絵画を学んでおり、桐ケ谷さんも押し花を始めたころで、芸術や日常生活のことなどを電話で語り合うようになった。

 昨年暮れに高島さんから桐ケ谷さんへ電話があり、「自分の絵画の集大成にしたい。一緒にやってほしい」と懇願された。出会いから時がたち、高島さんは呼吸器不全を患いながらも絵画を続け、綾瀬市展などで入賞。桐ケ谷さんも押し花のインストラクターの資格を得て海老名市内の3カ所で押し花教室を主宰していた。桐ケ谷さんは申し出を快諾した。

 会場には高島さんの油絵21点と桐ケ谷さんの押し花30点が並ぶ。

 油絵は「木の生命力から力をもらっている」(高島さん)というようにケヤキ、ナツメ、クスノキなどの大樹を描いたものが多く、50号の大作もある。また、宮ケ瀬橋や石小屋橋などの宮ケ瀬ダムに水没した風景もある。

 押し花は、ライラックやバラ、イタドリなどを使いながら渓谷の風景や人物などを描く。絵画とは違う立体感が印象的だ。季節に合わせてアジサイをあしらったものが目立つ。

 高島さんは2人展直前に病状が悪化して2週間ほど入院していたが、開催の前日に退院。「夢のよう。もうだめだと言われても、どうしても会場を見たいという気持ちが強かったので来られた」と感激の面持ち。桐ケ谷さんも「高島さんが喜んでいるのが何より。よかった」と笑顔を見せていた。


初の2人展を開いた高島さん(左)と桐ケ谷さん=海老名市中央の海老名市民ギャラリー

カナロコ(神奈川新聞)-2013年6月20日