入所者への虐待で都から新規利用者の受け入れ停止の処分を受けた知的障害者入所施設「たんぽぽ」(西東京市、社会福祉法人田無の会運営)で、処分後も施設幹部による入所者への暴言などが続いているとする新たな通告が15日、都に寄せられた。一方、同法人側の代理人は、都を相手取り、受け入れ停止処分の取り消しを求めて東京地裁に提訴したことを明らかにした。
都などによると、通告は職員8人と元入所者の家族、元職員らからあった。入所者が入浴中にもかかわらず、施設幹部が浴槽の栓を抜いた▽職員に手を出した入所者に「お前、この野郎、外だったらボコボコにするぞ」などと詰め寄った▽入所者を「てめえ」と怒鳴って小突いた−−などの内容で、「問題解決が長引く中で障害者が置き去りにされている」と訴えている。
これに対し、法人側代理人の弁護士は「通告の件は聞いていないが、法廷で一連の主張を明らかにする。処分で指摘された行為は虐待とは言えず、誤った処分で不利益を被った」とコメント。提訴は3月17日付といい、一方の都は「訴状を見た上で対応を決める」としている。
毎日新聞 2014年04月16日 地方版
都などによると、通告は職員8人と元入所者の家族、元職員らからあった。入所者が入浴中にもかかわらず、施設幹部が浴槽の栓を抜いた▽職員に手を出した入所者に「お前、この野郎、外だったらボコボコにするぞ」などと詰め寄った▽入所者を「てめえ」と怒鳴って小突いた−−などの内容で、「問題解決が長引く中で障害者が置き去りにされている」と訴えている。
これに対し、法人側代理人の弁護士は「通告の件は聞いていないが、法廷で一連の主張を明らかにする。処分で指摘された行為は虐待とは言えず、誤った処分で不利益を被った」とコメント。提訴は3月17日付といい、一方の都は「訴状を見た上で対応を決める」としている。
毎日新聞 2014年04月16日 地方版